新人保育士さん、実習生さんにおすすめ記事♪今回は、 4歳児 の園生活について発達を踏まえながら、どのようなサポートをしたら良いのかのポイントをご紹介します。 4歳児 クラスの子ども達との関わりや、クラス運営の参考にしていただけたらと思います。
1. 4歳児 おおまかな発達目安
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今回のテーマは、『 4歳児 の園生活』について。
発達を踏まえながら、 4歳児 クラスの園生活サポートのポイントを簡単に解説します。
4歳児 は、視野が広がり、色々なことに興味関心を抱くようになる時期。
心と体が大きく成長する一年でもあります。
まず初めに、 4歳児 のおおまかな発達目安を確認しましょう。
4歳児 の発達の特徴
・基本的な生活習慣が身につき、自分で取り組もうとする。
・友達や保育士と言葉でのやり取りを楽しむようになる。
・見通しや目的を持って行動することが多くなる。
・運動機能が発達し、より活発に身体を動かす。
・友達との関わりが増え、仲間意識が出てくる。
・手先が器用になり、色々な道具を使うようになる。 など
4歳児 の発達の特徴を踏まえつつ、
園での生活ではどのような姿が見られるのか、
また、保育士としてどのようなサポートをすれば良いのかなどをご紹介していきます。
2. 4歳児 の園生活~サポートのポイントは?~
では、 4歳児 クラスの園生活について、サポートのポイントをご紹介していきます。
【気持ちにゆとりと自信を】
4歳児 クラスになると、基本的生活習慣も身に付き、
生活の流れに沿って、自分で身の回りのことに取り組もうとする姿が見られます。
意欲的な姿は十分に褒め、
子ども達の自信とやる気につなげていきましょう。
4歳児 クラスの子ども達は、生活面で気持ちにゆとりが持てると、
色々なことに挑戦しようとしたり、
好きなことを思い切り楽しんだりする姿が見られると思います。
5歳児クラスに比べると、園行事への取り組みや、日々の活動に余裕があるので、
時間的にものびのびと過ごすことができるのが 4歳児 クラス。
子ども達の内面が大きく成長する時期でもあるので、
保育士としても、子ども達の自発的な行動を待つなど、
ゆとりを持って子ども達と関わることが大切です。
【友達とのつながり】
4歳児 は、友達との関わりが広がり、
クラスの一員として仲間意識も出てくる時期です。
友達と会話を楽しんだり、一緒に同じ遊びを楽しんだりする姿も多くなるでしょう。
保育の中では、友達と関わる機会を意識的に作っていけると良いと思います。
例えば、みんなが参加できる集団遊びを取り入れたり、
友達と一緒にお当番活動を行ったりと、
『一つのことを友達と一緒に取り組む』経験を増やしていくことで、
友達との関係がより深まっていくでしょう。
また、3歳児は、自分が中心で物事を考える時期ですが、
4歳児 になると、徐々に自分以外の相手の思いにも気付けるようになっていきます。
コミュニケーションが活発になり、
お互いの存在が良い刺激となる一方で、
時には自分と相手の思いの違いからけんかになる場面も。
けんかすることで、お互いの気持ちに気付けることも多いので、
子ども達同士のやり取りを見守りつつ、
間に入って、お互いの気持ちを整理できるように話を聞くなど、サポートが出来ると良いですね。
【見通しや目的を持った行動】
4歳児 になると、少しずつ見通しを立てて行動できるようになります。
自分のことだけではなく、周囲のことにも関心が向き始め、
色々なことを見聞きしたり、経験したりする中で、
見通しを立てる力が徐々に育っていきます。
保育の中では、子ども達が見通しを持てるような声掛けを意識的に行っていくと良いでしょう。
例えば、活動前にどんなことを行うか簡単に流れを説明するようにしたり、
注意を促す時、どんなことが危険なのか具体的に話したりと、
順序立てて丁寧に話すことで、子ども達もイメージしやすくなりますよ。
また、 4歳児 は、目的を持って行動する姿も多くなっていきます。
これは、やはり見通しを立てたり、イメージする力がついてくることで、
「こんな風にしたい!」という目的を持てるようになるものです。
クラス全体の活動などでも、
まず活動の導入として、子ども達に目的を示してから取り組むようにすると、良いと思います。
3. 4歳児 ならではの姿を大切に
いかがでしたか?
今回は、発達を踏まえながら、 4歳児 クラスの園生活サポートのポイントなどをご紹介しました。
4歳児 は、自分でできることが増え、視野が広がっていく時期。
この時期に、子ども達がのびのびと過ごせると、
興味や関心が広がり、色々なことに挑戦できるようになると思います。
また、5歳児クラスになると、
行事に向けての取り組みや、日々の活動が増えてくるので、
4歳児 クラスのうちに、十分好きなことに取り組む時間を作れると良いでしょう。
子ども達が自信を持ち、園生活をのびのびと楽しめるよう、
サポート出来ると良いですね。
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