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【保育園・幼稚園】 眼鏡 を預かる場合はどんなことに注意すれば良い?

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保育園や幼稚園で 眼鏡 着用のお子さんをお預かりすることになったら…?事前にどんなことを準備すればいいでしょうか?今回は、 眼鏡 を預かることになった場合どんなことに注意すれば良いかを取り上げます。ぜひ、参考にしてみてください。
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1. 眼鏡 の着用が必要な『弱視』とは…

みなさんは、『弱視』について知っていますか?
弱視とは
視力の発達の障害により低視力となる状態のこと。
 眼鏡 をかけても十分な視力が得られないが、
視力の成長が止まる時期(8歳頃)より前に発見することが出来れば、
治療により視力の改善が期待できる。
つまり、幼児期に治療することが重要だということです。
弱視には、
屈折異常弱視、不同視弱視、斜視弱視、形態覚遮断弱視などの種類があります。
治療方法は、種類や状態によっても変わりますが、
基本的には、
 眼鏡 の着用アイパッチ(片目を隠すパッチ)、目薬などによるものです。

参考:日本弱視斜視学会 ホームページ 『弱視』

弱視の治療として 眼鏡 を使う場合は、
当然保育園や幼稚園にも 眼鏡 を着用していかなければなりません。
そこで今回は、
保育園・幼稚園で 眼鏡 を預かることになった場合、どんなことに注意すれば良いかを考えていきたいと思います。

2.園で 眼鏡 着用のお子さんを預かる前に確認!

まず、園で 眼鏡 を着用するお子さんをお預かりする時に、
どのようなことが想定されるでしょうか?
・ 眼鏡 の破損
・ 眼鏡 の紛失
・子どもの怪我
このようなことが起きる可能性があるということを、
まずはしっかりと頭に入れておきましょう。
その上で、お預かりする前には、
事前に園内(職員間)でしっかりと話し合いを行い、
保護者の方との面談で確認することを準備する必要があります。
園内での基本的な対応をしっかりと固めておかないと、
後々誤解相違を招いてトラブルになったりする可能性があるので注意が必要です。
また、園内の職員全員で対応や扱い方を周知しておくことも大切。
「知らなかった…」がないように、しっかり情報共有をしておきたいですね。

【① 万が一破損した場合の対応】

子どもの治療用の 眼鏡 は、高額な場合が多いので、
万が一破損紛失をしてしまった時、
どのような対応をとるのかは事前にしっかりと確認し、
保護者の方にもお伝えすることが大切です。
ちなみに、私の以前働いていた園は、
 眼鏡 に限らず、あらゆる私物に関しての取り扱いは、
園として保障はできかねるという旨の内容で、
入園時に同意書として記入して頂いていました。
この保障や弁償に関しては、園によって対応が変わってくると思います。
しかし、金銭的な問題が絡んでくることなので、
事前にしっかりと確認しておくことでトラブルを防ぐことにつながります。

【②  眼鏡 の管理方法】

保育中に 眼鏡 をどう管理するかは、
破損や紛失を防ぐためには大切な確認事項です。
基本的に、日中はずっと 眼鏡 を着けたまま過ごすと思いますが、
園生活の中で 眼鏡 の着け外しのタイミングもありますよね。
必ず 眼鏡 を外すタイミングの一つは、お昼寝の時間
 眼鏡 を外した時、どのように管理しておくかは必ず決めておく必要があります。
例えば…
眼鏡ケースに入れ、ロッカーの上(決まった位置)に置く』
など、保育士のみが手の届く安定している場所に、
ケースに入れるなど 眼鏡 が守られる状態で保管するのが良いと思います。
保管の方法は、保護者の方の希望もあると思いますので、
面談時にしっかりと確認しましょう。

【③ 他の子ども達への配慮】

 眼鏡 を着用する本人はもちろんですが、
他の子ども達に対する配慮も必要になります。
慣れていない子は、
 眼鏡 を触ろうとしたり、面白おかしくからかったりすることもあるでしょう。
そういった場面を減らすために、
他の子ども達にも 眼鏡 のことを理解してもらえるよう、働きかけておくことが大切。
例えば、
なぜ 眼鏡 が必要なのか
・ 眼鏡 の大切さ(傷つきやすい、壊れやすいもの、おもちゃではない)
・ 眼鏡 に関するお約束(絶対に触らない)
伝える内容は一度整理してから、
保護者の方には事前にどのように伝えるか確認しておくことで、
安心してもらえたり、トラブル回避につながったりすると思います。

3.色々な場面を想定しながら保育しよう

子どもが 眼鏡 を着けて過ごしているということは、
顔の周りに常に固いものがあるということ。
保育中は気を付けていても、
子どもが不意に怪我をしてしまうことがありますよね。
 眼鏡 を着けていることで、大きな怪我とならないよう、
子ども達の行動を見ながら危険を予測しながら、
早めに声掛けを行い、注意したい場面では必ず傍に付くなど、
配慮が必要となってきます。
色々な場面を想定しながら保育し、
また、職員間で協力しながら安全に過ごせるよう意識しましょう。
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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