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解説動画付き≪保育実習アドバイス≫ はさみ を使った活動で配慮するポイントとは?

保育実習で、 はさみ を使った活動に挑戦したい!…でもどうやったらいいの?と疑問に感じている学生さんに向けて、はさみ を使った活動を行う時に配慮するポイントをまとめてご紹介します。安全に十分配慮して、子どもたちと楽しい活動にしましょう♪

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1.保育実習で はさみ を使う活動をしたい!

部分実習や責任実習で、製作の活動をやりたい!
はさみ を使う製作に挑戦したい!
という方のために、
今回は、 はさみ を使った活動で配慮するポイントをご紹介します。
保育の中でのはさみの使用は、
大体3歳児前後で始めることが多いです。
ただ、園の方針や、安全に対する配慮から、
はさみ の使用は園によって差があると思いますので、
実習園に確認しておきましょう。
実習で はさみ を使う活動を考えている場合は、
はさみ の使用に慣れてきているであろう4~5歳児を対象にするのがおすすめ。
事前に保育士さんとよく相談しましょう。
はさみ を使う時の注意点をしっかりと確認して、
安全に製作活動を楽しめるよう準備しましょう。

2. はさみ を使った活動を行う時のポイント

【 はさみ を使う時のお約束】

はさみ を使う時は、まず子ども達にお約束を話します。
はさみ を使う時のお約束
・必ずイスに座って使う
・刃の先を人に向けない
・使っていない時は刃を閉じる
・ はさみ を持ったままおふざけしない
・使っている時によそ見をしない
・持ち運ぶ時は閉じた刃の部分を持って歩く
はさみ は刃物です。
最初にきちんとお約束を伝えることで、
「きちんと扱わないと危ないもの」ということを
子ども達にも理解してもらう必要があります。
初めて伝える時は、
絵に描いて視覚的にわかりやすくするのもおすすめ。
また、 はさみ の扱いに慣れるまでは、
毎回お約束を確認して浸透させることも大切です。

【 はさみ の使い方や活動のステップ】

子ども達に、 はさみ の使い方を覚えてもらうためには、
きちんとステップを踏んで進めていくことが大切。
1. はさみ の持ち方
はさみ の持ち方が間違っていると、怪我の原因になることも。
繰り返し伝え、持ち方に慣れるよう練習します。
伝え方の例
「 はさみ の切れる方(刃)を、おへそと反対の方に向けて置いてね。」
「そのまま上から、片方の穴にお父さん指もう片方の穴にお母さん指とお兄さん指を入れて はさみ を持ってね。」
2. はさみ を開いたり閉じたり
持ち方を覚えたら、実際に はさみ を動かしてみます。
最初は紙を切らず、ただ動かすだけ。
はさみ を動かす手の動きや、力加減に慣れる必要があります。
伝え方の例

「 はさみ を持ってゆっくり開いたり閉じたりしてみよう。グーで閉じてパーで開きましょう。」

3. 1回切り
動かし方を覚えたら、実際に紙を切る段階へ!
まずは、 はさみ を一度動かすだけの『一回切り』から。
一回切りの練習では、細い短冊状の紙を用意します。
一回で切り落とせるよう、幅は2cm程が良いでしょう。
紙には、あらかじめ線を引いておくとわかりやすいです。
一回切りを繰り返し練習し、紙を切る感覚を覚えていきます。
また、ここでは紙を持つ位置も伝えます。
はさみ から近すぎると危険ですし、遠すぎると切りにくい
紙を持つ時は脇を締めて、おへそ前あたりで持つと安定します。
伝え方の例
「紙を持つ方の脇はぴったんことくっつけて、おへその前で持ちましょう。」
「 はさみ を開いたら紙の端っこを入れて、線の上をゆっくりと一回で切ってみよう。」
4. 連続切り
一回切りに慣れたら、次は連続切り
『連続切り』は、2~3回で切り落とせるように紙の幅5~6cm程からスタートすると良いでしょう。
慣れるまでは、1回切りを繰り返して切り進めていく形になると思いますが、
刃を最後まで閉じずに、途中で止めて切り進めていけるようになるとGOOD!
上達してきたら、長い直線を切れるようレベルアップしていきます。
5. 曲線切り
連続切りが上手になったら、
今度は曲線を切る練習です。
曲線を切るときは、紙を持つ位置角度も大切。
最初は、半円などからスタートし、
慣れてきたら円形波線などとレベルアップしていきます。

【保育士が配慮すべきこと】

保育の中で はさみ を使う場合、
安全に活動が行えるよう、様々なことに配慮する必要があります。
配慮すること
お約束の確認を必ず行う。
・上達に合わせて、無理のない活動内容を用意する。
・活動中に目が行き届くよう、保育士の配置や子どもの人数などを調整する。
(必ずしも一斉ではなく、少人数に分けて行うなど)
・ はさみ は年齢や上達に合わせて適切に管理する。

3.子ども達が楽しめる活動を♪

いかがでしたか?
保育の中で はさみ を使用する場合は、様々な配慮が必要ですが、
はさみ を使えると製作活動の幅がぐんと広がります。
安全に十分配慮しながら、楽しい製作活動になるといいですね♪
応援しています!

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