保育士1年目でも大丈夫。親から見た 良い先生 とは? そもそも保育士の 良い先生 という基準は?「 良い先生 」の概念は現役保育士時代と、親になってからでは次元が違うことに気づきました。あなたの考える良い先生像と比べてみてください。1年目でも親から 良い先生 と思ってもらえるヒントがあるかもしれません。
保育士経験あるけれど、親になってみないとわからなかった「 良い先生 」とは
あなたが考える「 良い先生 」はどんな先生ですか?1年目だから親に不安に思われるかもしれない…と思っていませんか?
保育士経験がある私ですが、現場で働いていた時と親になってからでは「 良い先生 」の概念が変わりました。
結論から言うと、1年目でも 良い先生 になれます!
私自身が親になってから「 良い先生 」と思えたエピソードを紹介していきます。
はじめに、私が現役で働いていたときは
・保育内容やプログラムがいいこと
・クラスをまとめられること
・効率よく仕事ができること
・子どもを叱らないで指導できること
・親への対応力があること
この5つを意識していました。
しかし、以下の出来事で大きく概念が変化したのです。
〇子どもを預かるということは命を預かること
ある日のお迎えの時、保育士さんが「遊んでいたら汗をかいたので、朝着てきた服を着替えさせました」と言われました。このセリフに私はぐっと心をつかまれました。
子どもの様子や体調を把握しているのは個々に気を配ってもらえている証拠。命を大切にされていることの表れです。
わかりきっていることですが、保育園は安心・安全に子どもの命を守ってもらえる場所です。
これなしには、すばらしい保育をしていても意味がないといっても過言ではありません。
子どもの体調観察やウイルス拡散防止、安全な環境配備などもすべては子どもの命を守ることから始まっているのです。
保育士としては当たり前のことでしたが、親の立場になるとこれほどありがたいことはないと感じました。
〇先生大好き!子どもの言葉で安心。
あの先生、なんだか会話に緊張している?若いけど大丈夫かな?…登園時間のほんの一瞬しか会えない先生。
挨拶だけで終ってしまう日が続き、不安に感じていた時です。
帰宅後、子どもが「先生だーいすき」と園の様子や先生のことを話すようになりました。
我が子がこれだけ好きになった先生ならきっと大丈夫よね。と思えた出来事でした。
このように子どもが「先生大好き」と言ったら親は安心するものです。
まずは子どもに
園は楽しいところ、先生は頼れる人と思ってもらえたら大丈夫です。
少し時間がかかる場合もあるかもしれませんが、子どもをかわいがる気持ちがあればきっとクリアできるでしょう。
次の項目では細かいエピソードをご紹介します。
2.保育士って親にとって頼れる存在。若いけど 良い先生 と思ったエピソード
<すすんで子どもの様子を報告してくる>
お迎えで園庭にいた私を見つけてわざわざ「○○くん、今日こんなことありました」と教えてくださる若い担任の先生がいました。
私を見つけるたびに声をかけてくださるのです。
話が弾み、あれこれ家での様子や登園を渋っていることなど心配事を話すと、その内容を覚えていて連絡帳やメモに「△△の件はこうなっています」と折を見て状況報告してくださいました。
時々話したり連絡を頂くことにより、この先生ならきっと我が子の園生活を誰よりも把握してくれる!と絶大なる信頼を寄せたのでした。
それからはもう「先生にお任せします」という安心感しかありませんでした。
報告するべき良いこと悪いことに限らず、平凡な日常でさえ先生からの連絡は大切です。
親というのは自分が見ていない時の子どもの様子が気になるものです。
親が知らない子どもの様子を知っていることは、それだけで「良い点」です。そのことを親とシェアして共感する。
これだけでもう立派な「 良い先生 」と言えるのではないでしょうか?
3.保育士は経験だけじゃない。 良い先生 は1年目でもなれるのです!
経験やスキルがある事だけが良い先生とは限りません。
上記のエピソードのように1年目でも親から強い信頼を得ることは可能です。
紹介したエピソードのポイントは 3つあります。
〇子どもの命を大切に思うこと
〇子どもから頼られること
〇親とのコミュニケーションを大切にすること
保育士としてのスキル・効率だけを求めると、つい忘れてしまいそうなことではないでしょうか?
そして、この3つなら1年目からでも意識的に取り組むことができるはずです。
もしも親とのコミュニケーションが心配な場合は手段を多く持ちましょう。
直接的な会話だけでなく、メモ・手紙・電話などがあります。
あなたの得意な手段を主に使って笑顔を心がければきっとうまくいくでしょう。
何よりも 子どもが好きであれば大丈夫!親よりも、まず子どもから「先生大好き!」と言ってもらえたらあなたはすでに「良い先生」です。
今までたくさんの勉強をしてきました。その理論は専門の人以外は知らないことが多いのです。
ですから「私は保育のプロです」と自信をもって子どもたちと過ごしてくださいね。
応援しています!