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保育士必見! それで大丈夫?看護師が教える正しい オムツかぶれ の対処法

オムツかぶれ
新人保育士のみなさん、正しい オムツかぶれ の対処法は知っていますか?オムツを使っている乳幼児によく見られますよね。 オムツかぶれ の対処法を間違えてしまうと悪化をすることも…今回は看護師の私から、保育園での正しい オムツかぶれ の対処法をお伝えします。
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1. オムツかぶれとは?

 オムツかぶれ は、オムツの着用によって起こる皮膚の炎症のことです。
子ども達の皮膚はとてもデリケート
すぐに陰部やおしりが赤くなってしまいます。
まずは、 オムツかぶれ の原因と症状を知っておきましょう!
 オムツかぶれ の原因
・オムツ内のムレ
・尿や便を長時間放置する
・尿や便の拭き残し
・摩擦
 オムツかぶれ の症状
・オムツが当たる部分(陰部、おしり、お腹、足の付け根)に赤いポツポツができる
・かゆみ、痛み
・皮膚のただれ
・皮膚の表面がはがれる
 オムツかぶれ は、かゆみや痛みがあり、子ども達も不快な思いをします。
オムツを使っている子どもは小さい子が多く、痛みやかゆみを上手く伝えることがむずかしいです。
オムツ交換のときには、皮膚の状態をしっかりと観察するようにしましょうね。

2.保育士必見! 正しい オムツかぶれ の対処法

次に保育園での正しい オムツかぶれ の対処法をご紹介します。
とくに新人保育士さんは、これでいいのかな…と不安に思っているのではないでしょうか。
でも正しいポイントをおさえておけば大丈夫ですよ!

【こまめなオムツ交換】

 オムツかぶれ が起きてしまっている場合は、こまめにオムツ交換をしてあげましょう。
とくに、乳児は便がゆるく、 オムツかぶれ になりやすいので要注意!
「ちょっとしか、おしっこが出ていないからまだ替えなくてもいいか…」
と油断をしてしまうと悪化の原因になります。
ムレや排泄物での刺激は、 オムツかぶれ の大敵!
できるだけ、こまめにオムツの中をチェックしてあげてくださいね。

【摩擦(まさつ)をさける】

おしりを拭くときにゴシゴシとこすってはいませんか?
「しっかりとキレイにしてあげたい…」という気持ちはよくわかりますが、ゴシゴシとこすってしまうと摩擦で痛みが強くなってしまうのでNG!
 オムツかぶれ が起きているときは、やさしく押し拭きをしてあげましょう。
それでも便が落ちない場合には、ぬるま湯でやさしく洗ってあげると効果的です。
保育園でできる方法としてはペットボトルにぬるま湯を入れて流してあげても良いと思います。
また、オムツのサイズが合っていない場合も摩擦が起こりやすいです。
オムツのギャザーの部分が赤くなってしまう原因にもなります。
オムツのサイズが合っていないときは、早めに保護者に伝えましょう。

【乾燥をさせる】

オムツかぶれの原因には「ムレ」があります。
おしりを拭いたあと、すぐにおむつを履かせていませんか?
おしり拭きにも水分が含まれているので、拭いたあとの皮膚は湿っています。
そのまま新しいオムツを履かせてしまうと、オムツの中がムレて オムツかぶれ を悪化させてしまうこともあります。
保育園でもおしりを拭いたら、すこし皮膚を乾かしてあげましょう!

【保護者に受診をすすめる】

保育園で オムツかぶれ を見つけたら、早めに保護者に伝えましょう。
赤みが強い場合には、保育士さんから皮膚科や小児科の受診をすすめてあげてください。
 オムツかぶれ が悪化すると、そこから感染症を引き起こすこともあります。
保護者から、薬を塗ってほしいと依頼があった場合は、使用方法をしっかりと聞いておきましょう。
薬を預かるときは、保育園のマニュアルを確認しておきましょうね。
保育士さんが市販薬を自己判断で塗ってしまうのはNG!
かならず、医師の指示で出された薬を使うようにしましょうね。

 オムツかぶれ を予防しよう!

今回は、保育園でできる正しい オムツかぶれ の対処法をお伝えしました。
子どもの皮膚はとてもデリケートなので、すぐに オムツかぶれ になってしまいます。
おむつ交換のときに、すこし注意をして皮膚状態を見てあげましょうね。
毎日子どもと接する保育士さんには正しい オムツかぶれ の対処法を身に付けもらいたいと思います。
保育園でも オムツかぶれ の予防もしていきましょうね!

執筆者:瀬川知子(看護師)

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