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先生 、怖い と言わせない!「~しなさい!」を言い換える保育ワザ

保育者として「 先生 、怖い…」と言われてしまったらショックですよね。それは「○○しなさい!」というような指示命令の言葉かけが多いせいかもしれません。子ども達が安心して生活するために必要な言葉かけの仕方を学んでおきましょう。実習前に要チェック!
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1. 「 先生 怖い…」こんな言葉かけしていませんか?

保育の現場は集団生活の場。
スムーズに動いて欲しいという思いから、つい子ども達に「○○しなさい!」と言ってしまうことはありませんか?
保育実習でもこのような声かけをしている 先生 と出会うことがあるかもしれません。
「座りなさい」
「ケンカはやめなさい」
「早く食べなさい」
「手を洗いなさい」
「並びなさい」
このような言葉かけをしていては、子ども達に「 先生 、怖い… 」と思われてしまうかも!
これでは子ども達は委縮し、活気のないクラスになってしまいます。常に指示命令の言葉かけをしていては、保育者自身も疲れてしまいます。
そこで今回は、「○○しなさい!」を言い換える「子どもが生き生きする 言葉かけの仕方 」をご紹介します。

子ども達に「 先生 大好き!」と言ってもらえる保育者になれるよう、ぜひマスターして欲しい保育のワザです♪

2. 子どもが生き生きする言葉かけの仕方

POINT1 子どもと同じ視点に立つ

子どものしていることに注目し、見たままを言葉にします。
この時、否定するわけでもなく、誉めるわけでもなく、ただ実況中継します。
例:保育室にオモチャをばらまいてしまう子がいた時
Before:「こんなに出したら危ないよ!片付けなさい!」
After:「たくさんオモチャを出してきたね、他のお友達が歩きにくそうにしているね」
このようにすることで、子ども自身が自分の行動について客観的に見つめなおし、自分で考えて行動するきっかけになります。
他にも
「今日も元気にしてるね」
「楽しそうに遊んでいるね」
「おいしそうに食べているね
こんな言葉かけも、子どもに「自分を見てくれている」という安心感を持たせることができるのでおすすめです。

POINT2 対等な関係でいる

「○○しなさい」は一方的な言い方なので、子どもは「やらされた」という感覚を持ってしまいます。
一緒に考え、一緒に行動できるような言葉かけで伝えましょう。
例:給食が進まず遊び食べをしている子がいた時
Before:「〇時になっちゃうよ!早く食べなさい!」
After:「〇時になったら片付けだね…じゃあ何時までに食べたらいいかな?一緒に急ごう!」
子ども自身が気づけるような質問をしつつ、保育者が「一緒に」取り組む姿勢を見せるようにします。
対等な関係で話すので、場が穏やかになり、取り組む楽しさが生まれますよ。

POINT3 小さな一歩の提案をする

どうしても「イヤ!」「やらない!」と言う子もいますよね。そんな時は「試しに○○してみよう!」という小さな一歩の提案をしてみましょう。
例:お絵描きを嫌がる子がいた時
Before:「みんなやってるから○○ちゃんもできるよ、描きなさい!」
After:「描きたくないのかあ。じゃあ試しにここだけ塗ってみよう!」
気持ちを受け止めつつ軽い調子での言葉かけなら、子どもも気持ちが軽いまま「とりあえずやってみよう」と行動することができます。思わぬメリットがあることに気づいたり、「できた」という体験を積み重ねたりして少しずつ前に進んでいけます。

POINT4 やったらどうなるか考える

最後にお伝えするのは、すぐにやめて欲しいことがある場合に必要な言葉かけです。
注意するだけでなく、その行動をしたらその先にどんないい事があるかが考えられる言葉かけをしましょう。
例:三輪車を独り占めする子がいた時
Before:「みんな待ってるでしょう!もう交代しなさい」
After:「交代したらみんな喜ぶんじゃないかな?そしたら次の順番がきたらもっと楽しく乗れるよ」
このように行動した先にあるメリットを話すことで、子どもは前向きその行動をしてくれますよ。

3. 子どもが生き生きする言葉かけで楽しいクラスに

いかがでしたか?
上記のポイントを押さえて、指示命令の言葉かけを言い換えるクセをつけていきましょう。
このような言葉かけを続けていくと、子ども達は安心感でいっぱいになり生き生きとしてきます。
また、自分で考え行動できる子ども達になっていきます。
ケンカをしても自分たちで解決したり、ダメなことをしている子に注意したり、進んで人が喜ぶことをしたり…。
そうなると、クラス全体でトラブルが減ってきます。
そして毎日の保育がとても充実することでしょう。

ステキな保育者を目指して、ぜひ保育実習でもやってみてくださいね!
もっと知りたい保育のワザはこちらから♪

執筆者:ほいコレ 編集部

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