そして、ごっこ遊びにはメリットがたくさんあります!
ごっこ遊びのメリット
・想像力が育まれる
・コミュニケーション能力が身に付く
・表現力が身に付く
・言葉が増える
・協調性が身に付く
一人で遊ぶことが多かった時期から、徐々にお友達同士で遊ぶようになります。
お医者さんごっこ では、実際の病院のように体調が悪い患者さんを、みんなで協力をして元気にしていく。
という前向きな設定でストーリーを考えましょう。
「どうしたら元気になるか」「どんな言葉かけをしたらうれしい気持ちになるか」
を子ども達と考えながら、遊べると良いですね。
2. 保育園で お医者さんごっこ を楽しむポイント
看護師の私から、「ちょっとリアルな お医者さんごっこ 」を楽しむポイントをお伝えします。
お医者さんごっこ におすすめのアイテムも一緒にご紹介します。
【お医者さんになりきるためのアイテム】
お医者さんごっこ では、「なりきること」が大事!
配役が分かりやすいように、お医者さん役には白衣
看護師さん役にはナースキャップをつけるのはいかがでしょうか。
白衣は子ども用のスモックをお医者さんごっこ用に準備をしたり、
ナースキャップは給食用の帽子で代用することもできます。
注射器、体温計、聴診器があるとさらにリアルですよ。
折り紙や、100均商品を使ってアイテムを作っても楽しいですね。
【実際に包帯を巻いてみよう!】
ケガをした患者さんの手当てをする、という設定で実際に包帯を巻いてもらうのもリアルで楽しめると思います。
手先のこまかい動きの練習にもなり、普段ならあまり触れない包帯を使うことに子ども達もよろこびますよ。
あまり長くなくていいので、 お医者さんごっこ用に準備しておくと良いですね。
「先生の腕、ケガしちゃったから巻き巻きしてもらっていい?」など言ってあげると、子ども達もはりきって お医者さんごっこ に参加してくれますよ。
お医者さんごっこ で使える包帯の巻きかた
①利き手で包帯を持つ
②反対の手で、包帯の端を持ち、巻きたい場所に固定する
③利き手で包帯を巻いていく(ギュッと巻いてしまうときついので、ひっぱり過ぎない)
④巻き終わったら、セロハンテープやシールなどで包帯を止める
できたときには、「お医者さんのおかげで治ったよ!ありがとう!」と伝えてあげましょうね。
上手くできない子どもには、保育士さんが一緒に巻いてあげましょうね。
包帯を使うときは、かならず保育士さんがそばに付き、見守るようにしましょう!
【保育士さんは患者さん役に徹する!】
保育士さんには、ぜひ患者さん役で参加してほしいと思います。
「熱が出て、体調が悪いです。お熱を測ってもらっていいですか?」
「お腹が痛いから、お腹の音をもしもし(聴診器)してもらっていいですか?」
など、初めのうちは保育士さんが、お医者さんの仕事を具体的に教えてあげると子ども達も分かりやすいですよ。
また、子ども達がやったことに対して「○○先生(子どもの名前)ありがとう!」と伝えてあげましょう!
ポイント!
・リアクションはとにかく大きく!大げさぐらいが丁度いい
・「治してくれてありがとう!」をかならず伝える
保育士さんが、しっかりと「ありがとう」を伝えることで、子ども達が自信を持つことができますよ。
3. みんなで お医者さんごっこ を楽しもう!
今回は看護師の私から、ちょっとリアルな お医者さんごっこ のポイントとアイデアを提案しました。
誰かから「ありがとう!」と言ってもらえるのは、大人でもうれしいことですよね。
実際に私も、患者さんから「いつもありがとう」と言ってもらえると看護師になって良かった!と思えます。
子ども達に「やさしさ」や「自信」を身に付けてもらうことにもつながりますね。
保育園での お医者さんごっこ をきっかけに、お医者さんを目指す子どもも出てくるかも!?
少しでも保育士さんの参考になればうれしいです