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保育士はこうやって 叱る !叱る時に心がけていることとは…?

叱り方
子どもは思いがけない行動をすることがありますよね。実習生や新人保育士にとっては驚くことも多いかもしれません。ガミガミ…としつこく叱ってしまう保育士にならないために、「保育士はこうやって 叱る !」という子どもを 叱る時に心がけていることをご紹介!
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子どもを 叱る って難しいですよね。
叱り方によっては、子どもが泣き出してしまったり、黙ってしまったり…「先生キライ!」と言われてしまうこともあるかもしれません。
今回は保育者を目指す人に知って欲しい、「保育士が子どもを叱る時に心がけていること」をお伝えします。

1. 「怒る」と「 叱る 」の違いを自覚する

まず知っておいて欲しいのは「怒る」と「 叱る 」の違いについて。
「怒る」自分の感情を相手にぶつけること。
「 叱る 」は子どもを思って間違いを伝えることです。
一生懸命保育に取り組んでいると、時には子どもの行動に怒りたくなることもあると思います。その時は「先生は怒っています」ということを子どもに冷静に伝えたうえで、理由を話します。だらだら子どもを叱ってしまうのは、子どもが反省していないのではないかと納得していないからだと思います。それでは保育者の不機嫌な気持ちをこどもにぶつけてしまうことに。
また子どもが謝るまで 叱る 必要はありません。必ずしも 謝る=理解している というわけではないからです。謝ることを目的にするならそれは「 叱る 」ではありません。「謝れば終わる」と子どもが学習してしまうでしょう。

2. 叱る時は 「強く短く」を意識して話す

次にお伝えするのは叱り方について。
「 叱る 」という行為は難しい行為です。その保育者がどういう保育をしたいかによって叱り方や、叱る状況が違ってきます。けれど、どのような想いを持って保育をしていたとしても、子どもが危険なことをした時には 叱る 必要があります。
その時の叱り方は「強く短く」を意識しましょう。
後から伝えると子どもが理解できない場合があるため、その場で伝えること。子どもが危険なことをした瞬間に、「それはいけない!」とハッキリ伝えます。
長時間ガミガミと話をしていると子どもの集中力が切れてしまい、なぜ叱られているのか分からなくなってしまいます。「いけないことをしたんだ」と反省することのできないまま「叱られた」という記憶だけが残ってしまうことがあります。
このようなことが続くと「先生キライ」「園に行きたくない」という思いに繋がってしまう可能性が出てきてしまいます。

3.  叱る時に大切なポイントは?

最後に、子どもを叱る時に大切にして欲しい3つのことをお伝えします。

・子どもが理解できる言葉で

難しい言葉、長い話だと子どもは理解できません。子どもが理解できる言葉で完結に伝えましょう。叱る時に言いがちなのが「自分がされたらどう?」という言葉。経験の未熟な子どもにとって、相手の想いを想像することは難しいです。それよりも、「○○ちゃん悲しそうな顔しているよ」その時の状況をそのまま話す方がわかりやすいです。

・少しでも分かろうとしていたらOK

こちらが真剣に伝えても、子どもに上手く伝わらないこともあります。その時しつこく話を続けても意味がありません。少しでも分かろうとしていたらよしとしましょう。
成長し、経験を積まなければわからないこともあります。繰り返し少しずつ伝えていく気持ちを持ちましょう。必ずわかってくれる時がくると信じて、できている時に誉めることも大切です。

・叱った後はフォローを忘れずに

保育者に強く叱られたことは、子どもにとってショックが大きいこともあるかもしれません。
叱った後はスキンシップをしたり、いいところを誉めるような声掛けをしたりして「先生はあなたのこと大好きだよ」と伝えましょう。
また保護者にも叱ったこと伝えておくと安心です。なにも知らずに子どもが「今日先生に怒られた」と話したら保護者は心配になってしまうためです。
その際、叱った理由だけでなく「家でも 叱る のではなく、落ちこんだ様子があれば慰めて欲しい」ということをお話します。園でのことを家でも叱られてしまうと子どもの逃げ場がなくなってしまいます。
「保育士が子どもを叱る時に心がけていること」いかがでしたか?
ポイントを知っておけば、 叱る ことがあっても子どもや保護者との信頼関係が崩れることはないと思います。
上手な叱り方を身に着けて、子ども達の安心・安全を守れる保育者を目指していきましょう!
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執筆者:ほいコレ 編集部

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