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任意接種の おたふくかぜ とはどんな病気?保育士になる前に知っておこう

おたふくかぜ
今回ご紹介するのは、子どもの病気 おたふくかぜ について!名前は聞いたことあるけど、詳しい症状や予防接種の種類などはよくわからない…という人も多いのでは?子どもと保護者に寄り添った保育士になるためにも、今回は おたふくかぜ について学びましょう。
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1.予防接種の定期接種と任意接種とは

保育士を目指している皆さんこんにちは!
ほいコレでは、保育士を目指す皆さんに役立つコラムを日々配信しています。
今回は子どもの病気「 おたふくかぜ 」の症状やその予防接種についてご紹介しようと思います。
名前は知っているけど、詳しい症状や予防接種についてよく知らないという人も多いのでは?
ほいコレでは、これまでにも子どもの予防接種の種類やスケジュールなども年齢別にご紹介してきました。
今回ご紹介する おたふくかぜ の予防接種は、任意接種のものになります。
予防接種には、定期接種と任意接種がありましたね。
予防接種の種類
定期接種・・・法律に基づいて市区町村が主体となって実施するもの。原則、無料で受けられる。
任意接種・・・希望者が自主的に医療機関で受けるもの。費用は自己負担
 おたふくかぜ の予防接種は、1歳を過ぎたら早期に1回、小学校就学前の一年間に1回の合計2回を自主的に受けます。
費用は病院によって多少異なりますが、1回5,000円ほどのところが多いようです。
定期接種のように義務づけられていないから、
 おたふくかぜ って大した病気じゃないのかな?
費用もかかるなら無理に予防接種は受けなくてもいいのかな?
などと疑問に思いますよね。
そんな疑問を解消するためにも、今回は おたふくかぜ がどんな病気なのか詳しく見ていきましょう!

2.任意接種の おたふくかぜ ってどんな病気?

 おたふくかぜ の主な症状は、その名の通り耳の下やほっぺたの後ろ側、あごの下など(耳下腺部 じかせんぶ)の腫れと高熱です。
 おたふくかぜ は、正式名称を「流行性耳下腺炎」と言います。
顔の下半分の両側が腫れることも多いですが、片方だけ腫れる場合もあります。
「ムンプスウィルス」というウィルスに感染して起こる感染症です。
合併症として、軽度の無菌性髄膜炎難聴(ムンプス難聴)を引き起こすこともあります。
また思春期や成人男性がかかると睾丸炎を起こすこともあり、将来不妊の原因になることもあります。
気になる保育園への登園制限ですが、顔の腫れが始まってから5日が経過して、全身の状態が良好になるまで登園はできません。
※ただし、感染の恐れがないと医師が判断した場合はこの限りではありません。
現在 おたふくかぜ の治療法はなく、合併症の難聴(ムンプス難聴)を起こしてしまうと治すことができないので注意が必要です。
そのためワクチンによる予防が有効ですが、ワクチンによって無菌性髄膜炎を発症する場合があるため任意接種となっています。
※ただし、ワクチンによる無菌性髄膜炎の発生率は おたふくかぜ に自然感染した場合よりも少ない頻度です。
 おたふくかぜ は、4歳未満の小さな子どもの発症が多いです。
年齢が低いほど症状が出ないことも多い(不顕性感染)のですが、感染力は持っています。
接触だけではなく、咳やくしゃみなどの飛沫でも感染するため、保育園など人が集まる所では感染しやすくなります。
そのため知らないうちにクラスの子どもに感染させてしまったり、反対に感染してしまうことも考えられます。
症状自体は軽く、自然に治癒していく場合も多いのですが難聴を引き起こしてしまうと一生付き合っていかなくてはいけません。
現在はワクチンによる軽度の無菌性髄膜炎よりも、難聴のリスクが高いと考えられていますよ。
任意接種のため、最終的に子どもが おたふくかぜ の予防接種を受けるかどうかは保護者の判断になります。
ですが、 おたふくかぜ の症状や後遺症を回避するためにはワクチンによる予防接種が最も有効です。

3.保育士は子どもの病気について知っておこう!

いかがでしたか?
今回は、子どもの病気である おたふくかぜ の症状と予防接種についてご紹介しました。
任意接種であることや、聞き慣れた通称から おたふくかぜ はさほど怖い病気でないのでは?と思いがちですが、後遺症のリスクなどを理解すると予防接種の重要性もわかりますよね。
もし任意の予防接種を迷っている保護者の方がいたら、保育士として知っている病気の情報を共有できると保護者も心強いと思います。
子どもの病気や予防接種の種類は多く、一度に覚えるのは大変ですが、保育士を目指すのであれば少しずつ詳しくなっていきましょう♪
ほいコレでは今後も子どもの病気や予防接種についてわかりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回ご紹介した知識を参考に、保護者と子どもに寄り添った保育を目指してください♪
未来の保育士さんを応援しています!
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執筆者:ほいコレ 編集部

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