保育士を目指している皆さんは、 認証保育園 という施設を知っていますか?一見「認可保育園」とも似ているので何が違うの?と思ってしまう人も多いかもしれません。そこで今回は、意外と知らない 認証保育園 について認可保育園とも比較しながらご紹介します♪
1. 認可保育園とはどう違う?
保育士を目指している皆さんこんにちは!
保育学生の皆さんは、 認証保育園 という保育施設を知っていますか?
一見「認可保育園」と似ているので何が違うの?と思ってしまいますよね。
この 認証保育園 、実は認可外保育園になるんです。
認可保育園 ・・・国の認可基準を満たした保育園
認証保育園 ・・・東京都独自の認証基準を満たした保育園
東京都は人口が多く土地の広さなども限られているため、
一人当たりの面積数などの国の基準を満たすことが難しいことがあります。
そこで東京都民の保育ニーズを重視し、国の基準を少し緩和した独自の基準を満たした施設を認証し、補助金を交付しています。
認可保育園の0~1歳児の基準面積→1人あたり3.3㎡
認証保育園 の0~1歳児の基準面積→1人あたり2.5㎡
( 認証保育園 以外の)認可外保育園→1人あたり1.65㎡
東京都以外でも、大阪市・札幌市・横浜市・船橋市・松山市などの大都市で 認証保育園 制度を設ける自治体が増えているんですよ。
ちなみに大阪市では「地域型保育事業所」、横浜市では「横浜保育室」などと呼ばれています。
2. 認証保育園 の特徴とは
認証保育園 の仕事内容は、認可保育園や認可外保育園と大きく変わりありません。
1日を通して子ども達の食事や遊び、排泄などの生活の介助などを行います。
ただし 認証保育園 は、0歳児保育の実施義務や13時間以上の開所義務があるのが特徴です。
13時間以上の開所義務があるため、閉所時間は20〜22時頃と夜間まで保護者は子どもを預けることができます。
そのため保育士はシフト制で働く所がほとんどでしょう。
設置場所や受け入れ人数の違いから、A型とB型に分けられています。
それぞれの特徴を見ていきましょう!
認証保育園 A型の特徴
施設形態・・・原則、駅前に設置する
対象年齢・・・0〜5歳
定員・・・20〜120人
改修費用の補助・・・最寄り駅の改札口から徒歩5分圏内が条件
認証保育園 B型の特徴
施設形態・・・少人数で家庭的保育を行う
対象年齢・・・0〜2歳
定員・・・6〜29人
改修費用の補助・・・なし
職員の規定はA・B型とも、認可保育所と同等の配置基準&常勤職員は6割以上です。
対して認可外保育園は、1/3は保育士か看護師であること&常時2人以上配置です。
そのため 認証保育園 の方が、職員規定も認可保育園に近い印象ですね。
3. 認証保育園 で働くメリット♪
いかがでしたか?
今回は 認証保育園 について、認可・(他の)認可外保育園とも比較しながらご紹介しました。
認証保育園 では、約4割の職員が保育士資格を持っていなくても働くことができます。
そのため保育士資格を取得見込みの人も働くことができる施設も少なくありません。
保育士を目指している学生さんのアルバイトにもおすすめです。
働きながら保育の経験を積んだり、学ぶことができますよ。
閉所時間20〜22時と遅いのも特徴的なので、
遅番シフトに入れる学生さんは歓迎されるかもしれません◎
また 認証保育園 A型の場合、改札口から徒歩5分圏内で改修費用の補助が出るため、駅近に設置されていることも多いもの。
雨の日や早朝など、駅から勤務先が近いのは保育士さんにとってもメリットですよね♪
また 認証保育園 は比較的小規模な園も多いので、
じっくり一人ひとりの子どもに向き合いたい保育士さんには向いているかもしれません。
それぞれの施設の特徴を理解して、
自分の理想的な保育ができる保育園を選んでいきましょう。
↓こちらの記事もおすすめ♪