「避難訓練のねらい、年齢によって何を書けばいいの…?」「指導案にどう書けばいいかわからない…」そんな不安はありませんか?この記事では、年齢別のねらいの立て方と、子どもへの伝え方・配慮のポイントをまとめました。実習でも自信をもって臨めますよ。
この記事でわかること
- 避難訓練の指導案に書ける「年齢別のねらい文例」が手に入る(年齢ごとの書き分け方)
- 子どもにわかりやすく伝える「声かけ・伝え方の工夫」がわかる(「おかしも」の年齢別の伝え方)
- 訓練中に気をつけたい「配慮のポイント」もわかる(年齢差への対応)
1. 避難訓練の「ねらい」、まず知っておきたいこと
避難訓練は、保育園で毎月のように行われる定番行事です。
でも実習生は見学するだけで終わってしまい、「ねらい」まで意識する機会は少ないのではないでしょうか。
この記事では、年齢別のねらいの考え方から、子どもへの伝え方、訓練中の配慮のポイントまで解説していきます。
・避難訓練の「ねらい」ってなぜ大事?
避難訓練のねらいは、ただ体を動かして避難することではありません。
「もしものときに、落ち着いて行動できる力を育む」ことにこそ意味があります。
日頃の訓練の積み重ねが、実際の災害が起きたときの子どもの行動を左右すると言われています。
だからこそ、なんとなく参加するのではなく、ねらいを明確にもつことが大切なのです。
「前項の訓練のうち、避難及び消火に対する訓練は、少なくとも毎月一回は、これを行わなければならない。」
実際に保育園で地震が起きたときの現場の様子は、こちらの記事でも紹介しています。
・年齢によって、ねらいを変える必要があるの?
0歳児と5歳児では、理解できることも行動できることも大きく違います。
同じ「ねらい」をどの年齢にも当てはめるのは、現実的ではありません。
年齢が上がるほど、「自分で判断する力」「友達と協力する力」まで踏み込んだねらいが立てられるようになります。
次の項目で、年齢別の具体例を見ていきましょう。
2. 避難訓練の「ねらい」、年齢別に見るとこう変わる
避難訓練のねらいは、0〜2歳児・3歳児・4歳児・5歳児で、それぞれ変わります。
発達段階に応じて「できること」を軸にねらいを立てるのがポイントです。
ここからは、年齢別の具体例を紹介していきます。
・0〜2歳児クラスのねらい例
0〜2歳児は、「保育士と一緒に安心して行動できる」ことを軸にねらいを立てるのがポイントです。
0〜2歳児の例
- 0歳児:保育者に抱かれるなどして、安全に避難する経験をする
- 1歳児:保育士の声かけや援助を受けながら、落ち着いて避難する
- 2歳児:保育士の簡単な指示を聞き、自分の足で避難しようとする
判断が難しい年齢だからこそ、この軸を意識してみてくださいね。
・3歳児クラス(年少)のねらい例
3歳児(年少)は、少しずつ自分で行動する姿を認めるねらいを立てましょう。
3歳児の例
- 3歳児:おかしも(おさない・かけない・しゃべらない・もどらない、の頭文字を取った避難訓練の合言葉)の一部を意識しながら、保育士と一緒に落ち着いて避難する
自分でできることが増える時期だからこそ、「少しずつ自分で行動する」姿を認めるのがポイントですよ。
・4歳児クラス(年中)のねらい例
4歳児(年中)は、「なぜそうするのか」を自分で考える姿をねらいに入れましょう。
4歳児の例
- 4歳児:『おかしも』の意味を理解し、自分の行動に気をつけようとする
理解できることが増える時期なので、考えながら行動しようとする姿をねらいに入れるのがポイントです。
・5歳児クラス(年長)のねらい例
5歳児(年長)は、「自分で考えて行動する力」に加えて、友達や小さいクラスの子への思いやりの視点も加えていきましょう。
5歳児の例
- 5歳児:友達や小さいクラスの子を気にかけながら、落ち着いて避難する
この「思いやる視点」は、指導案らしいねらいになるだけでなく、後半で紹介する就活の自己PRにもつなげやすいポイントです。
3. 保育実習生が知っておきたい、伝え方と動き方のコツ
ねらいを立てるだけでなく、「実習生として何をすればいいか」も悩みやすいポイントですよね。
現職の保育士のように独自の声かけを工夫する場面は少なくても、実習生だからこそできる関わり方があります。
ここでは、実習生ならではの関わり方と、見ておきたい視点を紹介します。
・子どもへの伝え方・動き方、実習生はどうすればいい?
実習生は、「そばで見守る」「保育士と一緒に行動を示す」形で関わるのが基本。
乳児クラスでは保育士の動きに合わせて手をつなぎます。
幼児クラスでは「お・か・し・も」を一緒に確認します。
こうした関わり方が、実習生の立場でもできることです。
独自の声かけを工夫する場面は少なくても、こうした関わりだけで十分に役割を果たせますよ。
・見学中・訓練後に配慮しておきたいこと
見学中・訓練後には、次の3点に配慮しておきましょう。
配慮のポイント
- 大きな音や放送に驚く子がいないか見ておく
- 訓練後に不安そうな子がいたら保育士に伝える
- 実習日誌に書くときは「できていた点」だけでなく子どもの様子の変化も書き留めておく
どれも、特定の子や園を否定しない、一般的な配慮の仕方です。
4. 避難訓練で学んだ視点は、就活にも活かせる
ポイントまとめ
- 避難訓練のねらいは年齢で変わる(0〜2歳は安心して行動、3〜5歳は自分で考える力や思いやりの視点を追加)
- 実習生は「そばで見守る」「保育士と一緒に行動を示す」形で関わるのが基本
- 訓練中・訓練後は、驚いた様子や不安な様子が無いか気にかけておく
実は、「子どもの安全を第一に考え、年齢に応じた対応を工夫する視点」は、そのまま就活の自己PRにも活かせます。
面接では「年齢に応じて伝え方を変え、子どもの安全を第一に考えて行動した」と、実習でのエピソードを具体的に語れると説得力が増しますよ。
こうした「子どもの安全を大切にする視点」を活かせる園を探すなら、保育学生向け就活サイト「ほいコレナビ」がおすすめです。
就活の進め方や、現場の保育士が避難訓練で工夫していることをもっと知りたい方は、下記の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。