「私って保育士に向いてる?」と悩むあなたへ。子ども好きだけじゃダメ?適性検査であなたの強みと弱みをチェックして、保育士に必要なあなただけの才能を見つけよう!
「保育士の仕事って私に向いているのかな…」と不安を感じていませんか?実は保育士には「向き不向き」があります。
この記事では保育士に向いている人・向いていない人の特徴をくわしく解説!かんたんな適性チェックで、自分の強みや課題がわかります。
あなたの強みや伸ばすべき部分を知り、自信を持って素敵な保育士を目指しましょう!
1. 保育士に向いている人の特徴【5つのポイント】
保育士に向いている人は、子どもへの愛情だけでなく、以下の特徴をもっています。
- 子ども好きで感情に寄り添える
- 柔軟性と忍耐力がある
- コミュニケーション上手
- 気配り上手と観察力
- 体力とタフさ
①子ども好きで感情に寄り添える
厚生労働省の調査によると、保育士試験の受験理由について全体の61%が「子どもと接することが好きだから」と答えています。
「子どもが好き」は保育士の原点ですが、実はそれだけでは不十分。
子どもの感情に寄り添い、信頼関係を築ける力が求められます。
また、子どもたちの「なぜ?」「どうして?」にも丁寧に向き合うことも大切。
素朴な疑問に一緒に答えを見つけようとできる人は、子どもたちとの信頼関係も築きやすいでしょう。
参照:
②柔軟性と忍耐力がある
「保育士になれる人の特徴は?」多くの人が気になるところですね。
保育現場は予定通りに進まないことが多いため、柔軟な対応力と根気強さが必要です。
たとえば雨で外遊びができなくなったり、子どもの体調が急変したり…。
そんなとき「室内でこんな遊びをしてみよう!」と前向きに切り替えられる柔軟性が必要になります。
また、子どもの成長は一進一退。
「昨日できたのに今日はできない」も多いため、諦めず関わり続けられる忍耐力が欠かせないのです。
③コミュニケーション上手
「保育士はどんな性格の人が向いていますか?」と聞かれたら、「コミュニケーション能力」が高い人があげられます。
保育士は子どもだけでなく、保護者や同僚ともよい関係を築く必要があるからです。
コミュニケーションスキルとは…
- 子どもにはわかりやすい言葉を使える
- 保護者には安心感を与える話し方で話せる
- 同僚とは意見をしっかり伝え合える
とくに、子どものケガや気になる行動などを保護者に伝える際は、
- 状況を正確に伝える
- どうして〇〇だったのか、一緒に考えていきたい
このように、保護者に寄り添う姿勢が大切です。
④気配り上手と観察力
保育士にとって、小さな変化に気づく観察力や先回りして対応できる気配り力は必須です。
たとえば、「あれ?いつもと様子が違うな」と子どもの体調変化に早く気づけたり、事前に危険を察知したりできる力があります。
また、複数の子どもを同時に見守りながら、全体に目を配る広い視野も欠かせません。
「あっちでブロック遊びをしている子」
「こっちで絵本を読んでいる子」
など、クラス全体の状況を把握しながら保育できるスキルも大事な資質といえますよ。
⑤体力とタフさ
「保育士に向いているタイプは?」って聞かれたら、まず思い浮かぶのは「体力があって、いつも笑顔でいられる人」ではないでしょうか。
保育士の仕事は想像以上に体を使います!
子どもたちと一緒に走り回ったり、抱っこしたり、重い荷物を運んだり…体力が無いと続かないことも多々あります。
また、保育園などは感染症が流行しやすい環境。
そのような環境でも健康を維持し、疲れていても笑顔で働けるタフさがある人が保育士に向いているでしょう。
2. 私ってダメな保育士?向いてない人の特徴5つ
「私ってダメな保育士?」と不安な人もいることでしょう。ここでは、保育士に向いていない5つの特徴を解説します。
- 子どもとの関わりに苦手意識
- 変化への対応が苦手
- 感情の波が激しい
- チームプレイが苦手
- 体力に自信が無い
①子どもとの関わりに苦手意識
「ダメな保育士の特徴は?」と気になる人もいるでしょう。
「子どもの関わり方がわからない」と悩むことはよくありますが、「子どもが嫌い」と「関わり方がわからない」は別物です。
子どもは好きでも、
「泣いている子にどう声をかければいい?」
「わがままな子にどう対応する?」
と悩むこと、ありますよね。
「子どもが好き」の気持ちがあれば、経験を通じて少しずつ自信がつくものです。
関わり方は実践の中で学べるので、最初から完璧にできなくても焦る必要はありません!
