保育園や幼稚園に実習にいく保育学生さん。 バスレク って知っていますか?遠足に同行するときに必ず役に立つ バスレク の基本をご紹介します! これを読んで バスレク についての知識を深め、子ども達と一緒に思い切り楽しんで遠足に行ってきてくださいね!
1.そもそも バスレク とは何か?
幼稚園や保育園に通う子どもたちにとって、遠足は園の大イベントの一つですね。
遠足をより楽しいものにするために バスレク というものがあります。
バスレク とは・・・バスの中で行うレクリエーションのことを略した言い方
自分の子どものころを思い出してみてください。
遠足や修学旅行などのバスの長距離移動では、いろいろなレクリエーションをやっていた記憶がある方も多いのではないでしょうか。
何も考えずにやっていたこのレクリエーションも、 バスレク です。
まず初めに、この バスレク には、子どもたちにとってどんなねらいがあるのかを見ていきます。
2. バスレク の基本《ねらいと注意点》
バスレク のねらい
・遠足への導入として、楽しみな気持ちを膨らませる
・移動中の子ども達の負担を軽減させる
・みんなでレクリエーションをすることで、気持ちを一つにする
point!
・ バスレク の中に目的地に関係したものが入っているものを選ぶとGOOD!
遠足の導入として遠足への期待感をさらに膨らませることができます。
・長時間の移動で、酔ってしまう子や体が痛くなってしまう子もいるかもしれません。
バスレク で子どもの興味を引いて、負担軽減できるようにしましょう!
バスレク をするときの注意点
・安全が何よりも第一!無理なことはしない!
・ バスレク を始めるタイミングを決めておく
・子どもたちが立たないでできるものを選ぶ
・文字を読むことは避ける(長いカンニングペーパーもなし!)
注意点として挙げられるものは、やはり先生も子どもも安全が第一ということ。
子ども達のところに回ったり、大きい動作があるものは バスレク には向いていません。
また、下見に行ったときにあらかじめ バスレク を始めるタイミングを決めておきます。
なぜならば、バスに乗ったらまずゆっくりと外の景色を見て楽しみたい子もいるからです。
いきなり始めるのも、もうすぐ到着するころに始めるのも✖。
そろそろ飽きてきたな、というタイミングが一番ベストです。
そして最後にもう一つ。
先生は進行方向と逆向きで演じなければならないため、乗り物酔いには注意が必要です。
バスが苦手な方は、『乗り物酔い止めの薬をあらかじめ飲んでおく』、『演じるのは付き添いの先生に変わってもらう』というように
工夫しましょう。
3. 遠足におすすめ! バスレク のアイディア
バスレク には、動き回るものや動作の大きいものなどは向いていないことをお話しました。
では、どんなものが バスレク でやるのに向いているのかというと
・用意や準備が少ないもの(園外の出るため、荷物にならないものが◎)
・子ども達が座った状態で見て楽しめるもの
です。
その中で、おすすめのバスレクアイディアをご紹介します。
・ バスレク に欠かせない!手遊び
手遊びは、簡単に子どもの興味を引き付けることができる最強のネタです。
リズム感や集中力を養うだけでなく、情緒の安定を図る効果もあるんですよ。
童謡の「おべんとうばこのうた」「おべんとうバス」「バスごっこ」などが人気です。
クラスの子ども達に流行っているもので用意してもいいですね!
・シルエットクイズ
画用紙やスケッチブックに、秋にまつわる食べ物や植物などを用意します。
そのシルエットを黒い画用紙で作ります。
最初にシルエットの方を出して「誰かわかるかな?」とクイズ式にして楽しみましょう!
暗記する必要もないので、超簡単!おすすめですよ
年齢によって、難易度を変えましょうね。
・クイズ!私は誰でしょう?
「私は、おなかの中にいろいろな食べ物を入れています。
私は、海苔で巻かれることが大好きです。
私は三角の形をしています。さあ、私はだ~れだ??」
このように子ども達の身近なわかりやすいものでクイズをすると◎
最初に答えの描いた絵カードを裏返しておいて、答えは「○○でした~」と見せると盛り上がります。
ちなみに、この答えはおにぎりです!
4. バスレク は遠足の楽しみの一つ
バスレク について、イメージがついてきましたか?
わが娘(4歳)に「遠足は何が楽しかった?」と聞いたら、「バスの中でクイズしたこと!」と即答しました。
子どもにとってはバスレクも大切な遠足の楽しみの一つなんだなと思い、バスレクが今までより大切に思えた出来事でした。
「実習生だから、 バスレク の準備はしなくても大丈夫~」なんて思っていては大間違い!
園外保育には実習時期に重なれば、もちろん同行します。
実際に就職したときに必ず役に立つ経験になりますから、進んで参加して楽しんできてください。
園児たちとたくさんコミュニケーションをとるチャンスでもあるんです!
実習生としてできることを考え、子ども達のためにとって楽しい遠足になるよう努めましょう!
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