保育士を目指している学生さんは、就職するなら「保育園」と思っている人も多いですよね。ですが、保育士が活躍できる場は保育園だけではありません。今回は幅広い層の子どもと関わることができる「 児童館 」についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
1. 児童館 ってどんな所?
保育士を目指している皆さん、こんにちは!
これまでに保育士が保育園以外にも働ける施設として、「児童発達支援センター」や「学童」などの施設をご紹介してきました。
そこで今回は「 児童館 」について、詳しくご紹介していこうと思います。
「 児童館 は子どもが遊べる所」と漠然に理解している人も多いのでないでしょうか?
しかし、 児童館 は他にもたくさんの役割やサービスがあるんですよ!
将来保育士の資格を活かして、働く場所の選択肢になるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね♪
① 児童館 の位置づけ
児童館 は、保育園などと同様に児童福祉法で定められた児童福祉施設の一つです。 児童館 は児童厚生施設の一つで、他には児童遊園と呼ばれる施設もあります。
自治体と民間企業が運営しているものがあり、規模の大きさによって大まかに3つに分かれています。
児童館 の種類
・小型児童館(217.6㎡以上)
・児童センター(336.6㎡以上)
・大型児童館 (A型2000㎡以上・B型1500㎡以上)
詳しくはこちらの厚生労働省のHPもチェック!⇓
②対象の子ども
次に 児童館 を利用できる対象の子どもを見ていきましょう。
児童館 を利用できる子ども
18歳未満の全ての児童
※ただし、小学生未満の子どもは保護者の同伴が必要です。小学生以上であれば、一人で通うことができます。
※学童や保育園とは違い、 児童館 には定員もなく利用料も不要です。
次に、施設によって多少異なりますが 児童館 の主な開所時間を確認しておきましょう。
主な開所時間
平日:10〜18時
※放課後利用の場合は、必ず一度帰宅してから来る
休日:9〜17時
③主な役割&サービス内容
児童館 の主な役割は、子どもに健全な遊びを与えて、その健康や心を豊かにすることです。
つまり 児童館 は子どもにとって「遊び」の最適な場であり、異年齢の児童や大人と自由に関わることができる場所です。
キャンプや餅つき大会などの行事だけに参加してもOKですし、反対に日々の遊び活動(サッカーやドッジボール、読書など)だけのために来館しても問題ありません◎
また、 児童館 で行うイベントは保育園などと異なり、子どもも主体となって大人と一緒に企画内容や準備をするという特徴があります。
その他にも児童館のサービスは多岐にわたっています。
児童館 のサービス内容
・子どもの最適な「遊び」の場の提供(日々の活動やイベント遊び)
・子育て支援や相談
・いじめや不登校の相談
・母親クラブなどの開催 など
詳しくはこちらの厚生労働省のHPもチェック!
児童館 は午前中は母親同伴の乳幼児クラスで、午後は小学生がメインで利用する施設も多いようです。
児童館 は子どもがただ遊ぶ場だけではなく、子育て支援など保護者の支援も行っているんですね♪
2.保育士が 児童館 で働くには
それでは、 児童館 で働くためにはどのような資格が必要なのでしょうか。
児童館 で必要な資格
・保育士、社会福祉士、小中高いずれかの教諭資格
※放課後児童支援員も可
(放課後児童支援員については、こちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。↓)
このように、保育士も 児童館 で働くことができます!
主な仕事内容は、遊びを通じて子どもを指導すること。
その他にもイベントの準備や、子育て・いじめに関する相談業務など児童館の職員の仕事は幅が広いようです。
また保育園と違い毎日違った児童が来館するので、もちろんクラスなどもありません。さらに利用できる児童は18歳未満と幅広く、保育園では経験できない活動や悩み相談なども仕事になります。
クラスがないので壁面制作や日誌作業がなく、持ち帰り作業が少ないのは嬉しいポイントがもしれません◎
3.将来、就職の選択肢にも
いかがでしたか?
今回は児童福祉施設の一つ、 児童館 についてご紹介しました。
児童館 は0〜18歳未満と幅広い児童と貴重な経験ができる施設です。そのため、年齢ごとに多様な関わり方が必要になってきますが、保育園では経験できないやりがいのある仕事ができそうですね。
児童館で働くことは、保育士としてスキルアップできること間違いありません!
将来就職する時の選択肢として、ぜひ児童館の役割やサービス内容も覚えておいてくださいね。
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