②変化への対応が苦手
予定変更や突発的な状況にストレスを感じる人は、保育士として苦労することもあります。
保育現場はつねに変化の連続。
「雨で公園に行けなくなった」
「予定の活動より別の遊びに子どもが夢中」
など、計画通りに進まないことが日常茶飯事です。
でも大丈夫!
「子どもの状態に合わせる」意識を持てば少しずつ慣れていきます。少しずつ変化を楽しめるようになりますよ。
③感情の波が激しい
「感情コントロールが難しい」と、子どもたちによくない影響を与えてしまうことがあります。
小さな子どもは大人の表情や声のトーンに敏感です。保育士の気分の波が、子どもの情緒や行動に直接影響を及ぼすことも。
たとえば、朝からイライラしていると子どもたちも落ち着かず、反対に穏やかだと子どもたちも安心して過ごせます。
疲れを感じたときは、深呼吸をしたり、同僚に助けを求めたりすることで気持ちを落ち着けます。自分のペースで感情を調整していきましょう。
④チームプレイが苦手
保育は「チームワーク」が基本です。報告・連絡・相談を心がけ、人に頼る勇気もときには大切。
「今日は〇〇クラスを代わりに見てほしい」
「行事の準備を一緒にやろう」
など、保育園では日々の連携が欠かせません。
とくに、子どものケガや体調不良など緊急時には、スムーズな情報共有と協力体制が子どもの安全を守ります。
⑤体力に自信が無い
保育士の仕事は「体力勝負」です。体力不足は業務や子どもの安全管理に影響することも。
でも大丈夫!体力不足は日々の運動で克服できます。
- 毎日10分のウォーキング(少しずつ時間を増やすと◎)
- スクワット(自宅でできる簡単なトレーニングが◎)
また、職場によっても活動量は異なります。
乳児クラスや少人数の小規模保育なら、比較的体力的負担が少ないことも。
体力に自信が無い人は、自分に合った職場選びも大切です。
3.【保育士適性検査】問題に挑戦!適性を診断しよう
ここでは、保育士の適性があるかどうかをセルフチェックしてみましょう!
- 保育士に向いてる人診断!あなたの適性は?
- スコアでわかる保育士の能力・適性度
あくまで参考程度に、自分の強み・伸ばしたい部分をみつけるために活用してくださいね。
・保育士に向いてる人診断!あなたの適性は?
10の質問に対して、以下の5段階で自己評価してみましょう。
はい(4点)
どちらかといえばはい(3点)
どちらでもない(2点)
どちらかといえばいいえ(1点)
いいえ(0点)
【質問】
質問①
子どもの気持ち理解度:子どもが泣いたり怒ったりする理由を、比較的すぐに察する力がある
質問②
柔軟性:予定が急に変わっても、さほどストレスを感じずに対応できる
質問③
コミュニケーション力:年齢や立場の異なる相手とも、自然に会話を続けられる
質問④
観察力:周囲の変化や他人の表情の微妙な違いに気づくことが多い
質問⑤
体力・健康管理:疲れていても笑顔を保ち、周りに元気を与えられる
質問⑥
忍耐力:同じことを何度も繰り返し説明しても、イライラせずに対応できる
質問⑦
チームワーク:グループ活動では、自分の役割を責任持って果たせる
質問⑧
ポジティブ思考:失敗しても「次はこうしよう」と前向きに考えられる
質問⑨
創造力:身の回りのものを使って、おもしろい遊びを思いつくことがある
質問⑩
感情コントロール:自分の気分が悪くても、それを表に出さずに対応できる
・スコアでわかる保育士の能力・適性度
各項目の点数を合計して、あなたの保育士適性を確認してみましょう(満点は40点)。
結果はあくまで目安です。「子どもが好き」の気持ちがあれば必要な力は少しずつ身につけられます!
32点〜40点:保育士適性★★★★★
すばらしいです!保育士に必要な特性をたくさん持っていますね。
強みを活かして、子どもたちの成長をサポートできるでしょう。
もし保育士を目指しているなら、ぜひ自信を持って進んでみてください。
24点〜31点:保育士適性★★★★☆
保育士としてすばらしい素質をお持ちですね!
高得点の項目はあなたの強み。ぜひ伸ばしていってください。
低い項目は保育の経験を重ねながら、少しずつ力をつけていけます。
あなたの良さを活かした保育で、子どもたちを笑顔にしてあげましょう。
16点〜23点:保育士適性★★★☆☆
保育士に必要な素質をいくつも持っています!
得意なことを活かしながら、苦手なところは少しずつ克服していきましょう。
誰でも最初から完璧な保育士はいません。
「子どもが好き」の気持ちを大切に一歩ずつ成長していけば、素敵な保育士になれます。
8点〜15点:保育士適性★★☆☆☆
今は少し不安に感じるかもしれませんが、大丈夫です!
