絵本 は保育現場にかかせないものですが、子どもになにをあたえてくれるものでしょうか?
なんとなくはイメージできても、あらためて考えてみると
「え~っと…」と悩んでしまう人もいるかもせれませんね。
保育現場における 絵本 は、単純に言葉を知り学ぶ以外にも、たくさんのを意味持っています。
保育実習で子どもたちと 絵本 を楽しむためにも、子どもにとって 絵本 とはどのようなものか、しっかり確認しておきましょう。
物事のイメージを広げる
物語を通して、今まで知らなかった世界を知ることができ、憧れを持つきっかけをあたえてくれることも。物事へのイメージが広がり知識を豊かにしてくれます。
共感する喜びを味わう
子ども自身が経験したことが絵本に出てくると「知ってる!」「同じだ~!」と共感するとともに、主人公の気持ちと自分の気持ちを重ねて、楽しさを味わいます。
感情を豊かにする
物語を通じて、楽しみ、悲しみ、ドキドキハラハラするスリルや、安心感や思いやりの気持ちなどを知り、子どもの感情を豊かにします。
読み手、聞き手の人間関係を深める
絵本 は自分で読むこともできますが、読んでもらうことで、お互いの気持ちが通じ合い心のキャッチボールができます。一対一で読むことも、一対大勢で読むこともできます。
3. 保育実習で 絵本 を読む時のポイント
子どもにとって 絵本 がどのようなものか理解できたら、具体的に 絵本 を読む時のポイントをチェックしておきましょう。
事前に練習しておこう
実習で大勢の子どもの前で読むことが決まっている 絵本 は、事前に目を通して内容を頭に入れておきましょう。
また新しい 絵本 は開きにくいので、事前にしっかりと開いて癖をつけておきましょう。
子どもたちから見て絵が隠れないように、持ち方、ページの開き方も練習しておいてくださいね。
全員が見やすいように読もう
大勢の前で読む時には、最初に全員から 絵本 が見えるか確認しましょう。
自分が椅子に座る、子どもに下がってもらうなど位置を調整してから始めましょう。
子どもに「見えな~い!」と言われてしまったり、よく見える場所取りのためのケンカがおきたりしないように気をつけてくださいね。
自然な調子でゆったり読む
オーバーリアクションで読むことのないようにしましょう。
子ども自身が物語を感じ取れるように、ゆったり、聞き取りやすいよう読めば大丈夫です。
また、必要以上に言葉を足したり説明をしたりしないようにしましょう。
子どもとのやりとりを楽しみながら読む
子どもが 絵本 に対して発言をしたら、場面と関連つけて物語に取り込むようにしましょう。
慣れないうちは難しいので、「そうだね」「うんうん」「どうなるかな~?」などと、ニッコリして相づちを打つだけでもOKですよ。
4. 保育実習で絵本を通して子どもとの距離を縮めよう♪
子どもとやりとりをしながら 絵本 を楽しむことで、短い時間でも子どもとの距離を縮めることができるはずです。
ぜひ保育実習では、積極的に 絵本 を読んでみてくださいね!
どんな 絵本 を読んだらいいか迷う時には、まずは自分が小さいころに好きだった 絵本 を思いだしてみてください。思い入れのある 絵本 は自分も楽しく読むことができ、子どもたちにもその気持ちが伝わるはず。
自分自身も幼少期、先生からたくさんの 絵本 を読んでもらっているはずなので、図書館や本屋に行ってみると忘れていた懐かしい 絵本 と再会できるかもしれませんね。
特に、何十年も前から読み継がれている昔からある 絵本 は、今の子どもたちの心にも響く良質なものです。
何度も子どもたちの前で 絵本 を読んでいるうちに、年齢にあったもの、季節にあったもの、子どもの心情にあったものなど、だんだんと「今日はこの 絵本 !」としっくりするものが選べるようになりますよ。
最初は選び方がよくわからなくても、経験を積んでいくとわかるようになるので安心してくださいね!
実習中、 絵本 を読んで、子どもたちにステキな物語との出会いを届けられますように♪
そして 絵本 を通じたやりとりで、子どもと気持ちが通じ合えますように♪
実りある保育実習になるよう応援しています!