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【言葉がゆっくりな子 】 発達 が気になる子がいたら…保育士の対応と保護者支援

言葉がゆっくり
あなたの園には 発達 の気になる子はいますか?今回は「言葉の 発達 がゆっくりで気になる子」がいるときに、保育士としてできる対応をお話します。保護者支援なども合わせてお話しますので、保育士さんの毎日の試行錯誤によりそえる記事になれたらいいなと思います。
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1. あなたの園に 発達 が気になる子はいますか?

新学期が始まって、もう半年が経とうとしています。
少しずつクラスにまとまりが出てきて、2学期のイベントにも気合をいれて取り組んでいこうと思っている時期ですね。
その思いに反して、特定の気になる子との意思疎通が難しく、関わり方がわからないで悩んでいる保育士さんも多いのではないでしょうか。
私もクラス担任をしていて、発達の気になる子と何人も出会いました。
今日は、 発達 の気になる子への対応のアドバイスをお話したいと思います。
ただ、 発達 というのは、一人ひとり違うものです。どの子にも当てはまるものではありません。
この記事が少しでも参考になって、保育士さんの毎日の試行錯誤に寄り添えたら嬉しいです。
(ここに書いたことがすべてではありません。必ず園全体で共有し、その子にあった保育を考えてみてくださいね!)発達

2. 言葉の 発達 がゆっくりで気になるとき

言葉の 発達 は、おそらく2~4歳児のクラスで多い事例です。
だいたい、言葉の 発達 は1歳前から指さし行動が始まり、「あー」「ばー」などの喃語が出てきます。
まわりの大人との安心した環境で愛着関係を築き、だんだん人見知りを覚えたりしていていきます。コミュニケーションを取ろうとしながら少しずつ言葉を覚えていく時期です。
でも、発達の気になる子にはなかなかその様子が見られないので、保護者は不安な気持ちになってくるものです。
この時期に「  発達 がゆっくりなのか?それとも個人差なのか?」となど憶測で表すのはとても難しくデリケートな問題です。
保育士がそこを判断するよりも、まずは目の前のできる対応をしていくほうが私は大切だと思っています。
実際に 発達 そのものの遅れがあり、すでに自閉症や知的障害と診断されていることもあるかもしれませんが(その場合は適する支援が必要になっていきます。)
そうではない場合。
保育士としてできることは、たくさんありますのでお話していきますね。

・ 保育士ができる対応

☆「言葉」で思いを感じ取り、安心したり楽しくなることを伝えていく。
それにはまず、少し低めの落ち着いた声で話しかけること。
ゆっくりと短い言葉で、「ヒラヒラの紙だね」「大きな石だね」など目の前のことをどんどん言葉にしていくことでOK!
また、愛着関係を築くようにスキンシップを取りながら関わることもおすすめ。
体を触られるのを嫌がらなければ、ほっぺをすりすり触りながら「ニコニコかわいいね」「あったかいね」と声を出して関わりましょう。
保育者は反応がなくても焦らずに続けていきましょう。
そのうちに保育士さんとの優しくて安心する雰囲気を感じてくれて、少しずつ言葉がでるようになる場合もあります。
成長するにつれて急に言葉がが出てくるようになる子もいるので、焦らず様子を見ていきましょうね。
ポイント
・心地よい大きさの声、優しい言葉で関わることを意識します。
・一人遊びができる子なら、そばで一緒に遊んで言葉をかけるだけでも良いです。

・心によりそう保護者支援

保育士が感じている気になることは、それ以上に保護者も気になっていることだと思います。
ましてやわが子のことですから、心の中ではとても不安になっているかもしれません。
そんなときは、少しずつ話す機会をつくり、保護者との信頼関係を作っていきましょう。
家での様子や園での様子をお互いに共有しつつ、少しの言葉の変化にも喜んだり驚いたりしていけたらいいですね。
今の言葉の 発達 に関して焦っているようであれば、「今の〇〇ちゃんはこういうところが成長する時期です。なのでこういう関わりを大切にしていこうと思います。」と今の言葉の 発達 の過程をお話してみると安心するかもしれません。
そのうえで、保護者も一緒に今のその子にあった関わり方を考えていくことができますよ。

・まわりにはどうやって伝えよう?

まわりのお友だちの中には
「なんで○○ちゃんはお話しないの?」とか「なんで○○ちゃんはお返事できないの?」などという子も出てくるかもしれません。
そういったときは、
「○○ちゃんはお話することが難しくて、今、一生懸命練習しているんだよ。
だからゆっくり見ていてあげてね。お話したいことがあったら、やさしく先生と声かけてみようか!」というふうにうながしてみてください。
保育士さんは、不公平な対応をしていると思わず、それが当たり前といった態度でいてくださいね。
もし、気になる子に成長の変化が見られた時に、ほかの子ども達と一緒に喜べる日がきたら…そんなうれしいことはないですよね。

3. 発達 は一人ひとり違うもの

まず、発達障害は病気ではありません。
 発達 に障害があったとしても個性としてとらえていこうという考え方が、今は主流です。
『子どもたちの 発達 や個性、性格ははみんな違う。』
という考え方に、私も賛成です。発達
保育士という仕事は、とても責任のある素晴らしい仕事です。
保育士さんたちは、子どもたちの一人ひとりの無限の可能性を信じて、これからも自信をもってがんばってほしいと思います。

執筆者:岡田なな 先生(保育士)

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