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看護師が 保育実習 に行ったときの実体験と保育学生に伝えたいこと 

保育実習
保育学生のみなさん、保育実習 を控えてドキドキしている方も多いのではないでしょうか。看護師の私が学生だった頃、3日間の 保育実習 に行ったことがありました。今回の記事では 保育実習 で印象的だった実体験を保育学生さんに伝えたいと思います。
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1.  保育実習 の目的をしっかり持つ

私が看護学生の頃、3日間の 保育実習 に行ったことがありました。
1日目は乳児クラス、2、3日目は5歳児クラス。
3日間ですので、保育学生さんと比べたら短い期間です。
看護学生の 保育実習 の目的は、子どもの発達段階を理解して、子ども達と関わること
保育学生さんにも、限られた時間の中でしっかりと実習の目的をもって臨んでほしいと思います。
看護学生の 保育実習 では、保育学生さんのように子ども達の前に立って遊びをすることはありませんでしたが、今でもおぼえている印象的な出来事はいくつかあります。
私の 保育実習 の実体験を参考に、すこしでも実習のイメージを持ってもらえたらと思います

2.  保育実習 で印象的だった実体験

実習にまだ行ったことがない保育学生さんに、看護学生時代に印象的だった実体験をお伝えします。

【ネグレクトを受けている子どもとの関わり】

保育園に通う子ども達の家庭環境はそれぞれ。
5歳児クラスの実習のとき、ネグレクトを受けている子どもと関わる機会がありました。
洋服は汚れていて、髪の毛にフケがついていて保育士さんに「お風呂入れてもらってる?」と聞かれるほどでした。
その子は保育士さんや、ほかのお友達に対してとても攻撃的。
接していた保育士さんが諦めずに毅然とした態度で接していたのをおぼえています
家庭環境を理解しながらも、子どもと程よい距離感を保つ。
看護師でもいえることですが、感情移入をしすぎると、冷静な判断ができません
限られた時間でたくさんの子ども達を見ながら、ネグレクトを受けている子どもの心のケアもする。
この場面に立ち会えたのは、今でも忘れられない実体験のひとつです。

【お昼寝の時間が勝負!】

お昼寝の時間もすぐに寝る子、寝ない子と個人差がありました。
保育士さんの巧みな寝かしつけによって、全員が寝た後、保育士さんたちは連絡帳の記入や製作の準備、おやつの準備などとバタバタ
子ども達が起きる前にたくさんの仕事をこなさないといけません
保育士さん同士のチームワークとコミュニケーションがとても大切だと感じる場面でした。

【子どもの成長はそれぞれ】

保育園実習に行く前までは、教科書の内容がすべてでした。
ですが、実際に実習へ行ってみると、同い年の子どもでも成長はそれぞれ
お話を上手にする子、すこし苦手な子。
集団行動が好きな子、ひとり遊びが得意な子。
子ども達、一人ひとり個性があります
教科書で習う成長発達の基本はもちろん大事!
ですが、教科書通りの成長がみられないから、発達が遅れていると決めつけるのはNG!
その子のペースで成長しているか、前に出来なかったことが出来るようになってきているが大事です。

【指導者によって価値観がちがう】

実習にいくと、学生担当の指導者がつくと思います。
これは 保育実習 だけでなく、病院実習での実体験なのですが、指導者によって価値観や優先順位がちがいます
学生専任の指導者がいるところならいいのですが、その日ごとに変わるところもあるでしょう。
Aの指導者に「学生さんは○○ちゃんについて製作を手伝ってあげて。」と言われたとしても、Bの指導者には「先にこっちの準備をして!」と指導を受けることもありました。
保育学生さんも一度は経験すると思います。学生としては、どちらの指導者の指示を優先するべきか悩むところ…
板挟みになって頭を抱えることも多々ありました。
そんなときは、それぞれの指導者の良いところを参考にしましょう!
学生のときにいろいろな価値観の人と出会うことで、自分がどんな保育士になりたいのかイメージができます。
困ることもたくさんあると思いますが、こんな経験にも意味があります。

3. 学生時代の経験は貴重!

 保育実習 を控えている保育士さんはとてもドキドキしているのではないでしょうか。
実際に子ども達とふれあい、保育士さんの仕事を経験するとても貴重な時間です。
もちろん、楽しいだけでなく悩んだりすることもあると思います。
実習で感じたこと、目にしたことに疑問を持ったら、忘れないうちに指導者に聞きましょう。
学生の立場だからこそ気付けることが必ずあります。
実習先の保育園がもっとこうだったらいいのに…
子ども達と楽しく過ごすためにもっとこうしたい!
という気持ちを忘れないでほしいです。
 保育実習 でこんな保育士になりたい!という目標ができることを祈っています。
保育士さんと看護師では、仕事も実習の内容も違うと思いますが、すこしでも参考になればうれしいです。

執筆者:瀬川知子(看護師)

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