保育園での就業規定はもちろんですが、産前産後の休暇の取得については労働基準法をはじめとした法律についても知識が必要です。
・産前休業は本人の希望で取得もできるし取得しなくてもいい
体調も良いし、出産前はできるだけギリギリまで仕事をしたい!という人もいるでしょう。
産前休業については本人の希望によって取得してもしなくてもいいことになっています。
そのため、体調や保育園の事情によって取得する人、取得しない人がいます。
・育休や産休を取得できる条件
育休や産休を取得できる条件は「育休を取得できる対象労働者」です。
そのため働いていれば誰でも取得できるわけではないことを知っておきましょう。
■対象となる条件
① 入社して1年以上経過していること
② お子さんが1歳6か月もしくは2歳に達するまで契約が満了となり更新されないことが明らかではないこと
■対象外となる条件
① 入社してから1年未満の方
② 申し出から1年以内に雇用期間が終了する方
(1歳6か月または2歳までの育児休業では申し出から6か月)
・産休や育休の取得実績をみてみよう
保育園に勤務する前であれば 産休 や育休について実績について確認します。
取得者数、取得率、日数といったデータを見ると保育園で 産休 や育休をとりやすい環境なのかわかります。
すでに働いている保育士や園長に質問できる場面がある場合には直接質問するのも良いでしょう。
実際にどのくらいの頻度で 産休 や育休の取得がされているのか、取得の申請はしやすい雰囲気なのか、という質問への返答を聞くと取得時の様子が想像しやすいです。
・保育園をしっかり見る目も必要!
保育園の見学の際には、保育士や園児の様子をじっくり見てみましょう。
先生たちの連携が取れていたり、園児と保育士が仲良く遊んでいたりと良い雰囲気の保育園であれば 産休 や育休の取得しやすい保育園である可能性が高いです。
やはり、保育士にギスギスした空気があると、保育園全体の雰囲気はよくありません。
子供たちがのびのびしているのはもちろんですが、保育士が笑顔で保育をしていたり、保育士同士がコミュニケーションをとれていたりする保育園は、自分が働いていても安心ができます。
・今働いている保育園なら 産休 や育休についてしっかり質問してみるべき
今働いている保育園の 産休 や育休の状態がわからないということなら、勇気を出して 産休 や育休はどうなっているのか、先輩、園長先生に質問してみましょう。
このとき、この保育園でできる限り長く働きたいと思っているという気持を伝え、その中で 産休 や育休がとれるのか聞くのが大切です。
園長との面談が定期的に行われる保育園の場合には、 産休 や育休の取得状況を確認するとともに、自分がいつ頃 産休 や育休の取得を希望しているか話すとスムーズに取得しやすいでしょう。
執筆者:ほいコレ 編集部