保育士の皆さん、保育学生の皆さん、5月3日は何の祝日か知っていますか?答えは『 憲法記念日 』です。『 憲法記念日 』のお話は、保育にとても結びつきのあるものなんです!子どもたちにもわかりやすい教え方もご紹介しますので、参考にしてみてください。
1. 保育につながる!5月3日の『 憲法記念日 』ってこんな日
皆さん、『 憲法記念日 』という祝日を知っていますか?
おそらくニュースや学校の勉強中に耳にしたことがあると思います。
日本には『日本国憲法』という日本の最高法規がありますね。
5月3日はそれが施行された日という祝日です。
日本はこの憲法によって規定を定めているので、大切な祝日と言えます。
子ども社会にも憲法と似ている約束事がたくさんありますよね。
日本の祝日を学びつつ、この機会に子どもたちにも約束を守る大切さを伝えていきましょう。
でも、いざ保育者として子どもたちに伝えるときに
「憲法なんて言葉、むずかしい!」
「なんて教えていいのかわからない!」
と敬遠しがちな人も多いのではないでしょうか。
次の項目では子どもたちにわかりやすい『 憲法記念日 』の伝え方をご紹介します。
2. 子どもたちがパッとわかる『 憲法記念日 』のわかりやすい伝え方
では、子どもたちにわかりやすい伝え方をご紹介します。
『 憲法記念日 』の伝え方
5月3日は『 憲法記念日 』といって保育園や幼稚園もお休みになります。
ではどんな日なのか、お話しますね。
日本には『憲法』っていう、お約束事があります。
それは、日本にいるみんなが幸せに暮らすための大切なお約束事です。
5月3日の『 憲法記念日 』は、そのお約束事を守ることを始めた日です。
日本の大切なお約束事って、なんだろうね?
たくさんたくさんあるけれど、中でも3つ大切なお約束事があるんだよ。
① 国と国の戦いは絶対にしないこと
② 一人ひとり自分の好きなように生きていいですよ、という気持ちを大切にしましょう
③ 日本のお約束事は誰かが勝手に決めていいものではなく、みんなで決めようね、ということ
みんなの保育園や幼稚園のお約束にも似ていますね。
“お友だちにケガをさせてはいけないよ。”
“お友だちの気持ちを大切にしてあげようね。”
“クラスやグループのお約束はみんなで話し合って決めようね。”
みんなが楽しく遊べるために、これからもお約束を守っていこうね!
これは一例なので、
月齢に合った話し方をしてあげてくださいね。
3. 保育園での『 憲法記念日 』の過ごし方を考えよう
『 憲法記念日 は』、保育園での子ども社会を考えるときに結びつきのあることだとお話ししました。
日本にあるお約束事のように、グループやクラスで「こんなことをお約束にしたらみんなが嬉しい」「こんなことをお約束にしたらみんなが楽しい」という楽しいお約束を一つか二つ考えてみてはいかがですか。
きっとかわいらしいアイディアが浮かび、仲良しクラスになりますよ!
「平和主義」、「基本的人権の尊重」、「国民主義」、どれも大切な約束事です。
その中でもこれからの時代は、子どもたちにとって「基本的人権の尊重」が様々な場面で問われてくるのではないでしょうか。
自他を大切にする心をはぐくむために、絵本や紙芝居などを活用して読んでみるのもオススメです。
幼児期から、人権を大切に守る機会に触れていくのは
大切なことだと私は思います。
私たち保育者は子どもの人権を守り、また自分自身でも守っていけるような保育をしていかなくてはなりませんね。
ぜひ、この機会に考えてみませんか。
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