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【保育】 HSC のメリットとは?保護者支援のポイントもご紹介!

HSCメリット
最近多い HSC について知っていますか?日本語では「人一倍敏感な子」と言われ、子どももその保護者も自己肯定感が育ちにくい傾向があります。そこで今回は、 HSC だからこその長所やメリットと保護者支援のポイントをご紹介!参考にしてみてくださいね。
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1. HSC のメリットとは?

保育士を目指している皆さん、こんにちは!
前回は最近多い HSC の子どもの特徴や、保育士対応のポイントをご紹介しました。
HSC は、ハイリー・センシティブ・チャイルド(Highly Sensitive Child)の略称です。
生まれつき音や匂いなどの刺激に対して脳の「扁桃体」が働きやすく、感受性が強くて神経が細やかな子どものことです。
HSC は日本語で「人一倍敏感な子ども」とも言われます。
人口の15〜20%(5人に1人)の割合でいるため、保育園にも HSC の子どもは少なからずいると思って良いでしょう。
そのため保育士になるなら、 HSC については保育のプラスアルファの知識として知っておきたいところ!
敏感な子どもと言うと傷ついたり疲れやすく、わがままで扱いづらいと誤解されることも少なくありません。
ですが HSC にはメリットだっていっぱいあるんですよ!
ついつい敏感な部分に目が行きがちですが、保育士は HSC の子どもの長所に目を向けてたくさん褒めてあげましょう。
HSC の子どももその保護者も自己肯定感が育ちにくい傾向があるので、保育士が積極的に長所を伝えてあげてくださいね。
そこで今回は、保育士が知っておきたい HSC のメリットや保護者対応のポイントをご紹介します。
HSC の子どもは周囲の影響を受けやすく、隣の子どもが怒られていると、まるで自分も怒られているような気持ちになってしまいます。
このようにネガティブな影響も受けやすいのですが、ポジティブな影響も受けやすいのが HSC 。
他の子どもが気付かないことまで配慮ができるなどの素晴らしい長所がありますよ!
他にも、、
 HSC のメリット(長所)
・友だちに優しい
・友だちが嬉しいと自分も嬉しくなる
・植物や動物に優しい
・自然や芸術の美しさを人より感じることができる
・計画性がある
・慎重に行動できる
・人の話を聞くことができる
・想像力が豊か
・物語に没頭できる
・一人遊びができる
・素直に吸収できる
などなど、 HSC の子どもならではの長所はたくさんあります。
確かに感受性が豊かだからこそ傷つきやすい面もあります。
ですが、例えば HSC は晴天や澄んだ空気などを感じるだけで幸せを感じることができるんですよ。

2.保育士の保護者支援のポイント

ご紹介した通り、長所だってたくさんある HSC 。
ですが集団行動が苦手だったり、他の子どもより繊細な一面を心配する保護者は少なくありません。
HSC は決して病気ではなく生まれもった特性です。
そのため治療や特別な配慮が必要というわけではなく、上手く付き合っていくものなんです。
HSC を理解し受け入れると、子どもも保護者も楽になります。
また HSC の繊細さを、自分の育て方が悪かったのでは?と自分を責めてしまう保護者も多いです。
ですが赤ちゃんの時から光や音に反応する度合いは異なっています。
このように生まれ持った特性なので、保護者の育て方を責める必要はありませんよ。
保育士は HSC の子どもと同時に保護者の自己肯定感も上がるよう、保護者を支援をしていきましょう。
HSC のメリットについても紹介すると、保護者も嬉しくなりますよ。
HSC を受け入れることができれば、他人を気にせずその子のペースでのびのびと保育をすることができます。
またひと口に HSC と言っても、特に敏感な刺激や度合いは異なります。
そのため事前に保護者から、この子はどのような刺激に人一倍敏感なのかを共有すると、保育園での生活も楽になります。
例えば大きな音が苦手だったり、薄暗い環境が苦手だったり、服のチクチクが苦手だったりと様々です。
事前にわかっていれば保育園でも対処しやすいので、保護者の方には協力してもらいましょう。
保護者支援のポイント
・ HSC は生まれ持った特性なため、育て方を責める必要はない
・子どもと保護者の自己肯定感を高める支援をする
・事前に特に敏感な刺激を家庭と共有する
・周囲も HSC を受け入れて、上手に付き合っていくことが大切

3. HSC は生まれ持った長所♡

いかがでしたか?
今回は、最近多い HSC の子どもの長所やメリットと保護者支援のポイントをご紹介しました。
繊細で生きづらいようにも思える HSC ですが、実は HSC だからこその長所もたくさんあります!
子どもと保護者両方の味方になれるよう、 HSC の子どもの良いところを見つけて、たくさん褒めてあげましょう。
また HSC にはいくつかタイプがあり、決して内向的な子どもばかりというわけではありません。
明るく社交的だけど繊細なタイプの HSC という場合もあります。
保育士はいろいろなタイプの HSC がいることを理解し、その子の個性として受け入れてあげてくださいね。
未来の保育士さんを応援しています!
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執筆者:ほいコレ 編集部

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