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【実体験】新人保育士だった私の 恐怖 の体験~保護者からの匿名の手紙が届いてしまった!

保護者からの手紙
保育園で働いていたときはいろいろことがありました。保育の仕事って楽しいのはもちろんですが、いまだに忘れられない 恐怖 なこともあります。皆さんには「こんなことにもなるのか…」と思っていただけたらいいなと思い、 恐怖 な体験を記事にしてみました。
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1. 実体験!匿名の 恐怖 の手紙

保育士の皆さんは、保護者から匿名のお手紙をもらったことはありますか。
私、実はあるんです…。
個人的にではないのですが、園に届いた匿名のお手紙が実に 恐怖 な内容でした。
それは、私が保育士になりたての頃にある保育園で働いていた時のことです。
園長先生に、「ちょっと見てもらいたいものがあるの。」
と手紙を3通ほど見せられて、そう言われました。
その時の主任であるベテラン保育士さんと、新人保育士の私を名指しで非難する内容でした。
新人の私にとって、それはそれはショックなできごとでした。
もうだいぶ前の話ですが、筆跡もしっかりと覚えています。
それほど保育士として 恐怖 な出来事だったので、お話させていただきますね。
新人保育士さんは、「こんなことも起きるのか…」という程度に思っていてくださいね。

2. 保護者から届いた 恐怖 の手紙の内容とは?

手紙の内容は、「うちの子は可愛がられていない」とのこと。
歩のときに先生と手をつないでもらえていない」
「園に貼りだされている写真に、うちの子がほとんど写っていない」
「いつも先生に怒られていると子どもが言っている」
そのようなことが、つらつらと書かれていました。私は決して誰かを特別扱いしていたつもりもありませんし、主任保育士さんも同じだったと思います。
その手紙を見て、
「毎日子どもの受け渡しの時に笑顔で対応している保護者のなかに、これを書いた人がいるんだ」
と思うと 恐怖 の気持ち以外、何ものでもありませんでした。
私たち保育士の言い分としては、
お散歩のときに先生と手をつないでいない子は一人ではありませんし、お友だち同士で手をつないで歩ける子だと判断しているからです。
写真にその子が写っていないと言われたことに関しては、私たち保育士が撮っていないので偶然としか言いようがありません。
推測ではありますが、われわれ保育者はなんとなく手紙の送り主はわかっていました。
その子どもは年中児で途中入園してきた子で、とても活発な子でした。
でも、ちょっと発達が気になる子でした。
お友だちと仲良くする方法がわからずに突き飛ばしてしまったり、お友だちの耳元で大きな声を出したりしていました。
それを私たちが注意していたことが、「いつも先生に怒られている」につながったのだと思います。
私と主任保育士さんは、毎日本当に必死で保育している中、このような 恐怖 の手紙をもらってとても落ち込みました。
保護者からの連絡帳の筆跡を見て、どの人からの手紙なのか探してみたりもしました。

3.  手紙にどうやって対応したか

面と向かって話してくれれば、そこまでのでの 恐怖 はなかったのかもしれません。
この人が手紙の送り主か?と保護者全員に疑心暗鬼になってしまう日々…。
でもいつまで 恐怖 に負けていても仕方がありません!
保育の仕事は毎日めまぐるしく、落ち込んでいるヒマもありませんか。(子ども達に救われました。)
主任保育士さんも園長先生も、間違った保育はしていないと言ってくれていたので、私も手紙の 恐怖 に臆することなく保育に集中することにしました。
そこで園長先生が、「この人が手紙の送り主かな?と思われる保護者を中心に、いつもよりみなさんとコミュニケーションをとるようにしよう」と提案をしてくれました。
そうなんです。
すべてはコミュニケーション不足から起こっているのだと、新人保育士だった私はわかっていませんでした。
当事者の子ども、保護者、両方とのコミュニケーション不足だったのでしょう。
転園してきて、園になじめるかどうか不安な気持ち。
新しい園で子どもがうまくやっていけるか心配な気持ち。
そして、落ち着きがないわが子への発達への大きな不安。
匿名の手紙でしか気持ちを言えなかったの理由も、今となってはわかります。
でも当時はこれをどこまでわかってあげられていたのでしょうか。
この問題には園長先生も加わり、みんなで多くの保護者とコミュニケーションをとるいい機会になりました。
「ママ、何か困っていることない?」
園長先生が保護者にさりげなく話かけている姿を見て、私もこういう保育士になりたいと思ったのを覚えています。
本当に 恐怖 ではありましたが、大きな勉強になった出来事でした。
それからというもの手紙も来なくなったのです。

4. 誠意は必ず伝わる

いかがでしたか?
先生や学生さんにはちょっと 恐怖 の話ですね。
おどかしてしまったかもしれませんが、そうそうあることではないので大丈夫ですよ。
そして、いつもどんな時も自信をもって、誠実に保育に励んでください。
保護者とも子どもともコミュニケーションをたくさんとって、成長を共有して一緒に喜んであげてください。
そうすれば、その誠意は保護者には必ず伝わります。
余談ですが、その後その子はまた引っ越してしまいました…。

執筆者:ほいコレ 編集部

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