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看護師監修!保育室の 衛生管理 の方法とポイントをかんたん解説 

衛生管理
保育室はたくさんの子ども達が集まって遊ぶ場所。さまざまな感染症を拡大させないためにも、日常的に 衛生管理 をおこなう必要があります。今回の記事では看護師の私から、保育室の 衛生管理 の方法とポイントについて簡単に解説をしていきます。
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1. 保育室で感染予防をするために

保育室はたくさんの子ども達が集まって楽しく遊ぶ場所
それと同時に、さまざまな感染症が子ども達にうつりやすい場所でもあります。
保育士さんたちは、毎日子ども達の体調に配慮して、 衛生管理 を意識していると思います。
とくに、これからの寒い季節は空気の乾燥もあり、感染症がはやる時期。
出来るかぎり、子ども達と元気に過ごしたいですよね。
保育室で感染予防をしていくには、日常的な 衛生管理 が必要になります。
保育室の環境をととのえること、一人ひとりが気を付けることが感染予防につながります
 衛生管理 の方法とポイントをおさえて、みんなが元気にすごせる保育室をめざしましょう!

2. 保育室の 衛生管理 の方法

次に、具体的な保育室の 衛生管理 の方法をかんたんに解説していきます。

【換気をする】

保育室での感染経路で多いとされているのは、接触感染、飛沫感染、空気感染。
感染予防をするには、定期的な換気が必要不可欠!
保育室の換気をするときのポイントは次の通りです。
換気のポイント
・常時換気することがのぞましい
・常時換気ができない場合は30分に一度、5分程度の換気をおこなう
・換気扇やエアコンは定期的に掃除をする
・可能なら2か所以上の窓をあけて換気をする
暑い日や寒い日に換気をするのはエアコンの効きがわるくなってしまいますが、 衛生管理 を行うために、換気は大切です。

【掃除・消毒をする】

保育室の 衛生管理 のなかで、とても重要なのは掃除と消毒。
保育室の掃除は登園前や降園後のホコリが舞っていない状態のときに行うと効果的です。
また、保育室内で触れることの多い、ドアノブや電気のスイッチ、手すりなどをしっかりと消毒していきましょうね。
消毒薬の種類と使う場所
(1)塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウムなど)
調理および食事に関する用具(調理器具、哺乳瓶、歯ブラシなど)
室内環境(ドアノブ、トイレ便座など)
衣類、シーツ、遊具など
(2)第4級アンモニウム塩(塩化ベンザコニウムなど)
手指、室内環境、家具など(浴槽、沐浴槽、トイレのドアノブなど)
用具類
(3)アルコール類(消毒用エタノールなど)
手指、遊具、室内環境、家具など(便座、トイレのドアノブなど)
市販の消毒薬はたくさんあるので、かならず使用方法を確認して使いましょう!
※消毒薬はとても刺激が強いので、ゴム手袋などをして消毒をしましょうね。
※消毒薬の保管は子どもの手の届かない場所に保管してください。

【温度・湿度を調整する】

子ども達が快適に過ごすために、保育室の温度や湿度の調整をしましょう!
保育室の温度・湿度のめやす
・室温…夏 26~28℃ 冬 20~23℃
・湿度…60%
子ども達はそれぞれ暑さや寒さの感じ方がちがいます。
子ども達の様子を見て、衣類などで調整をしてあげましょう。
また、乾燥をしやすい時期には加湿器を使用すると効果的です。
加湿器を使用する場合は、かならず毎日水を変えましょう!

【手洗いの徹底】

保育室内の清潔を保つことも大事ですが、保育室内に菌を持ち込まないことも大切です。
保育士さんや、子ども達一人ひとり、しっかり手洗い、うがいをすることも大事です。
手洗いのポイント
・外遊びのあと、食事前、トイレのあと、調乳前、おむつ交換のあと、嘔吐物の処理後などは、せっけんと流水で手洗いをする
・手を拭くときは個人のタオルかペーパータオルをつかうと衛生的
・固形せっけんよりも液体せっけんの方が衛生的
・液体せっけんの詰め替えのときは、容器を洗い、しっかり乾かしてから詰め替える
ポイントをおさえて、感染予防をしていきましょう!

3. 衛生管理 を意識してすごそう!

子ども達が楽しく、快適に遊ぶために 衛生管理 はとても大事!
毎日、保育室の 衛生管理 や感染予防をするのはとても大変なことですよね。
保育士さん同士で協力をして 衛生管理 をしてほしいと思います。
免疫力の低い子ども達のために、できることから取り組んでいきましょう。
とても大変だと思いますが、一人ひとりが 衛生管理 を意識して、感染予防をしていきましょうね!

執筆者:瀬川知子(看護師)

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