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保育士必見! 運動会 で起こりやすいケガと対処法を看護師がかんたん解説 

運動会のケガ
秋は 運動会 シーズン!子ども達も、保護者もとても楽しみにしていると思います。ですが、保育園の 運動会 で気を付けたいのがケガ!今回の記事では 運動会 で起こりやすいケガについて看護師の私から簡単に解説をします。ケガを予防して、楽しい 運動会 にしましょうね♪
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1. 保育士必見! 運動会 でケガを予防するには?

保育士のみなさん!秋は 運動会 シーズンですね。
みなさんの保育園でもそろそろ準備が始まっているのではないでしょうか。
この日のために、保育士さんも子ども達も一生懸命練習を頑張っていると思います
みんなが楽しみにしている 運動会 ですが、たくさんの子ども達が走ったり、跳んだりと動きがアクティブになるのでケガには十分注意したいですよね。
 運動会 を安全に楽しく行うためにも、保育士さんは子ども達をしっかりと見守っていきましょう!
まずは、 運動会 でのケガを予防するためにはどうしたら良いのかをお伝えしますね。
ケガを予防するために
・準備体操をしっかりと行う
・園庭に石やゴミなどがないかを確認
・ 運動会 で使用しない遊具には、子ども達が遊ばないようにロープを張っておく
・保育士の見守りの配置を工夫する
ケガを予防するためには、準備運動をしっかりと行うことが大事。
心肺機能を高め、全身の筋肉をほぐし、体を温めることでケガや体調不良を予防することができます。
こちらの動画もぜひ参考にしてくださいね。
そして、競技中の保育士さんの配置はとても重要です。
例えば、かけっこ。小さな子どもは自分の順番や場所がわからず、急に走り出してしまうこともあります。
スタートの場所、途中地点、ゴール地点に保育士さんを配置することで、子ども同士の接触を防ぐことができます。
子ども達の近くで見守る保育士さん、少し離れた場所で全体を把握する保育士さんがいると子ども達の様子をまんべんなく見守ることができますよ。

2.  運動会 で起こりやすいケガと対処法

つぎに、 運動会 で起こりやすいケガとその対処法についてお伝えします。
子ども達が 運動会 でケガをしてしまった時、保育士さんはあせらずに対処していきましょうね。

【すり傷】

 運動会 で一番多いのは、すり傷。かけっこなどの競技で転んでしまうことが多いと思います。
対処法
・水道の水で傷についた砂などをキレイに洗い流す
・清潔なタオルで水を拭き取る(押し拭き)
・傷の大きさに合った絆創膏を貼る
 運動会 はたくさんのお友達や、保護者が見ているので、転んでしまった子どもはいつもよりも「恥ずかしい…」「悲しい…」という気持ちになります。
保育士さんは「頑張ったね。」「大丈夫だよ。」と子どもに寄り添った声掛けをしてあげましょうね。

【打撲】

年中、年長クラスになると物を使った競技も増えてくると思います。
例えば、障害物競走などで平均台にぶつかってしまった、お友達とぶつかってしまったなど運動会での打撲のリスクは高いです。
対処法
・患部が腫れていないか、出血がないか確認する(出血があればすり傷の時と同じ対応をする。)
・タオルに巻いた保冷剤を患部に当てる(まずは15分程度当てて様子を見る)
・なるべく患部を動かさない
痛みが激しい場合や、変形が見られる時は骨折や脱臼などの可能性もあるので整形外科を受診しましょう!

【ねんざ】

障害物競走や玉入れなどで、子どもが飛び跳ねた時、着地がうまくいかずに足をひねってしまうことがあります。
高さのある所から子どもが下りる、ジャンプをするなどの場面では十分注意をして補助につきましょう!
対処法
・患部にタオルに巻いた保冷剤を当てる
・ねんざをした場所が足の場合、靴を脱がさずに冷やす
・患部をできるだけ動かさない
・15分ほど様子を見て、痛みの増強がないか確認をする
患部が足の場合、靴を脱がせてしまうと足首が動いてしまい症状が悪化してしまうことがあるので靴の上から冷やすようにしましょう。

【頭を打った】

子どもは視野がせまいので、近くにお友達がいることや障害物があることに気が付かないことがあります。
とくに、 運動会 のようなテンションが上がりやすい日はいつも以上に猪突猛進!
競技中でも、お友達や物に頭がぶつかってしまうことがあるので注意しましょうね。
対処法
・コブになっているか、出血はしていないか確認
・コブになっている場合は、患部にタオルを巻いた保冷剤を当てる
・出血がある場合には、清潔なタオルで圧迫する
頭を強く打ってしまった場合は、吐き気や嘔吐などの症状が出ることがあるので、その場合には早めに受診をしましょう。

3. ケガの対処法を身に付けて楽しい運動会にしよう!

今回は看護師の私から、 運動会 で起こりやすいケガと対処法についてお伝えしました。
子ども達も楽しみにしている 運動会 !安全に楽しく運動会をするために、保育士さん同士で協力をして、子ども達をサポートしていきましょうね。
万が一、ケガをしてしまった場合でも対処法を身に付けておけば大丈夫。
しっかりと備えて、楽しい運動会にしましょうね♪

執筆者:瀬川知子(看護師)

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