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これって職業病かも!?保育士になる前に知っておきたい腰痛のハナシ

腰痛
保育士になって入社1年目で3割近くの人が腰痛になるというデータに驚き!将来の希望の職業、保育士。腰痛が原因で保育士をあきらめない、健康で働き続けるために知っておきたいこと、腰痛になってしまった時の対処方法また予防のしかたをお伝えします。

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1. 知っておこう!保育士がなぜ腰痛になりやすいのか

「腰痛」と聞くと自分とは無関係と思う方も多いかもしれません。
特にまだ20代の方は縁遠く感じるでしょう。
若いからと言って無関心ではいられない情報がありましたのでご紹介します。

 

ある腰痛専門の整体院によるアンケート
「職業別社会人1年目で腰痛が発症した割合 2019年実施」のデータによると、
1位介護系55.6% 2位看護系41.9% 3位調理系31.6% に続き
4位に保育業界29.2%が並んでいたのです。

 

このように、若くても腰痛になるというのは職務中の体の使い方に原因あるのではないでしょうか。

上位4位までのすべての職業が身体資本であるということからもうかがえます。
筆者の保育経験から腰痛を招く可能性のある姿勢をピックアップしてみました。

 

・前かがみ おむつ交換や食事の補助などは保育士には頻繁にある行動です。
どうしても前かがみになってしまう行動ですが、繰り返すことによって腰痛の原因になっているのではないでしょうか。

・膝をつく 子どもの目線になることは保育する上で大切なことですね。
大人が膝をつき子どもの目線に降りることで保育士の言葉が子どもに届いたり、
共感できることが多々あります。
このように子どもに対応する数だけ保育士は膝をつくことになるのです。

 

その回数分立ち上がるときに腰や膝に負担がかかっていると考えられます。

 

・重いものを持つ 保育中、保育士は重い物を何度も持ちます。
食事用テーブル、子どもの人数分の水筒、おんぶ・だっこなど。
重力があるだけ腰に負担がかかるのは当然のことでしょう。

 

これらを無意識のうちに毎日繰り返し、腰に負担をかけていると考えます。
教育実習でも実感した方が多いのではないでしょうか?

 

2. 保育士になって、もしあなたが腰痛になった時どうするか

もしも残念ながらあなたが腰痛になってしまったら?
毎日の勤務は続きますので対処しつつ改善していかなければなりません。

 

対処方法はこれ以上腰に負担をかけない・悪化させないことがポイントです。
そのためにはあなたの現状を他の保育士に伝え共有することが大切です。

 

可能であれば、交代をお願いしてみましょう。
反対の立場になることもあるかもしれませんのでお互い助け合って働きたいものです。

 

保育士同士気持ちよく働き、それが良い保育につながって結果的に子どもに良い影響を与えるはずです。

交代が難しい場合は負担が少ない姿勢を意識してみてはいかがでしょうか?
なるべくダイレクトに腰を曲げないように膝や手を使い重力を分散させる方法です。

 

まずは痛みをなくし抑えることを優先しましょう。
対処方法で改善しない場合は受診することも必要です。

 

痛みが和らいだら根本的な原因を改善するために、自分の体づくりとメンテナンスを心がけましょう。

改善をしないまま毎日の保育を続けても腰痛が後戻りしてしまう可能性があるからです。
もう二度と腰痛になりたくありませんよね。

何よりも痛みのない晴れやかな気分で日々子どもと接したいですね。

3. 夢だった保育士を続けるためにも腰痛を予防しよう

まず、保育士は腰痛になりやすい職業なのだと認識しましょう。
今は大丈夫だったとしてもこれからの保証はありません。

 

そのための予防はしておいたほうがご自身のためです。
保育士にとっての腰痛は職業病かもしれませんが、
そのために保育士をあきらめることは避けたいものです。

 

体づくりや腰痛予防に効果が期待できる、ストレッチ・ピラティス・ヨガを簡単にご紹介します。
それぞれ効果・目的が違いますので、自分の好みやライフスタイルに合わせて取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

・ストレッチ…筋肉を伸ばしたり体を温めたりする目的があり、体のパフォーマンスを上げる効果がある

・ピラティス…リハビリが発祥。体の負担を最小限にしながら筋肉を強化する目的で、基礎代謝が上がりダイエットにも効果がある。
またケガの防止や回復という側面もある。

・ヨガ…体を伸ばし呼吸を整えることで、心を落ち着かせよい状態に導くことが目的であり、
ストレス解消・緊張をほぐしリラックスする効果がある

 

 

以上3つをご紹介しましたが、チャレンジしてみたいことはありましたか?

子どもは大好きな気持ちを身体ごと表現します。
抱きついてきたり、不意に後ろから押されたり…子どもからの「先生大好き!」を100%受け取ってあげたいものです。

 

未来の自分自身のために、担当することになるかわいい子どもたちのためにも、
あなたの身体を大切にしましょう。

子どもたちの小さな成長に共感し、応援し続けられるのも保育士が健康でいるからですね。
身体こそあなたの一番の資質なのです。

執筆者:admin

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