赤ちゃんは ハイハイ をたくさんした方が良いの?今回は0歳児保育に役立つ『 ハイハイ 』がテーマです。0歳児の発達目安を確認しつつ、 ハイハイ することで発達にどのような影響が出てくるのかなどをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい♪
1.赤ちゃんは ハイハイ をたくさんした方が良い?
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今回のテーマは、赤ちゃんの『 ハイハイ 』です。
みなさんは、赤ちゃんのうちに ハイハイ をたくさんした方が良いという話を聞いたことはありますか?
最近では、あまり ハイハイ をせずに成長していく子もいると聞きます。
ハイハイ をしなくても、歩けてしまえばそれで良いという風にも思いますが、
実際はどうなのでしょうか?
今回は0歳児の発達段階を踏まえた上で、『 ハイハイ 』に関する知識をご紹介していきます。
2.確認しよう!0歳児からだの発達目安
まずは、0歳児のからだの発達目安から確認していきましょう。
0歳児の1年間は、人生で最も成長の大きい時期と言われています。
成長発達には個人差も大きいのですが、
今回は大まかに、0歳児の月齢ごとのからだの発達段階を見ていきましょう。
生後1か月頃・手足を動かす
・首を左右に動かす
生後2か月頃・手足を活発に動かす
生後3か月頃・首がしっかりしてくる
・物を触る
生後4か月頃・首がすわる
・うつ伏せで首を上げる
・物を握る
生後5か月頃・寝返りをうつ
生後6か月頃・寝返りを活発にする
・支えられて座る
生後7か月頃・自分で座る
生後8か月頃・ずりばいをする
生後9か月頃・ ハイハイ をする
生後10か月頃・ ハイハイ を活発にする
・つかまり立ちをする
・伝い歩きをする
生後11か月頃・伝い歩きが安定する
・一人で立つ
3. ハイハイ とはどんな動作?
0歳児の発達目安で見ると、
だいたい生後9か月前後で ハイハイ をし始めます。
赤ちゃんは、 ハイハイ の前段階である『ずりばい』をし始める頃から、
周囲への興味が高まり、だんだんと動きが活発になっていくのです。
◆ ハイハイ は体幹に関係する?
この ハイハイ という動作は、
両手と両ひざを床につけて四つ這いの状態になり、前に進む動作のこと。
ハイハイ を行うには、
手足でバランスを取りながら四つ這いの状態でからだを支え、
重心をコントロールしながら手足を動かして進む必要があります。
つまり、からだの軸となる『体幹』や『バランス感覚』と関わりがある動きということです。
赤ちゃんが ハイハイ できるようになる前に、
四つ這いの姿勢で前後に揺れるような動作をすることがあります。
この動作をすることで、赤ちゃんはからだのバランス感覚を確かめているのかも!?
◆からだにはどんな影響がある?
ハイハイ の動作によって赤ちゃんのからだにどのような影響があるのでしょうか?
【筋力が発達する】
ハイハイ の動作により、手足だけでなく全身の筋力がバランスよくついていくと言われています。
【興味関心が広がる】
ハイハイ によって行動範囲が広まることで、赤ちゃんは様々な刺激を受けるでしょう。
興味関心や意欲が高まっていくことで物事の認知や、情緒面の発達にプラスとなります。
実は、「 ハイハイ をたくさんすること=運動神経が良くなる」
ということは科学的に証明はされていません。
ハイハイ をしてたくさんからだを動かすことにより、筋力やバランス感覚がついていき、
赤ちゃんのからだに良い刺激があるということは言えそうですね。
4. ハイハイ をしない場合はどうする?
最初にお話したように、
ハイハイ をあまりせず歩けるようになる子もいます。
ハイハイ をたくさんした方が良いと聞くことも多いと思いますが、
実は ハイハイ をせず歩いてしまっても発達には心配いらないのだそう。
発達段階には個人差があり、
ハイハイ を長い期間する子もいれば、ほとんどせずにつかまり立ちから伝い歩き、そして歩けるようになる子もいます。
また、 ハイハイ をせず座った状態でお尻をずって移動する『シャフリング』という動作をする場合も。
シャフリングをする子は、一般的に歩き始めが遅れる傾向があるようですが、
2歳頃までに運動機能が追いついていけば問題ないとされています。
しかし、まれに疾患が関係している場合もあるので、
心配な場合は専門の機関に相談してみるのが良いでしょう。
いかがでしたか?
今回は、0歳児保育に役立つ『 ハイハイ 』に関する知識をご紹介しました。
発達には個人差があることを理解しつつ、
色々な角度から一人一人の成長を見守り、サポートできると良いですね。
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