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保育士必見!子どもが 便秘 になりやすいのはなぜ?看護師がかんたん解説 

便秘
子どもは消化機能の発達が未熟なため、すぐに 便秘 になってしまいます。とくに授乳期から離乳期の子どもは、 便秘 になりやすいので注意が必要。今回は看護師の私から子どもの 便秘 の原因と、保育園でもできる対策をお伝えします。新人保育士さん必見です!
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1. 子どもが 便秘 になる原因は?

新人保育士のみなさん!子どもがなぜ 便秘 になりやすいか知っていますか?
保育園でも、子どもの 便秘 で悩んでいる保護者は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、とくに 便秘 になりやすい授乳期から離乳期にかけての原因と、対策についてお伝えします。
自分の体調や気持ちを言葉にできない時期なので、保育士さんがしっかりと子どもの様子を観察していくことが大事です。
まずは、 便秘 の判断となる目安と、この時期の子どもが 便秘 になる原因を知っておきましょう!
 便秘 の目安
・便が一週間に3回未満
・便が硬くて出にくい
・お腹が張る
例えばうんちは出ているけれど、量が少なかったり、子どものお腹が張っていたりとスッキリしていなければ 便秘 と考えます。
うんちが出た、出ていないだけでなく、量や子どもの様子を見ることも大切です。
子どもが 便秘 の原因
・消化機能が未熟
・食事の変化
・母乳、ミルク不足
・水分不足
・ふんばる力が弱い
・運動不足
子どもの消化機能が大人並みになるのは、3~4歳。
それまでは消化機能が未熟で、 便秘 になりやすいです。
とくに、母乳からミルクに切り替えたり、離乳食が始まると消化に時間がかかり 便秘 になります。
子どもの食事の形態が変わるときは、保育園でも注意しましょう。
また、子どもは腹筋が弱く、うんちが硬いとスムーズに出すことができません。便秘を解消するには、保育園での運動や水分補給がとても大事になります。

2. 保育園でできる 便秘 の対策

つぎに保育園でできる 便秘 の対策について、簡単にお伝えします。
ぜひ、保育中に取り入れてみてくださいね。

【子どもとうんちの観察をしよう】

うんちは出ていても、量が少ない、コロコロうんち、子どものお腹が張っている場合は 便秘 になります。
便秘気味の子どもが、保育園でうんちをしたらしっかりと観察をしましょう。
観察すること
・排便の回数
・うんちの形、量、色、におい
・子どものお腹の張りの有無
・排便後の機嫌
・排便中のいきみ方
・肛門の状態(傷がないか)
・腹痛の有無
など、子どもの様子やうんちを観察して、保護者に報告をしましょう。

【水分をしっかりと摂る】

食事形態の変化や、水分不足によってうんちが硬くなると、うんちが出にくくなってしまいます。
また、硬いうんちを無理に出そうとすると、肛門が切れてしまうことも…
そうすると、うんちを我慢してしまい 便秘 の悪化につながります。
うんちをやわらかくするために、保育中もこまめに水分補給をする必要があります。

【「の」字マッサージ】

「の」の字マッサージは、腸の動きを促進させて、うんちを出しやすくします。
「の」の字マッサージ方法
・子どもを仰向けに寝かせる
・手のひらをお臍の下に当て「の」を書くように10周マッサージをする(時計回りに、お腹が少しへこむくらいの力で行う)
ミルクを飲んだ後や食後は避けましょう。着替えの時や、おむつ替えの時に行ってみてくださいね。

【体を動かす】

保育園では積極的に外遊びをしたり、運動をさせてあげましょう。
運動不足が続くと、腸の動きが弱まり、 便秘 になりやすいです。
体を動かすと腸の動きも活性化されますよ。
赤ちゃんの場合は、自分で動くことができないので、保育士さんが足の曲げ伸ばしをしてあげると腸を刺激してうんちが出やすくなります。

3. 子どもの 便秘 の知識を身に付けよう!

今回は、看護師から子どもの 便秘 の原因と、保育園でできる対策についてお伝えしました。
 便秘 が慢性化すると、さまざまな病気にもつながり、日常生活にも支障が出てしまいます。
さらに授乳期から離乳期の子どもは、 便秘 になりやすく、保護者も保育園での様子が気になると思います。
保育園での排便状況や子どもの様子を観察し、保護者に伝えることが大切!
保護者とのコミュニケーションをしっかりととりましょうね。
子どもの 便秘 が解消できるように、保育士さんにも対策法をしっかりと身に付けてほしいと思います。
少しでも、保育士さんの参考になれば嬉しいです。

執筆者:瀬川知子(看護師)

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