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保育士は退職金もらえるの?一般的な受取金額も紹介

保育士として就職すれば、働き方にもよりますが毎月決まった賃金をもらえるようになります。退職の際、退職金は出るのか、どの位もらえるのか?といった、気になる保育士の退職金について紹介します。
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1. 保育士は退職金ってもらえるの?

保育士以外の仕事をしていても、仕事を辞める際に退職金が出るのかどうかは気になることです。
退職してからも仕事を続けることもありますが、退職金があればまとまったお金を得ることができて、万が一のときの備えともなります。
保育士の退職金については、公立保育園と私立保育園によって違いがあります。

・公立保育園の場合

公立保育園に勤務する保育士は地方公務員同等となるため退職金制度があります。
何年間勤務したのか、また自己都合による退職なのか、定年による退職なのかなどの条件で計算方法が変わるため、状況によって受け取る金額が変わる仕組みです。

・私立保育園の場合

退職金は法律によって支給が義務付けられていないため、私立保育園によっては出ないこともあります。
そのため、働いている保育園の給与規定によってもらえるかどうかは決まるのです。
ただし、保育園によっては退職金がないかわりに福利厚生が充実していたり、普段の給与が高かったりすることもあるので、退職金があれば給与条件が良いとは言い切れません

2.保育士が退職金をもらえるならどのくらいもらえるの?

公立保育園や退職金が支給される私立保育園に務めている場合、退職金はどのくらいの金額がもらえるのか調べてみました。

・公立保育園の場合

公立保育園の退職金は地方公務員の退職金の計算方法によって算出できます。

※一般的な退職金算出計算方法・・基本額+調整額
基本額 →退職日給料月額×退職理由別・勤続年数別支給率
調整額 →勤務成績などを勘案し算出されるため人によって異なる
調整月額のうち額が多いものから60月分の合計

このような計算によって退職金が計算されます。
勤続年数や自己都合などの退職理由によっても異なりますが、ある程度勤めていればまとまった金額が受け取れる可能性が高いです。

・私立保育園の場合

私立保育園でも社会福祉法人運営の保育園の場合、福祉医療機構の退職手当共済事業に加入していれば退職金を受け取ることができます
この場合も、勤続年数やもらっていた月給によって退職金額に違いが出ます。
企業運営の保育園の場合、企業独自の退職金制度のところと、福祉医療機構退職金制度に加入しているところ、また退職金がないところがあります。
福利厚生がしっかりしている保育園なら、一般企業と同じくらいの退職金を受け取ることができるところが多いです。
しかし退職金制度がない保育園はどんなに勤続年数が長くても、退職金は0円です。
これは大きな違いとなりますね。

3.保育士として働く前に・・退職金制度を確認しよう

保育士として働く前に、きちんと勤め先の退職金制度については確認しておきましょう。
特に私立保育園の場合には、退職金があるかどうかという部分から確認する必要があります。
前にも述べた通り、退職金は義務ではありません。
応募要項に「退職金あり」と書いていたとしても、古い情報の場合や、独自の金額計算をとるケースもあります。
そこで、採用面接や勤務前のオリエンテーションの場面で、具体的にどのような計算で退職金を受け取ることができるのか確認しておくことが大切です。
もしも、すでに保育園で働いていて、退職金の制度を知りたいという場合には、就業規定を確認したり、保育園の総務や経理担当者に確認したりすればわかります。
保育園によっては退職金が全く出ないところもあります。
逆にパートやアルバイトでもあ退職金を用意してくれる保育園もあるため、退職金制度の確認は重要ですよ。
今すぐ辞める予定が無かったとしても、急遽家族の都合で退職しなければならなくなったり、体調を崩したりといった事情で辞めなければならないこともあります。
場合によっては退職時にまとまったお金が必要な状況が起こることもありますから、早いうちに退職金制度については確認しておきましょう。
また、これから就職や転職で私立保育園に就業する予定のある人は、勤務前に退職金制度についても確認しておくと安心して働くことができますよ。

執筆者:ほいコレ 編集部

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