「 箸 を使い始めるのって何歳頃からが適しているの?」今回は、 箸 の使い始めの時期や保育の中でできる正しく使うためのトレーニングについてご紹介します。食事をする上でとても大切な 箸 の使い方。保育の中でも丁寧に伝えていきましょう♪
1. 箸 は何歳から使うのが良い?
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今回のテーマは『 箸 の使い始め』について。
保育園・幼稚園では、給食やお弁当を食べる時に、
子ども達はスプーンやフォーク、 箸 などを使用していると思います。
乳児期は手づかみ、スプーン、フォークなどを使って食べますが、
幼児期に入ると、いつから 箸 を使うようにすればいいか、
箸 の使い始めの時期に迷うこともありますよね。
そこで今回は、 箸 の使い始めの時期の目安や、
保育の中でできる 箸 トレーニングなどをまとめてご紹介します!
2. スプーンから移行する目安
離乳食の時期から、成長とともに食事の仕方は変わっていきます。
スプーンで食べさせてもらっていた時期から、
自分で手づかみ食べをするようになり、
スプーンで食べ物をすくって食べられるようになります。
用途によってはフォークも使用し、
その後、 箸 の使用に移行していくという流れです。
箸 を上手に使用するためには、
手づかみ食べやスプーンの使用段階がとても重要。
スプーンの握り方や口への運び方が上達していく段階をしっかりと理解し、
箸 の使い始めの時期を見極める必要があります。
つまり、 箸 の使い始めの時期を年齢で判断するのではなく、
一人ひとりの成長発達の状況に合わせ進めていくことが大切です。
では、 箸 への移行に深く関係するスプーンの握り方の段階を確認してみましょう。
スプーンの握り方の段階
①手の平で握って持つ(上手持ち)
スプーンの使い始めは、手全体を使って上からスプーンをしっかりと握りしめます。
②指先で握って持つ(上手持ち)
上手持ちの状態ではありますが、徐々に指先を使ってスプーンを握るようになります。
③三点で持つ(鉛筆持ち)
鉛筆をもつように、指先を使って三点でスプーンをおさえて持つようになります。
③のスプーンの三点持ちが安定してきたら、 箸 への移行を視野に入れて良いでしょう。
しかし、すぐに使い始めるのではなく、
導入として 箸 のトレーニングを十分に行うことが大切です。
3. 保育の中で 箸 トレーニング!
スプーンの三点持ちが安定してきたら、 箸 トレーニングを始める合図!
保育の中でできる 箸 トレーニングの方法をご紹介します。
【持ち方確認】
箸 の正しい持ち方は、慣れるまで丁寧な練習が必要です。
持ち方の練習段階としては、
① 箸 1本を鉛筆のように持つ。
②指を使って上下に動かす。
③①の 箸 の下(親指の付け根部分)に通して持つ。
④上の 箸 だけを上下に動かす。
①~④それぞれの段階を一つ一つ確認しながら、
箸 の正しい持ち方、動かし方を覚えていけると良いでしょう。
最初に間違った持ち方の癖がついてしまうと、
正しい持ち方に直すことが難しくなってしまいます。
ですから、 箸 の持ち方や動かし方は丁寧に伝えていくことが大切です。
【 箸 を使った遊び】
箸 の正しい持ち方を覚えたら、
遊びながら 箸 トレーニングを行っていきましょう。
≪使う物≫
子ども用の 箸 (滑り止めつきだと◎)、トレーやお皿(2枚)、 箸 でつかむ物(スポンジ、フェルト、発砲スチロールなど)
≪遊び方≫
トレーを二つ並べ、片方のトレーの中にスポンジ( 箸 でつかむ物)を入れる。
箸 でスポンジをつかみ、もう片方のトレーに移していく。
≪ポイント≫
最初は 箸 でつかみやすいスポンジなどの柔らかくて軽い物がおすすめ。慣れてきたら他にも色々なものをつかんで遊ぶと 箸 の使い方が上達していきます。
4. 箸 の使用は家庭との連携も大切
ここまで、 箸 の使い始めの時期や練習の仕方などをお伝えしてきましたが、
箸 への移行は家庭との連携がとても大切です。
家庭でもできるだけ同じタイミングで進めてもらい、
子どもが正しい持ち方、動かし方を覚えられるようにしていきたいですね。
とはいえ、家庭ではまだ使える段階でなくても早くから 箸 を持たせていたり、
使える時期になっていても 箸 の準備ができていなかったりする場合もあるでしょう。
掲示板やおたよりで 箸 の使用に関してお伝えしたり、
懇談会などのタイミングで直接お話したりするなどの配慮が必要です。
子ども達同様、保護者に向けても丁寧に伝えていくことが大切だと感じます。
いかがでしたか?
今回は、 箸 の使い始めの時期の目安や、
保育の中でできる 箸 トレーニングなどをまとめてご紹介しました。
食事をする上で、 箸 を正しく持つことはマナーの一つ。
焦らず丁寧に進めていくことで、必ず正しい持ち方ができるようになるはずです。
保育の中で楽しみながら 箸 トレーニングをしていきましょう。
ぜひ参考にしてみて下さい♪
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