『 認定こども園 』ってどんなところか知っていますか?これから実習や就活を控えている保育学生さんは必見♪今回は、 認定こども園 の基本をわかりやすく解説します。実習や就活前にきちんと理解し、準備しておきましょう。
1. 認定こども園 ってどんなところ?
ほいコレでは、保育学生さんの進路に役立つ情報をお届けしています!
今回は、『 認定こども園 』の基本をわかりやすく解説♪
認定こども園 ってどんなところか知っていますか?
認定こども園 とは、
教育・保育を一体的に行い、幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持つ施設。
この 認定こども園 は、4つのタイプに分けられます。
認定こども園 4つのタイプ
・幼保連携型…幼稚園と保育園の機能を併せ持つ単一の施設。
・幼稚園型…もとは幼稚園で、保育園の機能を備えることで 認定こども園 となる。
・保育園型…もとは保育園で、幼稚園の機能を備えることで 認定こども園 となる。
・地方裁量型…もとは認可外の施設で、必要な条件を満たすことで 認定こども園 となる。
認定こども園 は、自治体(市町村)、学校法人、社会福祉法人、宗教法人、株式会社など、運営元は様々です。
自治体が運営している場合は、公立の 認定こども園 、その他は私立の 認定こども園 となります。
園によって多少違いますが、
月曜日~土曜日7:00頃~19:00頃の範囲で開園している場合が多いでしょう。
9:00頃~14:00頃を通常の保育時間とし、
その前後は保護者の必要に応じて保育を利用できる仕組みです。
受け入れ年齢は、0歳(基本は生後57日~)~就学前。
0~2歳児クラスは保育を必要とする児、
3~5歳児クラスは特に制限はなく入園することが可能です。
公立の 認定こども園 であれば、職員は公務員です。
正規職員、パート、派遣職員などが一緒に働いています。
2. 認定こども園 で働くには?
次に、 認定こども園 で働くには、どのような条件が必要なのでしょうか。
ここでは、正規職員としての採用についてご紹介します。
・保育士資格
・幼稚園教諭免許
※取得見込みも含まれます。
基本的には保育士資格と幼稚園教諭免許を併せ持っている『保育教諭』であることが求められます。
公立であれば公立保育園や公立幼稚園と同様に、公務員試験があります。
年齢制限があり、30歳前後までとしている場合が多いのですが、
最近は経験者枠を設けている自治体も少なくありません。
一次が筆記試験(一般教養科目、専門科目)、
二次が面接や、ピアノ、製作などの実技を行う場合もあります。
また、試験に合格すれば採用が即決定という訳ではなく、
まずは合格者名簿に登録され、その後配属先が決定してから正式採用という流れになります。
一方、私立は各 認定こども園 が独自に採用試験を行います。
一般的に、一次は書類選考、二次は面接、実技、小論文などです。
実技試験の内容としては、ピアノが多いようですが、
他にも製作、絵本の読み聞かせ、体操などと、
園によって差があります。
公立は4~6月頃に募集、
7~9月頃に公務員試験の一次試験、
9~10月頃に二次試験があります。
しかし、日程は各自治体によって違いがあるので注意が必要。
私立は、夏頃から募集が多くなります。
試験日程は、保育園によって様々ですが、
9~11月頃に実施される場合が多いようです。
3. 認定こども園 で働くことのメリット・デメリット
最後に、 認定こども園 で働く上でのメリットやデメリットを見ていきましょう。
【メリット】
★保育の幅が広がる
幼稚園と保育園の機能が合わさった 認定こども園 では、
教育的な面と、保育・養護的な面の両方を経験できます。
自分の保育の幅が広がり、スキルアップしていけるでしょう。
★求人が増えている
認定こども園 はこれから増えていくと言われています。
ということは、求人も増えていくということ。
就活の選択肢が広がり、
自分の強みを活かせる職場に巡り合えるかもしれません。
【デメリット】
★仕事量が多い
幼稚園と保育園の機能を併せ持っているため、
どうしてもやることが多くなってしまう点はデメリットです。
仕事の分担や残業の有無は、職場環境によって違うので、
事前にしっかりとリサーチしておくことが大切でしょう。
★保護者対応
認定こども園 を利用している家庭の状況は様々です。
共働き家庭や、保護者のどちらかが働いている家庭など、
各家庭によって状況が違うため、
保護者への対応も難しい場合があるでしょう。
いかがでしたか?
今回は、『 認定こども園 』についての基本をご紹介しました。
就活前にきちんと理解しておくことで、
時間をかけて進路について考えることができ、
また、就職準備も慌てずに取り組めるのではないでしょうか。
未来の保育士さんを応援しています!
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