経験年数に応じて段階的に昇給するため、5年目には月給26万円前後が期待できます。
さらに、「処遇改善手当」などが別で支給されることもあり、基本給より手取りが高くなるケースも。
なお、初任給は学歴だけでなく、園の規模や運営団体、地域によっても差があります。働きたいエリアの相場をチェックしておくと安心です。
長く働くほど昇給や手当のチャンスも広がるので、続けることでしっかり収入アップが見込めますよ!
・認定こども園保育士の給料平均はいくら?
「認定こども園の給料は平均でいくらですか?」と質問を受けることが多いですが、はたしてどれくらいでしょうか?
2024年度の調査によると、認定こども園保育士の給料は以下のとおりです。
- 私立認定こども園の平均月給:約33.2万円
- 公立認定こども園の平均月給:約34.6万円
勤続年数の平均は約9.8年!経験を積むほど昇給が期待できるのがポイントです。
同調査では、保育士の月給平均は約35万円で、業界全体的に給与はしっかり改善されています。
保育士としてのやりがいを感じながら、安定した生活を送れるようになってきているんですよ。
まだ他の職種と比べると差はありますが、その差も少しずつ縮まってきているので安心してくださいね。
とくに私立施設の給与は、前回より+5.2万円と大きくアップ!国の施策や園の努力が、保育士の給料に反映していることがわかります。
将来のキャリアや生活の安定を考える上でも、今後も期待できる状況です。
・認定こども園保育士の年収は?最新データ公開
「認定こども園の先生の年収は?」この疑問にお答えしますね。
2024年度の調査によると、月収は私立で約33.2万円、公立で約34.6万円。つまり年収はおよそ400万円前後が目安です。
今後は処遇改善の取り組みが進み、さらに働きやすい環境も期待されています。
ただし、公立と私立では給料差があります。
公立園では公務員として働くため、毎年の昇給や勤続年数による給与アップがあり、私立より少し高くなる傾向です。
注目したいのが「幼保特例制度」。
保育士か幼稚園教諭、どちらか一方の資格があれば、以下の条件をすべて満たすことで、働きながらもう一方の資格も取得できます。
幼保特例制度の基本条件
- 3年以上かつ4,320時間以上の実務経験
- 8単位の取得
- 試験合格
制度は2029年度末まで利用可能です。
両方の資格があれば、認定こども園で「保育教諭」として働けるうえ、管理職としても頼られる存在に。昇進のチャンスも広がりますよ。
・認定こども園園長の年収や給料事情
将来、保育の仕事を続けていくなら「園長になったらどれくらいもらえるの?」と気になりますよね。
実は、認定こども園の園長の平均年収は、公立で約752万円、私立で約760万円。思っていたより高いと感じる人も多いかもしれません。
保育士として働きながらキャリアアップを目指すと、
こんなステップが用意されています。
その過程でも、施設の給与バランスを考慮して月5,000円〜4万円の処遇改善手当や役職手当がつきます。少しずつ収入もアップしますね!
昇進のチャンスは、キャリアアップ研修を受けることでさらに広がります。
継続して働きながらステップアップすれば、園長として年収600万円〜760万円を目指すことも十分可能です。
4. 比べてみた!認定こども園と保育園の給料差
認定こども園と他の施設との給料差について、具体的なデータで比較してみましょう。進路選択の参考になるはずです。
- 認定こども園/保育園/幼稚園の給料差
- 給料の違い、そのワケは?
順に見ていきましょう。
・認定こども園/保育園/幼稚園の給料差
「認定こども園・保育園・幼稚園って、どこで働くのが一番いいの?」と気になる方も多いはず。実は、お給料には少しずつ違いがあります。
| 園の種類 |
公立(月給) |
私立(月給) |
| 認定こども園 |
約34.6万円 |
約33.2万円 |
| 保育園 |
約36.6万円 |
約34.8万円 |
| 幼稚園 |
約40.5万円 |
約33.5万円 |
たとえば、公立の認定こども園は月約34.6万円、私立では約33.2万円。
これに対して、公立保育園は約36.6万円、私立保育園は約34.8万円。
公立幼稚園はもっとも高めで約40.5万円、私立幼稚園は約33.5万円です。
とくに公立幼稚園は、教諭が公務員として働くケースが多くなります。そのため昇給や手当が充実していて、給与が高めになる傾向があります。
一方、認定こども園はまだ新しい施設も多いですよね。勤続年数や昇給制度が整っていない園もあるため、平均するとやや控えめな金額になりがちです。
もちろん、給料だけでなく、働き方や雰囲気も選ぶポイント。自分に合った職場を見つけることが大切ですね。
・給料の違い、そのワケは?
「同じ保育士なのに、どうして給料が違うの?」と思いませんか?
実は、保育園・幼稚園・認定こども園(施設の種類)よりも、公立か私立か(運営主体)の違いが大きく影響しています。
公立は地方公務員として安定した給料がもらえる一方、私立は園の経営や収益によって差が出ます。
また、地域差もポイントです。都市部は生活費が高く、保育士の取り合いも激しいため、給料が高めになる傾向があります。
さらに、園の規模や特色ある保育方針も影響します。
たとえば…
- 英語教育に力を入れる園:英語スキルが高い職員に手当が出る可能性
- モンテッソーリ教育など特別な保育法を導入する園:専門研修を受けた職員に加算があることも
園の規模でいうと、大きな園では先生の数が多い分、リーダーや主任などにステップアップしやすいでしょう。
反対に小さな園は人数が少ないぶん、家庭的であたたかい雰囲気のなかで働けるよさがあります。
5. 給料アップをかなえる働き方とは?
保育士を目指すなら、将来的に給料アップを実現したいですよね!具体的な方法を解説します。
- 資格の有無でもらえる手当が変わる
- 昇給しやすい職場の選び方
順に見ていきましょう。
・資格の有無でもらえる手当が変わる
保育士や幼稚園教諭の資格があると、資格手当や役職手当がついて給料アップに役立ちます。
資格手当は月に数千円から数万円と幅がありますが、もっている資格が多いほど有利です。
なぜなら、資格が多いほど専門性が高く評価され、職場での役割も増えるから。
さらに、役職手当や指導保育教諭手当がつくと、もっと収入が増えますよ。
また、両方の資格をもつと、保育園や幼稚園、認定こども園など幅広い場所で働ける「保育教諭」としての道も開けます!
選択肢が増えることで、自分に合った働きやすい職場を選べる可能性も高くなりますよね。
資格取得は将来の給料アップだけでなく、働く場所の自由度も広げてくれます。
・昇給しやすい職場の選び方
保育士の給料アップを目指すなら、昇給制度や処遇改善に力を入れている職場を選ぶのが大切です。
昇給やボーナス(賞与)のしくみがはっきりしている園を選びましょう。
さらに主任やリーダー、指導保育教諭などの役職に挑戦しやすい環境が整っている園なら、将来の給料アップも期待できますよ。
たとえば保育士としての勤続年数に応じて給料が上がる園や、現場リーダーとして活躍できる機会が多い園がおすすめです。
また、国や自治体の処遇改善加算をしっかり活用している園は、給料が上がりやすい傾向にあります。
さらに、保育士と幼稚園教諭の資格をダブルで取得すると昇給につながる園も多くなっています。
保育士として働きがいややりがい、自分の成長、そして給料アップが一緒にかなえられそうな職場選びを心がけましょう。
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