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保育学生さん必見！ 乳児院 ってどんなところ？わかりやすく解説！
『 乳児院 』ってどんなところか知っていますか？これから実習や就活を控えている保育学生さんは必見♪今回は、 乳児院 の基本をわかりやすく解説します。実習や就活前にきちんと理解し、準備しておきましょう。
1. 乳児院 ってどんなところ？
ほいコレでは、保育学生さんの進路に役立つ情報をお届けしています！
今回は、『 乳児院 』の基本をわかりやすく解説♪
乳児院 ってどんなところか知っていますか？
乳児院 とは、
乳児院は、保護者の養育を受けられない乳幼児を養育する施設です。乳幼児の基本的な養育機能に加え、被虐待児・病児・障害児などに対応できる専門的養育機能を持ちます。
乳児院 は、児童福祉法第３７条において、
乳児を入院させて養育し、退院後の支援も行うことを目的とする施設とされています。
乳児の保護・養育、保護者・里親の支援、地域の子育て支援などを役割とし、
施設数は全国で１４４か所、入所人数は２８００人程です。（令和２年３月末現在）
★運営
乳児院 の運営主体は、自治体（県や市）、社会福祉法人、日本赤十字社など。
入所している子どもを、２４時間３６５日預かる施設です。
★入所している子ども
０～３歳（場合によっては～就学前）の子どもが対象。
入所の理由は様々ですが、
虐待によるものが４割程、
家族の精神疾患によるものが２割程、
その他は経済的理由や別居などによるものです。
また、入所する子どもの心身の状態としては、
健全な状態の児が半数、病児・障害児が半数とされています。
★職員
保育士の他に、看護師、医師、家庭支援専門相談員、栄養士、調理師など、
様々な職員が一つのチームとなって運営しています。
2. 乳児院 での仕事内容は？
乳児院 では、保育士としてどのような仕事をするのか気になりますよね。
保育園では、子どもを『保育』するのに対し、
乳児院 では、子どもを『養育』することが保育士としての仕事です。
つまり、子どもの生活をまるごとサポートし、
親に代わって成長を見守っていくということ。
食事、睡眠、排泄、入浴、遊びなど、
日常生活を通して徐々に子ども達との関係を築いていきます。
入所している子どもが家庭と同じような体験をし、
温もりや愛情を感じられるような関わりを担っているのが 乳児院 の保育士さんです。
また、入所する子どもがそれぞれに抱えている問題に対し、
医師や看護師、相談員などの他の職員と連携しながら支援を行っていきます。
保育園で働く保育士とはまた違った、
専門的な知識やスキルが求められると言えるでしょう。
3. 乳児院 で働くには？メリット・デメリットは？
乳児院 で働くにはどうすればいいのか、
また、働く上でのメリットやデメリットを考えてみましょう。
【採用について】
乳児院 の採用募集は、
一般の保育園に比べるとかなり少ないです。
そもそも施設数が保育園に比べて少ないので、当たり前のことではあるのですが、
自治体によっては、 乳児院 が県内一か所のみという場合もあります。
ですから、求人のチェックをこまめに行うことが大切。
乳児院 のホームページに採用情報が掲載されていることもあるので、
希望の施設がある場合は、求人の見逃しがないように注意しましょう。
★採用試験
書類選考の後、面接や小論文などの採用試験を行う場合が多いようです。
★日程
早ければ春に採用募集が出て、６～７月頃に採用試験を実施、
夏頃に募集が出て、９～１０月頃に試験を実施、
欠員が出れば年度途中でも随時募集を行っている場合など様々です。
施設のホームページに、前年度の募集要項や採用試験について載せられていることもあるので、
気になる施設がある場合は、情報収集を欠かさずに行いましょう。
【メリット・デメリット】
乳児院 で働く上での一番のメリットは、
保育士としての『やりがい』を感じられるということではないでしょうか。
一般の保育園では経験できない『養育』を通して、
一人ひとりの子ども達の成長を、肌で感じることができるでしょう。
一方、デメリットとしては、
やはり責任の重さや、子どもとその親との関わりの難しさがあるということ。
専門的な知識やスキルを身につけていく必要があるので、
一般の保育士さんとはまた違った大変さがあるでしょう。
また、夜勤など変則的な勤務時間にも慣れていかなければなりません。
いかがでしたか？
今回は、『 乳児院 』についての基本をご紹介しました。
就活前にきちんと理解しておくことで、
時間をかけて進路について考えることができ、
また、就職準備も慌てずに取り組めるのではないでしょうか。
『 乳児院 』についてもっと詳しく知りたい場合は、
施設での実習やボランティアに行くこともおすすめです。
未来の保育士さんを応援しています！
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執筆者：たか 先生(保育教諭1)
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