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【栄養士が解説】子どもの水分補給はどれくらい必要?年齢別の目安

水分補給
子どもは大人に比べてこまめな水分補給が必要です。食事から取れる水分も含まれますが乳幼児期は1日に約1~1.5リットル必要とされています。しかし保育現場では「なかなか飲んでくれない」「一気飲みしてしまう」など困った問題も。活動前後の水分補給タイムや、活動中の声かけなどポイントをやさしく解説します。
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1.子どもは大人より脱水になりやすい?
2.【年齢別】子どもの水分補給量の目安はどれくらい?
◇0~1歳 (授乳・ミルク・離乳食に加えて適宜)
◆1~2歳(約300~600ml・コップ換算で1.5~3杯分)
◇3~5歳(約500~800ml・コップ換算で2.5~4杯分)
3.保育現場でよくある水分補給の困りごと
◇子どもが無理なく水分補給するためのポイント
◆子どもの様子に合わせた水分補給を心がけよう

1.子どもは大人より脱水になりやすい?

子どもの体は、体重に占める水分の割合が大人より多く、大人は約60%ですが、幼児・学童期の子どもでは約70%が水分でできています。
そのため、水分が不足すると大人に比べ体調に影響が出やすくなります。
子どもの水分補給はなぜ必要?
・代謝が活発で汗っかき
・汗をかいて体温調整する機能や尿をつくる腎臓の機能が未熟
・遊びや活動に夢中でのどの渇きに気づかない
このような理由から子どもは大人以上にこまめな水分補給が必要です。

2.【年齢別】子どもの水分補給量の目安はどれくらい?

乳幼児期の1日に必要な水分量(飲み物+食事に含まれる水分を合算)は次のとおりです。
1日の必要水分量の目安
・0~1歳:約700~1,000ml
・1~2歳:約900~1,200ml
・3~5歳:約1,200から1,500ml
なお、食事にも水分が含まれるため、すべてを飲み物で補う必要はありません。
子どもが1日に摂取が必要な水分量は幼児期では体重1kgあたり約100mlです。
母乳やミルク、離乳食や食事にも水分は含まれていますので飲み物として与える目安はこちらです。(コップ1杯200ml換算)

◇0~1歳 (授乳・ミルク・離乳食に加えて適宜)

生後6ヶ月未満は基本的に母乳やミルクのみで十分です。
離乳食が始まったらお水や湯冷まし・ベビー麦茶を少しずつ与えてもよいですが、お腹いっぱいにならないよう気をつけます。

◆1~2歳(約300~600ml・コップ換算で1.5~3杯分)

活動量が増える時期です。食事からの水分も含め、体重1kgあたり約100mlが目安です。
コップやストローなどがまだうまく使えない時期でもありますので夏場はこまめな水分補給時間と回数が必要です。

◇3~5歳(約500~800ml・コップ換算で2.5~4杯分)

体は大きくなってきましたが、体温調整機能は未熟です。
新陳代謝も活発で汗をたくさんかき、体内の水分が失われやすいという特徴があります。

3.保育現場でよくある水分補給の困りごと

・遊びに夢中で飲むのをいやがる
・一度にたくさん飲んでしまう
・一度に少ししか飲まない
・「飲んだつもり」でも十分に飲めていない
・「のどが渇いていない」と言って飲まない など
水分補給する子ども
遊びに夢中で飲むのをいやがる
・「のどが渇いたら飲む」ではなく、活動の区切りごとに全員で飲む時間を設けましょう。
・外遊び中などは「滑り台を滑った人から順番に飲もうね」など見通しを立てて声がけをしましょう。
・「先生も飲むよ!」と保育者も一緒に飲む姿を見せる など
一度にたくさん飲んでしまう
・少しずつ、何回かに分けて飲むことを伝える
・のどが渇いているようであれば必要に応じて追加で飲めることを知らせる
・急いで飲まなくても大丈夫という安心感を与える
なぜ一気飲みは避けたいのか?
体への吸収という点で一気に大量の水分をとると、体が必要とする量を超えた分は吸収されにくく、尿として排出されやすくなります。お腹もいっぱいになってしまうのでその後の水分補給が進まなくなることもあるためです。
一度に少ししか飲まない・飲んだつもりになってしまう
・1回で飲む量にこだわらず、回数を増やす
・「何口飲めたかな?」と具体的に声をかける
・水筒の残量を一緒に確認する
「のどが渇いていない」と言って飲まない
・渇きを感じる前に飲むことの大切さを伝える
・まずは一口から促す
・絵本などで水分補給の必要性を知らせる

◇子どもが無理なく水分補給するためのポイント

・まずは一口。少量ずつこまめに飲む
特に暑い日や活動量が多い日は、30分ごとを目安に水分補給の機会を設けることも熱中症予防につながります。
・活動前後に給水タイムを
活動後だけでは無く、「前」にも給水タイムをとりましょう。
「飲んだらお外遊びね」「歌う前に飲もう」など何か活動をする前のルーティンとして組み込められればいいですね。
・暑い日には特に意識を!
気温や湿度が高い日は気づかないうちにたくさんの汗をかき、体内の水分が失われています。
のどが渇いていなくても脱水が進んでいることもあります。
「先生も一緒に飲もう!」「お口の中カラカラになっていないかな?」などの声掛けをし、いつも以上にこまめな摂取を促すことが必要です。

◆子どもの様子に合わせた水分補給を心がけよう

大人でも集中していると水分補給を忘れてしまうことがあります。
暑い日でも遊びに夢中になっている子どもたちなら、なおさら喉の渇きに気づきにくいものです。
そのため、子どもの様子や活動量に合わせて、周りの大人がこまめに声をかけながら水分補給を促すことが大切です。
園でもご家庭でも、「無理なく少しずつ、こまめに飲む」という習慣を大切にしながら暑い季節を元気に過ごしていきたいですね。

執筆者:重野 まゆこ(栄養士)

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