お礼メールの例文
件名:内定辞退のご連絡(○○学校 ○○)
○○保育園
○○先生
お世話になっております。○○学校の○○です。 このたびは、内定のご連絡をいただきありがとうございました。 大変ありがたいお話でしたが、慎重に検討した結果、他園での就職を決めさせていただきました。 貴園の温かいご対応には心より感謝しております。どうかご理解いただけますと幸いです。
短い期間ではありましたが、大変お世話になりました。今後のご発展を心よりお祈り申し上げます。
○○学校 ○○(フルネーム)
※手書きのお礼状の場合は、上記の内容を参考に便箋にまとめましょう。
丁寧な言葉づかいと誠意が伝われば、形式にとらわれすぎなくてOKです。
2.内定を保留したいときのマナーと伝え方
内定保留は失礼?
保留すること自体は、非常識なことではありません。
「少し考える時間がほしい」「他の園とも比べて決めたい」など、内定をすぐに決めきれないこともあると思います。
相手に不安や不快感を与えないように、伝え方やタイミングには気を配ることが大切です。
できるだけ早めに伝えるのがマナー
迷っている場合でも、まずは保留の意思をできるだけ早く伝えるようにしましょう。
例文
「ありがとうございます。ぜひ前向きに検討させていただきたいのですが、もう少しお時間をいただけますか?」
「いくつかの園からお話をいただいており、慎重に検討したく思っております。」
伝える方法は、電話かメールが基本ですが、電話の方が印象が柔らかく丁寧に伝えられます。
事前にメモなどを用意しておくと、落ち着いて話せます。
いつまでに返事をするかを明確にする
保留するときは、いつまでに返事をするかを自分から伝えるようにしましょう。
期限をはっきりさせることで、園側も予定が立てやすくなり、誠実な印象になります。
例文
「○日までに必ずご連絡いたします」
「△日までには決めて、ご連絡を差し上げたいと考えています」
面談がある場合の心構え
園によっては、保留中に面談や説明会が行われることもあります。
その場で即答を求められることは少ないですが、「まだ迷っている」気持ちを正直に伝えてOKです。
無理に答えを出そうとせず、「しっかり考えている姿勢」が伝わるように話すことが大切です。
保留の理由は、正直すぎなくても大丈夫
保留の理由は、必ずしも詳しく説明する必要はありません。
やわらかく伝える表現を使うと安心です。
例文
「大変ありがたいお話ですが、他の園からも内定をいただいており、慎重に検討したいと思っております」
「貴園を含め、いくつかの園からお話をいただいており、後悔のない選択ができるよう、少しだけお時間をいただけたらと思っております」
大切なのは、感謝の気持ちと前向きな姿勢を込めて伝えることです。
3.内定の辞退を迷っているときに考えてほしいこと
内定を保留したり、辞退を考えたりすることに、罪悪感を覚える方もいるかもしれません。
でもそれは、自分の将来と真剣に向き合っている証拠です。
“迷っている”=一生懸命考えている証拠
保育士としてのスタート地点は、これからの人生を左右する大切な選択。
だからこそ、「これでいいのかな?」と立ち止まるのは当たり前です。
他の人と比べず、自分が納得できる選択をすることが、いちばん大切なのです。
園との相性・働きやすさも大事な基準
立地や雰囲気、先生たちとのやりとり「ちょっと違和感があるかも」と感じたら、その感覚を大事にしてOK。
どんなに評判のいい園でも、自分に合っていないと、働き続けることが難しくなることもあります。
後悔しないために、自分の気持ちと向き合おう
誰かに決めてもらうのではなく、自分の心の声を聞いてみましょう。
迷った末に出した結論なら、どんな結果でもきっと納得できます。
「とりあえず…」と内定を承諾したあとで、不安になってしまうこともありますよね。
でも、一度承諾したからといって、気持ちを変えられないわけではありません。
自分の中で納得のいく決断ができるよう、もう一度立ち止まって考えても大丈夫です。
「迷ってもいい。迷ったからこそ、大切に選べた。」
そんなふうに思えるように、自分自身を信じてあげてくださいね。
4.【内定辞退・保留】マナーある伝え方で、自分の選んだ道へ進もう
保育士の内定を辞退・保留するのは、特別なことではありません。
悩むことは、あなたが保育士としての第一歩を「大切に選びたい」と思っている証拠です。
どの選択肢を選んでも「あなたが決めたこと」なら、それが正解です。
伝え方に迷ったら「ありがとう」の気持ちを忘れずに。
“今の自分”にとってのベストを選べば、それでいいんです。
未来の自分が「あのとき、ちゃんと向き合えてよかった」と思えるように。
この記事が、そんな一歩を応援できたらうれしいです。
あなたなら、大丈夫。
未来の子どもたちと笑顔で関わる自分を、心から信じてあげてくださいね。