保育士として成長する余地がたくさんあります。
「子どもが好き」の気持ちがあれば、必要なスキルは少しずつ身につけられます。
たとえば絵本の読み聞かせが好きなら、それを入口に子どもとの関わりを深めていくのもいいですね。
すぐに完璧を目指さず、まずは自分の得意なことから始めてみましょう。
0点〜7点:保育士適性★☆☆☆☆
今の得点に落ち込む必要はありません!
「子どもが好き」の気持ちこそが、保育士の原点です。
実は保育現場ではさまざまなタイプの保育士が活躍しています。
慎重派や静かなタイプの人は、子どもたちに安心感を与えられる素敵な保育士になれます!
まずは子どもと関わる機会を少しずつ増やしていくことから始めてみませんか?
ボランティアや短時間アルバイトなど、無理のない形で経験を積み自信につなげましょう。
4. 意外と保育士に向いてる人、どんな人が多い?
元気で明るい人だけが保育士に向いているわけではありません。ここでは、一見向いていなさそうな性格も、実は保育士として輝けることを解説します。
- 内向的でも大丈夫!静かな強みの活かし方
- 感受性が豊かな人は素敵な保育士になれる
・内向的でも大丈夫!静かな強みの活かし方
「私は内向的だから保育士には向いていないかも…」と思っていませんか?
実は、内向的な性格の人こそ保育士に向いている部分があります。
観察力や共感力を活かし、一人ひとりに寄り添う姿勢は大きな強みです!
保育園には明るく元気な先生、テキパキと動く先生、静かに見守る先生など、いろんなタイプの先生がいます。
それぞれの良さがあるなか、内向的な人は子どもたちに「ちゃんと聞いてもらえる」安心感を与えられるでしょう。
さらに、記録や書類作成を丁寧に行える点も、内向的な人がもつ強みの一つです。
・感受性が豊かな人は素敵な保育士になれる
感情的になりやすい、泣き虫、傷つきやすい…こうした特徴も保育士の強みになります。
感受性豊かな人は子どもの気持ちに共感し、
「嬉しかったね!」
「悲しかったね」
と受け止め、言葉にしてあげられるからです。
これは子どもが感情を理解し、表現できる力を育むためにとても大切なこと。
また、自分が傷つきやすい分、子どもの繊細な気持ちにもすぐに気づけます。
自分の感情表現に自信をもてると他者の感情にも敏感になり、思いやりのある人に成長していくでしょう。
5. 保育士と幼稚園教諭、どちらの仕事が向いている人?
保育士と幼稚園教諭は似ているようで違う仕事です。あなたの性格や得意なことで、どちらが向いているか考えてみましょう。
- 保育士と幼稚園教諭の仕事内容の違いって?
- 性格でわかる!向いている職場
- 両方の資格で可能性を広げよう!
・保育士と幼稚園教諭の仕事内容の違いって?
保育士と幼稚園教諭は、似ているようで実は役割が違います。
保育士:
- 「養護」が中心
- 0歳〜5歳児の生活全般を支援
- 朝7時から夜7時頃までの長時間保育が基本
幼稚園教諭:
- 「教育」が中心
- 3歳児〜5歳児の学びをサポート
- 4時間〜6時間程度(9時頃〜14時頃)の短時間指導が中心
保育士は子どもの食事・排泄・睡眠など生活全般を支援し、一人ひとりに寄り添う仕事。
一方、幼稚園教諭は教育活動を通じて集団指導する役割です。
遠足や制作活動など、教育計画にもとづいた活動を通して、小学校入学に向けた準備をサポートします。
・性格でわかる!向いている職場
あなたの性格や得意なことから、どちらの仕事が向いているか考えてみましょう!
幼稚園教諭に向いているのは、活発で全体をリードするのが得意な人。
・集団をまとめる
・子どもたちの学びを引き出しながら指導する
一方、保育士に向いているのは、一人ひとりの個性に合わせたケアが得意な人。
「この子はこういう声かけが効果的」
「あの子はこういう接し方が安心する」
このように、一人ひとりの子どもに寄り添える温かさを持った人です。
また、長時間保育でもにこやかに対応できる、安定した体力や精神力のある人も保育士に向いています。
・両方の資格で可能性を広げよう!
