保育士になるために必ずやらなくてはいけないのが、現場での実習。
普段保育の勉強をしていても、実際の保育園ってどんなところ?
実習ってどんなことをすればいいの!?
考えると色々と不安になってしまいますよね。
誰だって初めてのことは緊張したり不安に感じたりするものです。
まず保育園での実習とはどんなものなのか、お伝えしたいと思います。
保育園での実習で、実習生は保育士さんと同じように子どもたちと遊んだり、
生活のサポートをしたりして子どもたちと関わっていきます。
年齢によってサポートの仕方は変わりますが、
具体的にどのようなことをするのかというと…
・食事…食事の介助、配膳、片付けなど
・排泄…おむつ交換、トイレの手伝い、見守りなど
・着替え…着替えの介助、見守り、片付けなど
・午睡…布団の準備と片付け、眠るまでそばにつくなど
・遊び…室内・戸外の自由遊び、歌、手遊び、
・絵本の読み聞かせ、体操、製作など
・その他…おもちゃの消毒、保育室やトイレの掃除、
製作準備の手伝いなど
このように色々なことを実習では行います。
ここに載せたものは一般的な内容なので、
保育園によって内容が変わることもあります。
保育士さんは実習生のことをどう思っているの?
…と少し気になりますよね。
実際の保育士さんってどんな人たちなのかな…
優しいかな…厳しいのかな…
そんなことも不安な気持ちになる一つなのではないでしょうか?
もちろん、人それぞれ性格や考え方は違うので、
物腰が柔らかな人、テキパキとした人など色々な保育士さんがいます。
けれどひとつ言えること…それは、
保育士さんにとって実習生を受け入れることは、正直楽なことではありません。
毎日の保育の仕事に加えて、実習生の指導も行うとなると
その分、時間も気力も使います。
けれど、それでも実習生を受け入れるのは
自分たちも同じように実習経験をしてきたこと、
保育士の仕事をしっかり知ってもらい、
未来の保育士さんに期待しているからこそなのです。
忙しい中でも実習を受け入れてもらえることに、
感謝の気持ちをもてるといいですね。
保育園での実習内容、
保育士さんからみた実習生とはどんなものかをお伝えしてきました。
では、実習生としてどうすればいいのか!
実習前に、実習生として大切なポイントをしっかりおさえておきましょう。
緊張していると、小さな声になってしまったり、
タイミングを逃してしまったりしがちですが、
あいさつはとても大事!
あいさつや返事ひとつでかなり印象が変わります。
まずは「おはようございます」「失礼します」「ありがとうございます」
などの基本的なあいさつ。
それから、何か言われたあとにしっかりと返事をすること。
そんな基本的なこと!?と思うかもしれませんが、
いざ実習になると、自分が思っているより出来ていないことがあるのです…。
実習生から反応があることで、
保育士さんは「頑張っているな」「伝わっているな」と安心します。
子どもたちや保護者の方にも、元気にあいさつするようにしましょう。
不安に感じたり、緊張したりすると顔がこわばってしまいます。
意識的に笑顔でやりとりするようにしましょう。
子どもたちはとても敏感で、実習生のこともよく見ています。
笑顔で接することで、柔らかい印象を与えるので、
子どもたちも少しずつ心を許してくれると思います。
実習生なので、わからないことがあるのは当たり前!
こんなこと聞いてもいいのかな…
こんなこと質問したら変に思われるかな…
なんて思わず、勇気をだして保育士さんに聞きましょう。
保育士さんにとっても、質問してもらうことで
どんなことを疑問に思っているのかわかるので、アドバイスしやすいのです。
また、何をしたらいいのかわからない時、
「何かやらせていただけることはありますか?」
と声をかけることで、積極的な姿勢を感じてもらえますよ。
実習で何を学びたいのか、何をしたいのか
という目標や目的を持つことが大切です。
例えば…
「〇歳児の遊びと保育士の関わり方を学ぶ」という目標であれば
子どもたちの遊び方や
保育士さんが子どもたちとどう関わっているのかを中心に見ていきます。
また…
「子どもたちの前で手遊びや読み聞かせをしたい」という目的であれば
年齢や季節に合った手遊び、絵本などを事前に準備しておきます。
このように、目標や目的をしっかり持つことで、
実習でどんなところを見ていけばいいのか、
事前にどんな準備をすればいいのかがわかってきますよ。
実習はだれでもドキドキするものです。
不安な気持ちが少しでも楽になるように、
実習前から心の準備をしっかりとしておきましょう!
あとは失敗を怖がらずに、思いきりやるのみ!
あなたの実習が、有意義なものになることを願っています。
執筆者:たか 先生(保育教諭1)
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