楽しい夏!保育園でも プール遊び が始まり、子ども達も楽しみにしているのではないでしょうか。 プール遊び はとても楽しいけれど、注意しなくてはいけないのが事故!今回は プール遊び での事故を防止するために知っておきたい3つのことを看護師の私からお伝えします。
1. 保育園での プール遊び で注意すること
保育士のみなさん、暑い夏がやってきました!
保育園の夏と言えば「 プール遊び 」ですよね。子ども達も楽しみにしている恒例行事だと思います。
そんな楽しい プール遊び ですが、十分気を付けていないと思わぬ事故につながります。
保育士さんは子ども達の様子をしっかりと見守り、事故を防止していきましょうね。
まずは、保育園での プール遊び で注意してほしいことを看護師目線でお伝えします。
注意すること
・プール遊び前後、また プール遊び 中の子どもの体調管理
・気温25℃以上、水温22~30℃の日に行う
・水分補給をこまめに行う
・気温が28℃以上の時は、熱中症に注意!場合によっては、 プール遊び を中止する
・保育士は緊急時の対応を身に付けておく
プールの水温が低いと、外気との温度差が激しく心臓への負担がかかります。
さらに小さな子どもは、体温調節をする機能が未熟です。
温度差が激しいと体調不良の原因にもなるので気温や水温には十分に注意しましょう。
保育園によって基準が異なると思うのでかならず先輩に確認をしましょう!
そして、 プール遊び での事故を防ぐためにも、準備体操はとても大事!
いきなりプールに入るのではなく、まずは準備体操をして体全体をほぐしていきましょう。
2. プール遊び で事故を防止するために
つぎに、プール遊び中の事故を防止するために保育園ですることをお伝えします。
子ども達が楽しく、安全に プール遊び をするため、保育士さんにはもう一度確認をしてほしいと思います。
【準備体操をしっかりとする】
プール遊び の前にしっかりと体を動かすことで、ケガの予防や心肺機能をあげることができますよ。
プール遊び の最中、足がつってしまったり体調が悪くなってしまうと大きな事故につながります。
小さな子どもでも準備体操ができるように、動物やモノになりきる、音楽に合わせて行うと楽しいですよね。
こちらの準備体操の動画もぜひ参考にしてくださいね♪
【保育士の見守りを強化】
保育園での プール遊び はキケンと隣り合わせ。
子ども同士でふざけたり、走り回ることが大きなケガや事故につながります。
保育士さん同士で協力をして、子ども達を見守りましょう!
監視のポイント!
・監視役の先生は、子どもより先にプールサイドへ行く
・監視役の先生は、プール全体を見渡せる場所で監視に専念!交代をするときは、子ども達に目を配ったまま交換をする
・最後に子どもが退水したことを確認
・プール活動外は水を溜めたプールに子どもが近づかないようにする
プール遊びの見守りには、子ども達全員を見る「監視役」をする保育士さんを立てましょう。
子ども達と遊ぶ、おもちゃの準備をするなどの監視以外のことは、違う保育士さんが行い役割分担をすることが大切です。
【プール周りの環境整備】
プール遊び が楽しいと、子ども達もつい走り回ってしまいます。
プールの周りは水でぬれているので、転びやすく事故につながることも。
子ども達が安全に プール遊び できるように、ぬれている場所をこまめに拭いたり、プールから出た子どもがすぐに足を拭けるように、タオルを準備しておきましょう。
また、壊れているおもちゃもケガにつながるので、 プール遊び の前に保育士さんが確認しておきましょうね。
3.事故を防止して楽しい プール遊び をしよう!
いかがでしたか?
今回は、看護師の私から プール遊び での事故を防ぐためにできること3つをお伝えしました。
プール遊び の前には、子ども達ともしっかりと約束を確認しておきましょう!
「プールの周りで走るとケガをしてしまうから、ゆっくりと歩こうね。」
「いきなりプールに入ると、体がビックリしちゃうから必ず準備体操をしてから入ろうね。」
「プールの中でふざけたり、お友達を押さないよ。」
「気持ちが悪くなったり、疲れちゃったら近くの先生に言ってね。」
など、子ども達にも約束を守るように声掛けをしていきましょうね。
事故を防止するため保育士さん同士でしっかりとコミュニケーションをとっていきましょう!
保育園で子ども達と楽しくプール遊びをしてくださいね。
少しでも保育士さんの参考になればうれしいです。