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保育園の 救急セット には何を入れておけばいい?看護師がかんたん解説 

救急箱
いざという時のための 救急セット 。保育園で子どもがケガをした、体調をくずしてしまった時に 救急セット は必須です!しっかりと備えておきましょうね。今回は看護師の私から、 救急セット の中に準備しておくものについてご紹介します。保育士さん必見です!
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1. 保育園の 救急セット に準備しておくもの

保育園で子どもがケガをしてしまった、体調をくずしてしまった時に必要不可欠な 救急セット 。
保育士のみなさん、自分が働いている保育園の 救急セット に何が入っているか把握していますか?
いざという時に、すぐに対応できるように 救急セット の中身をしっかりと把握しておきましょうね。
まずは、基本的な 救急セット の物品についてお伝えします。
 救急セット の中身
・絆創膏(大・中・小)
・滅菌ガーゼ(大・中・小)
・包帯
・体温計
・氷枕
・ピンセット
・三角巾
・サージカルテープ(医療用テープ)
・傷用の消毒薬
・つめ切り
・ビニール袋(嘔吐しそうな時に役立つ)
体温計はおでこで測る「非接触」のものの方が測定時間も短く、衛生的で便利なのですが、子どもが発熱をした時は「腋窩用(脇の下)」を使った方が正確に体温測定できます。体温計は両方準備しておくと安心です。
サージカルテープは、ガーゼなどを止める時に使います。手で切ることができるので、傷の処置をする時に便利ですよ。
傷用の消毒薬は、今は子どもがケガをした時に「消毒をしない」方法が主流になっているので、保育園によって 救急セット に入っていない場合もあります。
今ご紹介した 救急セット の中身を見て、「あれ?内服薬はないの?」と新人保育士さんは疑問に思っているかも知れません。
保育園で市販の薬を使用するのはNG!
内服薬だけでなく、塗り薬や湿布なども医師が処方したもので保護者から依頼を受けたもの以外は使用してはいけません。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね♪
薬ではないですが、虫よけやハンドクリームなども子どもの体質に合わないことがあるので基本的には登園前に保護者に対応してもらいましょう。
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2. 保育士必見!看護師目線で準備しておくと安心なもの

つぎに保育園の 救急セット に入れておくと便利なものを看護師目線でご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪

【処置用のハサミ】

 救急セット の中に、処置をする時だけにつかうハサミを用意しておくと衛生的です。
例えば、ガーゼをすこし小さくして使いたい。という時はこのハサミを使いましょう。
子どもがケガをした場所に使うものは清潔でないといけません。
普段、製作などで使っているハサミは、いろいろなものを切っているのであまり衛生的ではないですよね。
衛生面を強化するために、処置用のハサミを1つ準備しておくと良いですよ。

【アルコール綿】

アルコール綿は薬局などで購入できます。
アルコールに浸っているコットンが個包装になっているものがとても便利。
これは傷を消毒するためではなく、物品を清潔に保つために使います。
腋窩用の体温計を使ったあとや、処置用のハサミやピンセットを落としてしまった時に消毒をしておくと衛生的ですよね。
アルコール綿がない場合は、コットンにエタノールを含ませたものでもOK!

【小さめの保冷剤】

保育園で子どもが発熱をした時、頭を冷やすことが多いと思います。
子どもの体を冷やすには、首や脇の下、太ももの付け根を冷やすと効果的なので、小さめの保冷剤を準備しておくと良いですよ。
保冷剤を直接肌に当てると、冷たすぎるのでガーゼハンカチも一緒に準備しておきましょうね。

【ビニール手袋】

子どもの傷を処置する時、保育士さん自身の身を守るためにビニール手袋を着用してほしいと思います。
忙しい時にわざわざ手袋をするのは大変。という気持ちも分かりますが、血液から感染する病気もあるので救急セットに準備しておきましょう。
いつでも使えるように、エプロンに入れておくのもおすすめです。

3.定期的に 救急セット の確認しよう

今回は保育園の 救急セット の中身についてと、看護師目線で準備しておくと安心なものをご紹介しました。
子ども達はいつケガや体調をくずすか分かりません。 救急セット の中身は定期的にチェックをして不足がないか確認しておきましょうね。
誰が確認しても大丈夫なように、チェックリストを作っておくと分かりやすいと思います。
使いたいときに物品がない。ということがないように保育士さん同士で協力をしながら 救急セット の整備をしていきましょうね。
保育士さんの参考になればうれしいです。

執筆者:瀬川知子(看護師)

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