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看護師監修!園庭の 衛生管理 の方法とポイントをかんたん解説 

園庭の衛生管理
子ども達が大好きな外遊び!子ども達がたのしく安心・安全に遊べるように園庭の 衛生管理 もしっかりとしていきたいですよね。今回の記事では、看護師の私から園庭の 衛生管理 のポイントを簡単に解説していきます。保育園での感染対策にも役立ちますよ。
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1. 園庭でも感染予防をしよう!

園庭は保育室と比べると、感染症のリスクは低いのでは?
確かに園庭は子ども同士の距離もとれますし、常に換気されている状態なので保育室よりも感染症のリスクは低いかも知れません。
でも、ウイルスや細菌の感染経路はさまざま。
遊具や砂場についたウイルスや細菌が口に入ってしまうことで、感染症を引き起こす可能性があります。
とくに0~2歳の子どもは、注意をしないとすぐに物を口に入れてしまいますよね。
子ども達が安心・安全に遊べて、感染予防をするためにも、園庭の 衛生管理 もしっかりとおこなっておきましょう!

2. 園庭の 衛生管理 の方法とポイント

つぎに具体的な、園庭の 衛生管理 の方法とポイントを簡単に解説していきます。
保育園での感染予防に役立つので、ぜひ参考にしてくださいね。

【遊具の 衛生管理 】

たくさんの子ども達が遊ぶ遊具にはウイルスや細菌が付着しています。
園庭での感染予防のためにも遊具の管理にも注意していきましょうね。
 ポイント!
・遊具に明らかな汚れがあるときは、速やかに汚れを拭き取り、消毒をする
・園庭で子ども達のケガや体調不良によって、血液や吐物、排泄物が付着してしまった場合には、次亜塩素酸ナトリウム消毒用エタノールで消毒をする
・園庭で遊ぶおもちゃは、雨などにぬれないように保管をする
定期的に、遊具の消毒をしておくと安心ですね。
おもちゃが雨にぬれてそのままにしていると、そこから菌が繁殖して感染症の原因にもなります。
子ども達にも、片づけをしてもらうように声掛けをして、指定の場所に戻すようにしましょう。
保育園によって、マニュアルがあると思うので、かならず確認をしておきましょう。
感染予防のために、遊具の 衛生管理 はとても大切です。

【砂場の 衛生管理 】

子ども達は砂場遊びが大好き!
安心して遊ぶためにも砂場の管理方法もしっかりと身につけておきましょうね。
ポイント!
・砂を掘り起こして砂全体を陽に干して消毒をする
・動物の糞や尿はすみやかに除去する
・砂場に猫などの動物が入らないようにする
・砂場で遊んだあとは、手洗いをしっかりとする
砂場は遊具などと違い、消毒液で消毒することができません。
天気のいい日は、しっかりと太陽に当てて消毒をしましょう。
砂場を使わない夜間などは、ブルーシートなどで覆い、動物が入らないように対策するのも大切です。

【小動物を飼育している場合】

鳥やカメなどの小動物を飼育している保育園もありますよね。
子ども達に命の大切さを学んでもらうのは、とても大事なことです。
でも、動物がもつ寄生虫や菌によって感染症をおこすこともあるので、さわったり、お世話をしたあとは、しっかりと手洗いをしましょうね!

【樹木や雑草の管理】

樹木や、雑草がある場所には蚊などの害虫が発生しやすいです。
害虫に刺されることが原因で引き起こす感染症もあるので、あまりにも雑草が多かったりのびている場合には草むしりをしましょう。
また、安全面でも樹木は定期的に剪定をしておくと安心ですね。

3. 安心・安全に外遊びをしよう!

今回は、看護師の私から園庭の 衛生管理 についてお伝えしました。
最後に保育士さんが 衛生管理 をするうえで注意することをまとめます。
注意点
・手袋を着用する
・掃除、消毒のあとはエプロンを替える(掃除用のエプロンを準備しておく)
・必要時はマスクを着用する
・掃除のあとは手洗い、うがいをしっかりとする
子ども達はもちろんですが、保育士さん自身の身を守ることもとても大事です。
子どもは、集団生活の中でさまざまな感染症にかかり、免疫をつけて強くなっていきます。
神経質になり過ぎる必要はありませんが、子ども達が安心・安全に過ごせる環境づくりをすることはとても大切ですよね。
元気に子ども達が遊べるように、 衛生管理 の方法をしっかりと身につけておきましょうね。

執筆者:瀬川知子(看護師)

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