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保育園の お遊戯会 や発表会を成功させるポイントとは?

遊戯会
年度の後半になると お遊戯会 や発表会が開催される園も多いかと思います。たくさんの保護者も観に来られる行事なので準備もたくさんあります。年齢ごとの内容は?衣装は? 考えることがたくさんありますが自身の経験をもとにまとめてみたいと思います。
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1. 保育園での お遊戯会 ・発表会のねらいとは?

 お遊戯会 ・発表会は、運動会にならぶ園での一大行事ですね。
その分、準備や練習もたくさんあるため事前の準備も大変です。
まず、 お遊戯会 ・発表会を行うねらいはどういうものでしょう?
例えば、乳児クラスであれば友だちや保育者と表現することを楽しく行うことが大きなねらいとなるでしょう。
幼児クラスになると、友だちと一つのことをやり遂げる達成感を味わうこともできるようになりますね。
具体的には、保育所保育指針の『表現』にわかりやすく記されているので一部抜粋します。

参考にされると良いかもしれません。

引用;保育所保育指針完成と表現に関する領域「表現」

◎1歳~3歳未満児
“感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。
(ア)ねらい
①身体の諸感覚の経験を豊かにし、様々な感覚を味わう。
②感じたことや考えたことなどを自分なりに表現しようとする。
③生活や遊びの様々な体験を通して、イメージや感性が豊かになる。“
◎3歳以上
“感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造力を豊かにする。
(ア)ねらい
①いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性を持つ。
②感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。
③生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。“
出典:保育所保育指針 平成30年2月 厚生労働省
日頃の子ども達の姿と見合わせながら、「ここを学んでほしいな」「感じてほしいな」
思い描きながらねらいを立てていけると良いですね。

2.  お遊戯会 ・発表会の成功ポイントとは?

 お遊戯会 ・発表会に向けての準備は、1,2ヶ月ではできません。
新年度が始まり、クラスが落ち着いたら徐々に計画を立てていきましょう。

・どんな内容を出し物にするのか

年齢別にいくつかご紹介します。ぜひ題材のヒントにしてみてくださいね。

乳児クラス
0歳児…『がたんごとん がたんごとん』『おたまじゃくしの体操』
1歳児…『だるまさんが』『できるかな』『お寿司すしすし』
2歳児…『どうぞのいす』『とんでけ ひこうき』『おおかみさん』
繰り返しのある絵本を題材にしたものや手遊び、簡単なリズム体操、歌遊び、童謡など。
幼児クラス
3歳児…『おおきなかぶ』『おおかみと7匹のこやぎ』
4歳児…『浦島太郎』『くれよんのくろくん』『おーい!大えど大どろぼう』
5歳児は『アラジン』『ブレーメンの音楽隊』『不思議の国のアリス』『孫悟空』
主に絵本や童話を題材にしたもの。オペレッタや劇など表現方法も色々。

・衣装や大道具の大切さとは

衣装や大道具を作るにあたってポイントを3つ挙げます。
ポイント
・乳児クラスでは絵本や童謡、歌遊びなどのテーマに合わせ視覚化するイメージで。
・子ども達が「着てみたい!」「わくわくする!」と思えるものを。
・大道具は、子ども達も一緒に作る部分があると楽しさがUP

・保護者に向けたおたよりについて

開催の1ヶ月ほど前になると、保護者に向けたお便りを作成します。
プログラムはおよそ1週間前頃に配布していました。
保護者の方も当日に向けて期待をふくらませることができます。

・ お遊戯会 ・発表会の担当になったら

当日に向けてどのようなスケジュールを組んでいくのか、簡単にお伝えします!
当日までの流れ
①担当で集まり、いつ頃までに出し物の内容を決めるのか日にちを各クラスに提示する。
②各クラスの出し物などが決まったら、当日の係、当日までの各係に割り振りを会議で伝える。
③各クラスに台本の原本を配布、全体の流れや大道具、子ども達の場所などを書いてもらう。
④台本をもとに練習や予行に参加し、場面転換などの把握をする。
⑤予行練習や本番当日の段取りを立て、会議にて職員間で共有する。
⑥当日の指揮を行う。
担当は全体の流れを把握していないといけませんが、
きっとやりがいを感じられるはずです!

3.  お遊戯会 ・発表会当日と終了後

当日までは緊張感もあり、慌ただしい日々が続くかと思いますが、
本番は本当にあっという間。
保護者の方々にもご協力いただいた感謝をお伝えしましょう。
後日、保護者にはアンケートを配布し、各係からも反省を出し合いました。
次年度以降もより良く繋げていけるよう話し合うことは大切ですね。
クラスでは、 お遊戯会 や発表会の余韻を楽しめるように、
幼児クラスは印象画などを描くと、より思い出深くなるかもしれません。
乳児クラスも、保育の中で出し物で行った体操や歌を取り入れて遊ぶと喜びます。
 お遊戯会 や発表会を経て、また一つ大きく成長した子ども達と共に、
保育者としても一歩前進していきましょう!
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執筆者:くに 先生(保育教諭2)

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