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【保育】食育のねらいやおもしろい活動例5選!基本となる指針もご紹介♪

食育
保育における「食育」がテーマ!指導案の参考になる食育のねらいやおもしろい活動例などを取り上げていきます。また、保育における食育活動を行っていく上で、知っておくべき指針をまとめてご紹介!ぜひ参考にしてみてくださいね♪
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1. 保育における食育活動の目標とねらい
・目標は「食を営む力」の基礎づくり
・ねらいは子どもの「食との出会い、興味関心、意欲」を育むこと
2. 保育におすすめ!おもしろい食育の活動例5選
①0歳からOK♪絵本で食育のとびらを開けよう!
②気づけば食育♪ゲームや遊びで楽しみながら学ぼう
③どうなってるの?食べ物を観察して絵を描こう
④発見がいっぱい!野菜の栽培と収穫を体験してみよう
⑤ありがとうの気持ちを育てる!クッキングに挑戦しよう
3. おさえておきたい!保育の食育に関連する指針
・保育所における食育に関する指針
・保育所保育指針
・食育基本法
・第4次食育推進基本計画
4. 保育に役立つおすすめ記事は「ほいコレinfo」で!

1. 保育における食育活動の目標とねらい

・目標は「食を営む力」の基礎づくり

保育における食育の目標は、
「食を営む力」を育てていくための基礎を作ること。
「食を営む力」
人が健やかに豊かに過ごすために必要な食生活を身につけること。
食べるだけでなく、料理したり、栽培したりすることなども含まれる。
食は、心と体の発達に密接に関係しています。
心と体の発達が著しい幼児期から食に関する体験を重ね興味を高めていくことが、
「食を営む力」の育成へとつながっていくのです。

・ねらいは子どもの「食との出会い、興味関心、意欲」を育むこと

保育における食育のねらいは、
「食育で身につけることが望まれる子どもの姿」を軸としたもの。
食との出会いや食への興味、食べることへの意欲などが含まれます。
「食育を通して望まれる子ども像」とは、
① お腹がすくリズムのもてる子ども
② 食べたいもの、好きなものが増える子ども
③ 一緒に食べたい人がいる子ども
④ 食事づくり、準備にかかわる子ども
⑤ 食べものを話題にする子ども
引用:厚生労働省 楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~(概要) 平成16年3月
食育に関する指針を踏まえて、年齢別で具体的に食育のねらいの例をあげてみましょう。
≪0歳児≫
お腹がすいたことを感じ、ミルクを飲んだり離乳食を食べたりすることで満足感を得る。
≪1歳児≫
さまざまな食材に触れたり味わったりする中で興味をもち、自分から食べようとする。
≪2歳児≫
さまざまな食材を味わう中で好きなものを見つけたり、おいしさに共感したりしながら食事を楽しむ。
≪3歳児≫
・食事のマナーや食具の使い方などを覚えながら、楽しく食事をする。
・食育活動を通して食材に興味をもつ。
≪4~5歳児≫
・食事のマナーや食具の使い方を身につけ、楽しく食事をする。
・栽培やクッキングなどの食育活動を通して食材について学び、興味を深める。

2. 保育におすすめ!おもしろい食育の活動例5選

①0歳からOK♪絵本で食育のとびらを開けよう!

絵本は視覚的効果でイメージをもちやすく親しみやすいため、食育の取り組みの入口として最適!
絵本に出てきた食材の名前を覚えられたり、
給食のメニューで知っている野菜に気づいたりするなどの姿が予想されます。
幼児クラスではストーリー性のあるもので食について学べる絵本や、
野菜図鑑などを活用するのもおすすめ♪
絵本を導入として、次の食育活動へステップアップしていくのもよいですね。
↓食育に関する絵本はこちらを参考にどうぞ♪

②気づけば食育♪ゲームや遊びで楽しみながら学ぼう

クイズやカード遊びなど食育につながるテーマのゲームや遊びを取り入れると、
自然と食に関する知識を身につけていけます
年齢に応じてゲームや遊びの内容を変えれば乳児クラスから楽しめますよ♪
ゲームや遊びを導入として、次の食育活動へステップアップしていくのもおすすめです。
↓食育に関するゲームや遊びはこちらを参考にどうぞ♪

