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【保育】 施設実習 とは?~実習施設の種類や目標・内容をご紹介~

実習内容
保育士資格取得に必要な『 施設実習 』とはどのようなものか知っていますか?実習施設の種類や目標、内容などをご紹介します。 施設実習 のことがわからず、不安を抱いている実習生さんは、ぜひ参考にしてみてください。
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1.保育士資格取得に必要な 施設実習 とは?

保育士資格を卒業と同時に取得できる、
指定保育士養成施設の大学や短大、専門学校では、
保育実習の一つとして『 施設実習 』が行われます。
保育士を目指しているのになぜ保育園以外の施設で実習をするの?
そう思っている実習生さんもいるかもしれません。
そもそも保育士資格取得に 施設実習 がなぜ必要なのでしょうか?
それは、保育士として必要な専門性を学ぶためです。
保育士は、ただ子どもと関わるだけの仕事ではなく、
子どもや家庭を支援するという役目も任されています。
実際、保育現場ではサポートの必要な子どもや家庭が増えている中で、
様々な家庭環境や事情のある子どもにどう関わり、サポートをしていくのか。
専門的な知識、技能などを習得するために、
 施設実習 の場が設定されていると言えます。

2. 施設実習 の種類、実習目標、実習内容

次に、 施設実習 の種類や、実習の目標
また、実習の内容について一部ご紹介したいと思います。

【施設の種類】

 施設実習 の実習先は様々ですが、
保育士資格で働くことのできる社会福祉施設での実習が多いようです。
また、障害者支援施設のような、利用者が子ども以外の施設も含まれることがあります。
≪施設実習先の一例≫
★乳児院
様々な事情で家族と一緒に暮らすことができない乳幼児(就学前)とその家族を支援することが目的の入所施設。入所理由は、虐待や家族の精神疾患、経済的困窮など様々。
★児童養護施設
保護者のいない児童、虐待されている児童、その他養護を必要とする児童を養護する入所施設。退所した者に対する相談、自立支援も行う。
★母子生活支援施設
18歳未満の子どもを養育している母子家庭や、事情により離婚の届出ができないなど、母子家庭と同じように認められる母子が利用できる入所施設。
心身と生活を安定するための相談・援助を進めながら、自立を支援していく。
★児童発達支援センター
児童の発達支援、障害児やその家族への相談、障害児を預かる家族への援助・助言を合わせて行う地域の中核的な通園型の療育支援施設。
福祉型医療型の2種類があり、医療型は治療も行うことができる施設。
★障害者支援施設
障害者の方に対して生活介護自立訓練就労移行支援などを行う施設。利用者は通所、入所での利用ができ、入所型では、入浴、排せつ及び食事などの日常生活の支援も行う。

【実習目標】

施設実習先は様々ですが、
 施設実習 全般を通しての大きな目標・目的としては、
・施設の役割機能を理解する。
施設利用者に対する理解を深め、援助の方法を学ぶ。
・学んだことを保育士の立場でどう活かせるかを考察する。
などが挙げられます。
施設の種類により、細かい目標設定は変わってくると思いますが、
基本は同じ
 施設実習 でしか学べないことがたくさんあるので、
自分なりにしっかりと目標を立てて実習に臨むことが大切です。

【実習内容】

 施設実習 では、どんなことをするのか不安な実習生さんもいると思います。
基本的に 施設実習 では、保育実習と同じように、
その施設の職員の方と同じようなことを行います
例えば、乳児院であれば、
入所しているお子さんの身の回りのお世話をしたり、
一緒に遊んだりします。
もちろん生活の場なので、掃除洗濯などの作業も行います。
各施設により、対象となる利用者さんや目的に違いがあるので、
施設の概要をよく理解して、職員さんの動きや配慮などを学びましょう。
一例として、障害者支援施設でのある一日の流れをご紹介しますので、
参考にしてみてください。
※〈 〉は実習生の動き
8:30 〈朝礼〉
9:00 掃除〈利用者さんと掃除〉
9:30 作業時間〈作業の援助〉
12:00 昼食
13:30 クラブ活動〈活動に参加・見守り〉
15:30 おやつ
16:00 余暇時間〈関わり・見守り〉
17:00 夕礼

3. 施設実習 に不安を抱える実習生へ

いかがでしたか?
今回は、保育士資格取得に必要な『 施設実習 』についてご紹介しました。
 施設実習 は、
保育実習とはまた違ったものなので、
より緊張や不安を感じるという方が多いと思います。
私自身、 施設実習 で、障害者の自立を支援する入所型の施設や、
障害児の発達を支援する通園型の施設などを経験しました。
最初はとても緊張しましたし、不安も強く感じましたが、
実習を終えてみえると、
視野が広がり、考え方も変わったことを覚えています。
また、保育士として働く上で、
障害を持った子ども達と関わることも多くあったので、
学生時代の 施設実習 での経験が仕事に役立ちました。
みなさんも、有意義な実習ができますように。
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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