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看護師監修!保育園のトイレの 衛生管理 とポイントをかんたん解説

トイレの衛生管理
寒い季節になり、保育園ではさらに 衛生管理 に力をいれる時期になりました。保育園のトイレはみんなが使うので、感染リスクが高い場所です。今回は看護師の私から、保育園のトイレの 衛生管理 について簡単に解説します。保育園の感染症対策に役立ててくださいね。
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1. 保育園のトイレは感染リスクが高い!?

ノロウイルスやロタウイルスは保育士さんもよく耳にする感染症だと思います。
この2つの感染症の感染経路は、おもに経口感染接触感染です。
ですが、嘔吐物や便のなかに含まれたウイルスが乾燥して、空気中に浮遊することもあります
そのウイルスを吸い込むことで感染(空気感染)してしまうことも…
しっかりと 衛生管理 をしていないと感染拡大の原因にもなります。
トイレも感染リスクが高い場所のひとつです。
 衛生管理 の方法をマスターして、気持ちよくトイレをつかえるように意識していきましょうね

2. トイレの 衛生管理 の方法とポイント

つぎに、どのようにトイレの 衛生管理 をすればいいのか、具体的な方法とポイントを解説します。

【便器の掃除と消毒】

1日1回は便器をきれいに水拭きして、消毒をしましょう。
消毒の効果が減ってしまうので、かならずブラシや雑巾でよごれを拭きとってから消毒をしてくださいね。
日常的な消毒であればアルコールでも良いのですが、ノロウイルスやロタウイルスにはアルコールは効きません!
ノロウイルスやロタウイルスには次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が有効です
そのため、感染症が流行っている時期の消毒は、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒をオススメします。
消毒をするときには、かならず使用法を確認して薬剤の濃度を守りましょう!

【ドアノブや壁などの掃除】

トイレのドアノブや電気のスイッチ、壁などは子ども達が触れることの多い場所なので、拭き掃除と消毒をしっかりとしていきましょう。
拭き掃除のポイント
・よごれが目立たないところから拭く
・上から下に向かって拭く、同じ場所を往復して拭かない
・かならず乾燥をさせる
同じ場所を何度も往復して拭いてしまうと、せっかく拭き取ったよごれを広げてしまう可能性があります
一定の方向で雑巾の面を変えながら拭いていくと衛生的です。
トイレの床もとてもよごれています。
掃き掃除をしてから、モップなどで水拭きをしましょう!
また、トイレ用のスリッパを使っている場合は定期的に洗って消毒をしておきましょうね。

【定期的な換気】

保育室と同じく、トイレも換気をしましょう。
さまざまな感染症の対策にもなり、トイレ特有のニオイも消えます。
また、トイレ掃除のあとに換気をして乾かすことで、カビなども生えにくくなりますよ。
トイレの換気をするときは、安全に十分配慮して、子ども達がケガをしないようにしましょうね。

3.トイレの 衛生管理 の注意点

トイレ掃除をする保育士さんは、自分の身も守らないといけません!
先ほども言った通り、保育園のトイレは感染リスクが高い場所
保育士さんが感染をしないようにするためにも注意が必要です。
 衛生管理 の注意点
・ゴム手袋を着用する
・掃除のときはマスクをする
・ビニールエプロンを着用、または掃除後エプロンを交換する
・掃除後の手洗いの徹底
・掃除道具の消毒
トイレ掃除をするときは、自分が不潔にならないようにマスク、ゴム手袋を着用してください。
ビニールエプロンがない場合には、掃除の後にエプロンを交換しましょうね。
また、トイレ掃除をしたあとの掃除道具はとても不潔です。
掃除をしたあとは、掃除道具の消毒と乾燥をさせましょう。
掃除道具は、かならず子ども達の手の届かないところに保管しましょうね。

4.  衛生管理 をして感染拡大を防ごう!

今回は保育園のトイレの 衛生管理 の方法とポイントをお伝えしました。
これからの時期、ノロウイルスやロタウイルスなどの感染症が流行り始めます。
感染拡大を防ぐためにも、トイレの 衛生管理 をしっかりとしていきましょうね。
子ども達はもちろん、保育士さんも体調に気を付けて、寒い冬を乗りこえましょうね!
すこしでも保育士さんの参考になればうれしいです。

執筆者:瀬川知子(看護師)

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