③どうなってるの?食べ物を観察して絵を描こう

食材を観察しながら絵を描く活動は、子どもの興味関心が広がるきっかけとなります。
よく観察することで、子どもなりにさまざまな気づきが出てくるはず。
また、よく見て自分なりに表現することは「インプット・アウトプット」の効果があり、
食材に対してさらに理解が深まるでしょう。
さまざまな野菜を切って断面の観察をしたり、
野菜の栽培や収穫などの食育活動と組み合わせて行うのもおすすめです♪

④発見がいっぱい!野菜の栽培と収穫を体験してみよう

野菜の栽培は幼児、収穫は乳児からおすすめの活動。
収穫体験は、自分達で栽培したものを収穫するだけでなく、
農家さんの畑で収穫させてもらう活動ができるとよいですね。
栽培や収穫の体験では土や野菜の感触、におい、見た目の変化や作る大変さなども知れます。
栽培や収穫の体験活動は、五感を刺激するものなので、
子ども達にさまざまな気づきや思いを経験させてくれるはず。
また、農家さんの仕事について知る活動などさらに展開していけると、
食べ物の大切さを学ぶきっかけにもなるでしょう。
↓野菜の栽培についてはこちらの記事を参考にどうぞ♪

⑤ありがとうの気持ちを育てる!クッキングに挑戦しよう

クッキングは五感で触れながら食べ物の大切さやありがたさを感じられる活動。
子ども達も意欲的に取り組んでくれることが多い活動です。
ただ、衛生面や食物アレルギーを十分に考慮する必要があり、園によっては難しい場合もあります
給食室や栄養士との連携も必要となる活動なので、事前の打ち合わせや準備を十分に行いましょう。
クッキングの一例
≪下ごしらえ≫
とうもろこしの皮むき、えんどう豆のすじ取り、たまねぎの皮むきなど
≪調理≫
カレー、お好み焼き、クッキーなど
実際に食材を触ったりにおいを嗅いだりすることで、子どもなりにさまざまな気づきが出てくるでしょう。
自分も調理の過程に加わることで「みんなで作ったごはんはおいしいね」と食べる意欲が高まることも期待できます。
最後に「次は何を作る!?」と、次の活動への期待感につなげていけるとよいですね♪
また、クッキングを通して調理員さんと交流できると、
給食への興味や関心、感謝の気持ちも感じられます。

3. おさえておきたい!保育の食育に関連する指針

・保育所における食育に関する指針

保育における食育の目的やねらい、内容などが示されているもの。
年齢別のねらい、内容が具体的に示されているため指導案を立てるときの参考にするとよいでしょう。

参考:厚生労働省 『楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~』 (平成16年3月)

・保育所保育指針

「子どもの健康」に関連して、保育における食育の推進について取り上げられています。
保育の中に食育を取り入れる必要性やその方法などが明示されているので、
しっかりと理解しておきましょう。

参考:厚生労働省 保育所保育指針(平成29年3月) 第3章 健康及び安全  2 食育の推進

・食育基本法

国民の健康で文化的な生活、豊かで活力のある社会の実現にむけ、食育に関する基本理念を定めたもの。
第五条では保育者の役割として、食育の重要性の自覚と積極的な活動の推進が示されています

参考:農林水産省 食育基本法(平成27年9月最終改正)

・第4次食育推進基本計画

環境問題、SDGs、新型コロナウィルスによる生活様式の変化、デジタル化の進展など近年食をめぐる環境の変化が目立ちます。
それらを踏まえて新たに立てられた食育推進基本計画です。
共食、朝食の重要性をはじめ、子どもに関係する食の課題と推進内容が示されているので、家庭への支援としても活用できます。
参考:農林水産省 第4次食育推進基本計画(令和3年3月 )
   農林水産省 「第4次食育推進基本計画」啓発リーフレット
食育

4. 保育に役立つおすすめ記事は「ほいコレinfo」で!

今回は保育における「食育」をテーマにご紹介しました。
この他にもほいコレinfoでは、遊び、製作、お悩みなど保育に役立つ記事がたくさん紹介されています
ぜひチェックしてみてくださいね!
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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