保育実習で保育園・幼稚園の子どもたちに何かプレゼントをしたい!そもそも、プレゼントってしてもOKなの?そんな疑問をもった実習生のみなさんに、保育実習でプレゼントを贈るときに気を付けたいことなどをお教えします。
1.保育実習でプレゼントを贈りたい!
保育学生にとって、とても大事な保育実習。
実際に子どもたちと関わる中で、様々な学びがあります。
そして、子どもたちに対する思いも強くなるもの。
子どもたちに何かプレゼントを贈りたい!
と感じる実習生さんもいると思います。
でも、そもそも実習生が子どもたちにプレゼントを贈るのはOKなの?
プレゼントを贈るとき、決まり事ってあるの?
そんな疑問に、元保育士がお答えします。
まずは!
実習生からのプレゼントがOKな園と、NGな園とがあります。
例えば…
特定のクラスの子どもたちだけがプレゼントをもらったとすると、
他のクラスの子どもたちに不公平感が出る、
後でトラブルになったりする可能性がある、
などが考えられます。
また…
園としては、実習生には学びに力を注いでほしいという考え方もあるでしょう。
プレゼントを贈りたいと考えている実習生さんは、
まず実習園の先生に可能かどうか相談してみることが必要。
プレゼントがOKな場合でも、
実習生が贈るプレゼントとしてふさわしいもの・ふさわしくないものがあります。
今回は、実習生が子どもたちにプレゼントを贈るときに注意してほしいポイントをご紹介します。
2.プレゼントを贈るときの注意ポイント
【ポイント1:贈る相手】
まず、贈る相手・範囲はどうするか。
プレゼントを贈る相手は決まったクラスの子どもたち?
関わったクラスの子どもたち全員?
かなり規模の小さい園であれば可能かもしれませんが、
全員分となると膨大な数のプレゼントを用意しなければなりませんよね。
かといって、一つのクラスの子どもたちだけにプレゼントをするとなると、
やはり不公平感が出てしまったり、
実習生の知らないところでトラブルになったりすることも考えられます。
ですから、複数のクラスで実習をした場合はクラスや園へプレゼントする方がいいでしょう。
【ポイント2:贈るタイミング】
プレゼントは、どのタイミングで贈ろうと考えていますか?
子どもたちと仲良くなるために、実習の最初にプレゼントしたい…はNG。
実習生は、あくまでも保育の勉強をさせてもらう立場。
「プレゼントで気を引こうとしているの?」
と思われかねないので、やめましょう。
プレゼントは感謝の思いのしるし。
実習の感謝を込めて、実習の最後に贈ることがふさわしいですね。
【ポイント3:贈るもの】
一番のポイント!何を贈るか!
まず…
NGなプレゼント
・既製品を購入する
・材料に高額な費用が掛かる
プレゼントは手作りのものにしましょう。
手作りのものでも、材料に費用が掛かりすぎてしまうと、受け取る園側もかなり気を遣ってしまいます。
この点は注意しましょう。
では、具体的にプレゼントの例をいくつかご紹介します。
折り紙でのプレゼントは手軽に、またコストもあまりかからずできます。
身に付けるようなものや、遊べるものだと喜ばれますよ。
ただ、数を用意しなければならない場合、製作するのが大変かもしれません。
手作りおもちゃ
・パズル
・おままごとグッズ
・さかなつり など
手作りおもちゃは、子ども個人ではなく、クラスへプレゼントするという形がいいでしょう。
おもちゃは子どもたちが毎日遊ぶもの。
年齢に応じたもので、安全なものであることが大切。
特に、乳児クラスに対して贈る場合は、安全性や衛生面に大きな配慮が必要です。
手作りの飾り
・モビール
・ステンドグラス
・どんぐりオブジェ など
保育室の『環境』のひとつにもなるプレゼントですね。
ただ、保育士さんがクラスの環境に細かいこだわりをもって設定している場合もあります。
あまり大きく目立つような飾りでない方がいいでしょう。
3.保育実習で本当に大切なことはなに?
保育実習で子どもたちにプレゼントする場合の注意ポイント、参考例をご紹介しました。
実習生のプレゼントは、あくまでも『気持ち』です。
プレゼントによって評価が左右されることはないです
プレゼントがなくても、保育士さんたちは正直何も気になりません。
その点は、心配しないでくださいね。
実習中にプレゼントを製作するのは、大変なことだと思います。
ですから、絶対に無理はしないで!
実習生として本当に大切なことは、保育を学ぼうとする姿勢や意欲。
実習生としての大切なポイントは忘れずに。
その上で、感謝の気持ちを形にしたい!と考えている場合はプレゼントをしてもいいと思いますよ。
みなさんにとって、有意義な実習になることを願っています!