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【保育に役立つ】子どもでも 花粉症 になる!?知っておきたい症状や治療

花粉症
保育に役立つ情報として、子どもの『 花粉症 』についてご紹介します。近年子どもの 花粉症 が増えていると言われていますが、知っていますか?子どもの 花粉症 の症状や治療、対策などについて確認しておきましょう。ぜひ参考にしてみてください。

 

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1.子どもの 花粉症 が増えている!?

ほいコレでは、保育に役立つ情報をたくさん発信中!
今回のテーマは、子どもの『 花粉症 』です。
花粉症 とは
医学的には、『季節性アレルギー性鼻炎』といわれ、
スギやヒノキなど原因となる植物の花粉により
くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状が現れる。
現在では、日本人の4割程スギ 花粉症 と言われている。
 花粉症 と言えば、代表的なものがスギ花粉。
スギの他にもヒノキ、ブタクサなど様々なものがあり、
人によっては1年中症状が出てしまうこともあります。
花粉の種類とピークの時期
スギ … 2~4月頃
ヒノキ … 3~4月頃
カモガヤ(イネ科) … 5~6月頃
・オオアワガエリ(イネ科) …6~8月頃
・ススキ(イネ科) … 9~10月頃
ブタクサ … 8~9月頃
・ヨモギ … 9~10月頃
・ハンノキ … 1~4月頃
・シラカンバ … 3~6月頃
地域によっては多少ピークにずれがありますが、
 花粉症 の原因となる植物が様々だということがわかります。
そんな辛い 花粉症 ですが、
実は、大人だけのものではありません。
近年では、子どもでも発症するケースが増えているのです。
 花粉症 は、早いと2~3歳頃から発症します。
子どもは自分で症状を自覚したり、訴えたりすることが難しいので、
気が付かないうちに 花粉症 を発症していたという場合も。
体質生活環境などが発症の原因とも言われますが、
いずれにしても、子どもの 花粉症 が増えているということは、
保育現場にも関係してくることです。
ですから、子どもの 花粉症症状治療、保育園での対応などを確認しておきましょう。
花粉症

2. 花粉症 の症状や治療について

それでは、子どもの 花粉症 の症状治療についてご紹介します。

【症状】

くしゃみ
鼻水
鼻づまり
目のかゆみ
目の周りの赤み・腫れ など
基本的には、大人の 花粉症 の症状と変わりません。
子どもは鼻腔が狭いため、大人よりも鼻づまりになりやすく、
悪化すると中耳炎副鼻腔炎などになる可能性も。
また、鼻づまりによって頭がボーっとしてしまったり、
睡眠不足になり、疲れ集中力低下などが起きることもあります。
鼻の症状の他にも、目のかゆみが現れる場合が大人よりも多いとされ、
目をこすってしまい、目の周りが赤く腫れてしまうこともあります。

【治療】

内服薬
点鼻薬
点眼薬
・舌下免疫療法
 花粉症 かどうかは、
小児科や耳鼻科、アレルギー内科などで検査を行えばわかります。
 花粉症 と診断された場合は、
薬などで治療を行いますが、
 花粉症 は、基本的に治るものではありません
しかし、適切な治療を受ければ、症状を緩和することは可能
薬は、抗ヒスタミン薬という飲み薬や、
ステロイド点鼻薬などを使います。
また、舌下免疫療法という、原因物質をあえて体内に取り込み、
徐々に慣らすことで 花粉症 を改善させるという治療法もあります。
ただし、特殊な治療となるため、
年齢が5~6歳以上で、医師と相談の上行うものです。

3. 花粉症 の対策は?保育の中ではどんな配慮ができる?

最後に、 花粉症 の対策についてご紹介します。
 花粉症 のピーク時期などは、
対策をしっかりと行うことが大切です。
家庭でできること
マスク帽子、花粉症用眼鏡などの着用
長時間戸外で過ごすことは控える
・洗濯物は室内干し
・室内はこまめに掃除し、空気清浄機をつける
・帰宅時は衣服などについた花粉を払う
手洗いうがい、洗顔を行う
・鼻づまりがひどいときは鼻吸いを行う
保育園でできること
・戸外遊び時に帽子マスクの着用
手洗いうがい
・鼻水をこまめにかむ
ツルツルした素材の服を用意してもらう
・点眼薬など薬の預かり
家庭でできることは色々とありますが、
集団生活である保育園では、
家庭と同じような 花粉症 の対策を行うことは難しいでしょう。
各保育園によって対応の方針にも違いがあります。
ただ、症状がひどい場合などは、
相談の上で、可能であれば戸外で過ごす時間を少なくしたり、
点眼薬など薬の預かりを行ったりする場合もあるかもしれません。
また、保育の中では、鼻詰まりが悪化しないよう、
こまめに鼻をかむよう声を掛けたり、
花粉が付きにくいツルツルとした素材の上着などを用意してもらうと良いでしょう。
いかがでしたか?
今回は、子どもの『 花粉症 』についてご紹介しました。
 花粉症 は身近なものなので、軽く考えてしまいがちですが、
悪化すると中耳炎副鼻腔炎などにつながる恐れもあります。
大人が症状に気付いてあげられるよう、
子どもの 花粉症 についてしっかりと理解しましょう。
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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