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7月17日は『 海の日 』!保育や実習で使える子どもへの伝え方

夏になると色々なイベントが増えてきますね。それに伴って祝日もあります。今回はそんな祝日のひとつ、『 海の日 』にスポットを当ててみましょう。『 海の日 』ってどんな日?どんな遊びに発展できるかな?などお伝えしたいと思います!
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1. 『 海の日 』とはいったいどんな由来や意味がある日?

7月17日『 海の日 』はもともと、明治天皇が東北からの巡幸(天皇が各地を回ること)の帰路に
初めて船に乗って横浜まで帰られた日で、「海の記念日」と定められていました。
その後、「海の恩恵に感謝し、海洋国である日本の繁栄を祝う」ことを趣旨として
1996年(平成8年)から施行された新しい祝日です。
2003年(平成15年)より第3月曜日に変更されました。
海に囲まれた島国である日本人にとって、海との関係は深いものがあります。
また、これまでに歴史においても海の利用があってこそ、現在の日本の発展があるといっても過言ではありません。
海は私たちの生活に大きな役割を持っているのです。
次に、このことを小さな子ども達にどのようにして伝えていけばよいか、考えていきましょう!

2. 『 海の日 』を子ども達へ伝える3つのポイント

果てしなく広大な海。
海と言えば、子ども達にとってはダイナミックな海遊びが連想されることと思います。
家族や友だちと砂浜や岩べりで遊ぶことは大人にとっても楽しいものですね。
私たちにとって身近な存在でもある海。
ただ、子ども達にこの日の由来や意味を理解するにはやや難しさがあります。
そこで、3つのポイントを挙げてみたいと思います。
3つのポイント
日本は海に囲まれた島国であること
地図帳などを用いて日本の位置を調べてみても面白いです。海に囲まれた国であることが
子ども達にも身近に感じられるかもしれません。
②私たちが普段食べている魚介や海藻は海のめぐみであるということ
日々食べている海産物はどんなものがあるか、みんなで意見を出し合ってみましょう。
図鑑などを使って魚の名前やどういった環境で育っているのかなどを知ることで
海の生き物への関心や興味も育まれるといいですね。
私たちが生活するのに必要なものが海を使って運ばれてくるということ
生活するために必要なものにどんなものがあるか、考える機会を持ってもいいかもしれません。
日本ではない遠くの国からたくさんの物が船で運ばれてくるということを知るのは、新しい発見にもつながりそうです。
これらのことを踏まえて、海が人々の暮らしを支えてきているように、私たちも海を汚さず
大切にしていくことが大事であることを伝えられるとよいのではないかと思います。

 

3. 保育にも、海や夏にちなんだ活動を取り入れてみよう

『 海の日 』にちなんだ活動、といっても園児みんなで海に行くことはなかなか難しいですね。
ですが、みんなで魚や海の絵を描く、海の生き物の図鑑を読んでみる…など保育への発展の仕方は様々です。
ここで、乳児から幼児に向けて楽しめる活動をいくつかご紹介したいと思います!

・透明袋で魚作り

私が乳児クラスの時に行いました。
①透明の袋(OPP袋がおすすめ)を用意し、子ども達に3色ほどのお花紙をクシャクシャとまるめて入れます。
②しっぽの部分をテープやモールで留め、魚の形になるよう保育者が整えます。
③子ども達がシールで目を貼り付けて完成!
幼児さんは画用紙にクレヨンや絵の具などで、自由に色付けしても楽しいと思います。
いくつか作ってモビールのようにして展示するとステキな室内装飾にもなりますよ。

・ボディペインティングで海作り

①大きな模造紙と青系の絵の具を用意します。
②ボディペインティングの活動を楽しみながら、画用紙に海をイメージして子どもたちが色を付けていきます。
事前に魚やヒトデ、岩、海藻などを画用紙や廃材で作り、模造紙の海に貼り付けていけば
クラスオリジナルの海が完成します!作品は壁面に飾ることで立派な装飾になりますね。
特に年長さんは海の生き物図鑑などを用いて作ってみると、
個性的な生き物が満載のおもしろい海に変身するかもしれません!

・新聞紙で海の宝探しゲーム

①新聞ちぎり遊びで活動スペースを新聞紙で埋め尽くし、海に見立てます。
②保育者がお宝を隠してみんなで宝探しをします。
乳児クラスは宝探しは難しいので、新聞の他にもスズランテープやボールを使って海に見立て、
自由に身体を動かしダイナミックに遊んでも楽しいと思います。梅雨の時期の室内遊びにも持ってこいです!
他にも、保育者の出し物で『船長さんのぼうし』という新聞遊びもあります。
一枚の新聞が帽子からはじまり最後に救命着に変身するというもの。
ストーリーは様々ですが、ご自身でお話を作ってもおもしろいかもしれません。
色々な活動を通して、日本の行事にふれること
それを子ども達に知らせることはとても楽しいですね。
ぜひ、活動のお助けになったらと思います!

執筆者:くに 先生(保育教諭2)

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