保育士と幼稚園教諭、どちらかだけでなく両方の資格をもつことで、キャリアの選択肢がぐっと広がります。
たとえば、保育士+幼稚園教諭なら「保育教諭」として認定こども園で働けます。
認定こども園では両方の資格を活かせるため、より多様な子どもたちとの関わりが持てるでしょう。
また、ライフステージに合わせた働き方を選べるのも、両方の資格をもつメリット。
子育て中は短時間勤務の幼稚園、子育てが落ち着いたら認定こども園で働くなど、その時々の生活スタイルに合わせた働き方が選べますよ。
6. 面接対策!「保育士に向いている理由」の伝え方
保育士の面接では「あなたが保育士に向いている理由は?」と質問されることも。自分の強みをうまく伝えるコツを紹介します。
- 面接官の心をつかむ自己PR術
- 弱みを強みに言い換える魔法のフレーズ
・面接官の心をつかむ自己PR術
面接では「なぜ保育士を目指すのか」「どんな点が保育士に向いていると思うか」とよく聞かれます。
面接官は、
- 子どもを大切に思う気持ち
- 保育士として成長する意欲
を知りたいのです。
ここで大切なのは、実体験や具体例を交えて、自分の強みや成長意欲を伝えること。
自己PR例
- 高校時代、地域の子ども会でボランティアをしていた
- 人の話をよく聞くので、子どもの気持ちに寄り添える
- 粘り強さがあるので、子どもの成長をじっくり見守れる
など、自分の特性が保育の現場でどう活かせるかを具体的に伝えましょう!
・弱みを強みに言い換える魔法のフレーズ
面接で「あなたの短所は?」と聞かれたとき、一見弱みに見える部分も保育の現場では素敵な強みになります。
以下のように、弱みを伝えつつも「それをどう保育に活かすか」を考えるのがポイントです。
【お悩み別の言い換えフレーズ】
- 慎重すぎる → 子どもの安全を第一に考え、危険を予測して行動できる
- 几帳面 → 記録や環境整備を丁寧に行い、安心できる保育環境を作れる
- おっとりしている → 子どものペースに合わせて、急かさず見守れる
①弱みをまず認識し、②弱みを強みに変える意欲を示すとよい印象を与えられます。
自分を正直に伝え、保育者として成長していく姿勢を見せるのがコツです。あなたの誠実さと可能性が伝わりますよ。
7.「保育士に向いていないかも…」でも大丈夫!適性アップ法
「保育士に向いていないかも…」と感じていても大丈夫!保育士の適性は少しずつ身につけていけるものです。ここでは、以下の2つを解説します。
- 魅力ある保育士になるには?苦手を克服して適性を高めよう
- 現役保育士に聞きたいこと「私もこうして成長しました!」
・魅力ある保育士になるには?苦手を克服して適性を高めよう
保育士の適性は生まれ持ったものだけでなく、努力と経験で身につけられます。
実際に、保育士が退職する主な理由は「人間関係」「仕事量」「給与の低さ」が多く、適性の有無はほとんど関係ありません。
魅力ある保育士になるには、とくにコミュニケーションスキルと体力・精神力が必要です。
明るい挨拶を心がけ、日々の小さな運動を習慣化しましょう!
朝の5分間ストレッチ、階段を使うなどだけでも、少しずつ体力がついていきます。
保育技術が不安なら、絵本の読み聞かせや手遊びから挑戦してみてくださいね。
ほいコレinfoには遊びのアイデアが満載!ぜひ参考にしてください。
参照:
・現役保育士に聞きたいこと「私もこうして成長しました!」
現役の保育士さんたちも、最初から完璧な先生だったわけではありません。
とくに最初の2年は先輩のようにテキパキできないことにもどかしさを感じることが多いものです。
S先生
「言葉かけが難しかったりうまくいかないこともありますが、しっかりと向き合い、寄り添うことを意識しています。その積み重ねで次の関わりがうまくいくこともあります!」
F先生
「子どもとの関わり方に苦労しました。でも、先輩を見て学び、子どもたちと信頼関係をもつにつれて苦労も楽しく感じるようになりました。」
他の先生と比べず、少し肩の力を抜きましょう。
「子どもが好き」の気持ちを大切に、日々の小さな成長を積み重ねていく。
そうすれば、素敵な保育士に成長できますよ。
8. やりがい溢れる保育士ライフを!【ほいコレナビ】が理想の職場探しを応援
保育士に向いている人と向いていない人の特徴をご紹介しました。
もし向いていない特徴に当てはまっても、これから少しずつ成長していけるので安心してくださいね。
保育士として長く活躍するためには、自分に合った職場で働くことが大切!
ほいコレナビでは、クラス別園児数などくわしい情報もチェックでき、自分の希望に合った職場探しをサポートします。
あなたらしさを大切にできる職場を見つけて、楽しく充実した保育士ライフを送りましょう!