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【保育】冬は注意! ウィルス性胃腸炎 について簡単解説!症状や対応は?

胃腸炎
保育に必ず役立つ!子どもがかかる病気について知っておきましょう。今回は『 ウィルス性胃腸炎 』について簡単解説!冬の時期に多くなる ウィルス性胃腸炎 。症状や、保育園での対応などを正しく理解しておくことが大切です。参考にしてみてください。
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1.冬の時期に多い『 ウィルス性胃腸炎 』

保育現場で必ず役立つ、
『子どもの病気』に関して正しい理解を深めましょう。
今回は、子どもがかかりやすい病気の一つである『 ウィルス性胃腸炎 』について簡単解説します。
ウィルス性胃腸炎 
ウィルスに感染することによって引き起こされる胃腸炎
原因となるのは、ノロウイルスロタウイルスアデノウイルスサポウイルスなど様々。
潜伏期間はウィルスの種類により多少違いがあるが、1~3日程。
腹痛、嘔吐、下痢、発熱などが主な症状。
感染経路は、接触感染経口感染
の時期に流行しやすい。
 ウィルス性胃腸炎 は、
保育の現場でもよく耳にする感染症の一つです。
子どもだけでなく、もちろん大人も感染する病気なので、
症状や感染対策などについてしっかりと理解しておきましょう。
ウィルス性胃腸炎

2. ウィルス性胃腸炎 の症状と種類

それでは、 ウィルス性胃腸炎症状と、
代表的なウィルスの種類について確認しましょう。

【症状】

・腹痛
・嘔吐
・下痢
・発熱  など
 ウィルス性胃腸炎 は、
原因となるウィルスによって、症状の出方に若干の違いがありますが、
主に嘔吐下痢など消化器に症状がみられます。
嘔吐や下痢の症状が続くことにより水分が失われ、
脱水が進行してしまう恐れも。
ロタウィルスによる胃腸炎の場合、
便が白っぽく(または黄色っぽく)なることもあります。
特効薬はなく、
基本的には整腸剤などを服用しながら症状が落ち着くまで安静に過ごすことで、
2~3日後に軽快します。

【ウィルスの種類】

ロタウィルス
・潜伏期間2~4日
乳幼児期にかかりやすい
ロタウィルスには乳幼児期にかかりやすく、
5歳までにほとんどの子どもが感染すると言われています。
大人も感染しますが、それまでにロタウイルスの感染を経験しているため、
症状が出ない場合や軽症の場合がほとんどです。
便は、米のとぎ汁のような白っぽい水様便が出ることも多く、
症状が軽快しても1か月程はウィルスが便と共に排出されます。
ノロウイルス
・潜伏期間1~2日
幅広い年代でかかる
ノロウィルスは、
ウィルスをもつカキなどの二枚貝不十分な加熱状態で食べる、
また、ウィルスに汚染された手で直接口や食品を触り、
ウィルスを体内に入れてしまうことで感染します。
ノロウィルスは非常に感染力が強く
わずかなウィルス量でも感染してしまうのが特徴の一つ。
また、潜伏期間が短く、急に症状が現れます。
症状が軽快しても3週間程はウィルスが便と共に排出されます。

3.保育園での ウィルス性胃腸炎 の対応

保育園で ウィルス性胃腸炎 にかかった子どもがいたら、
どのように対応すれば良いでしょうか?
集団生活では、感染症を広げないよう気を付けることが大切です。
特に、冬場の ウィルス性胃腸炎 は広がりやすいので、
しっかりと対応を確認しましょう。

【登園の目安】

厚生労働省の『保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)』では、
「嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれること」との記載があります。
基本的には、症状がおさまり、
食事がいつも通りになれば登園OKとしている園が多いでしょう。
しかし、1か月程は便にウィルスが排出されるので、
感染を広げないためにも、
トイレやおむつ交換後の手洗いをきちんと行うことが大切です。

参考:厚生労働省 『保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)』

【感染予防】

丁寧な手洗いの徹底
嘔吐処理の徹底
・おもちゃや室内の消毒
・感染症についてのお知らせ
 ウィルス性胃腸炎 は、広がりやすい感染症だということをしっかりと意識する必要があります。
まずは丁寧な『手洗い』が感染予防の基本。
特に、トイレ後おむつ交換後
食事前(配膳前)の手洗いなどは丁寧に行いましょう。
また、保育中に子どもが嘔吐することがあれば、
適切な方法で処理をする必要があります。
この嘔吐処理が不十分だと、集団感染につながる恐れも!
職員全員が同じ方法で嘔吐処理できるよう、事前に研修しておくことが大切です。
また、次亜塩素酸ナトリウム液を希釈したもので、
子ども達が触れるおもちゃや室内の消毒を行ったり、
各家庭に ウィルス性胃腸炎 の流行を知らせたりすることも感染予防に有効です。
いかがでしたか?
今回は、子どもがかかりやすい病気の一つ『 ウィルス性胃腸炎 』について簡単解説しました。
 ウィルス性胃腸炎 は、子どもの病気という訳ではなく、
大人もかかる感染症です。
疲れていて免疫力が落ちていると体調を崩しやすいので要注意!
日頃から生活リズムを整えるよう意識し、
バランスの取れた食事を心掛けましょう。
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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