タイトルを見て「えっ!違うの。」と思われた方も多いのでは。 4月から始まる新生活の中で、1番気になるものと言えば 給料 ではないでしょうか? 今回は、保育士として社会人になるなら知っておきたい 給料 の基本についてお伝えしていきます。
1. 給料 と給与が違うって知ってる?
実は私は知りませんでした。 給料 と給与の違い。
お給料をもらっても支給金額だけを確認して終わり・・・そんな社会人1年目でした。
でも社会人=大人。
自分のお金は自分で守らなくてはいけません。お金の知識はつけたもの勝ちです。
さて本題です。
給料 と給与の違いをみていきましょう。
給料 ・・・労働に対して支払われるお金
給与・・・お金以外にも物品として支給されたものを含む
簡単に言うと 給料 =お金、給与=お金+物です。
今回は、この 給料 についてみていきましょう。
2. 給料明細に書いてあること
給料明細をじっくりみたことありますか?
アルバイトなどをしたことのある方なら目にしたことはあるのではないでしょうか。
給料明細には決まったフォーマットがないので各園で給料明細の形は違うとは思いますが記載されていることは基本的に同じです。
給料明細に記載してあることは、大きく分けるとこの3つになります。
給料明細の3つの項目
・勤怠
勤務日数、欠勤日数、残業時間など実際に勤務した日数
・支給
基本給、残業手当、資格手当など勤務先から支払われる金額
・控除
社会保険、健康保険、雇用保険、所得税、住民税など給与から天引きされる金額
毎月、この項目に基づいて給料明細は作成されます。
また、給料明細の中には、さまざなな用語がでてきます。
覚えおきたい基本的な用語
・基本給 給料 の基本となる金額です。この金額を基準に手当や控除分を差し引きしたも
のが手取りの給料になります。
・残業代 時間外労働について支払われる賃金のこと。
・手当 基本給や残業代以外に支払われる各種手当です。
手当にはさまざまな種類があり、住宅手当や通勤手当、資格手当など
各園がそれぞれに規定し支給しているものです。
※保育士資格を持っていると資格手当のつく園もあるので要チェック
・社会保険 健康保険・厚生年金保険・介護保険の3つの公的保険で構成されています。
保険料は事業所と被保険者が半分づつ負担します。
・雇用保険 失業や退職などにより、働けなくなった場合に保険給付が行われるもの。
一定の条件を満たした人が加入でき、保険料は 給料 からの天引きとなります。
・所得税 所得に応じて納める税金。
こんなにたくさん書いてあってもわからないというのが素直な気持ちではないでしょうか。
今はたくさんお金に関する本が出ています。
本屋さんで中身を確認し自分が読みやすいお金の本を1冊購入して読み進めれば自然に知識も増えていくのでおすすめ。
本格的にお金についての知識をつけるには、ファイナンシャルプランナーの参考書もよんでみるとおもしろいですよ。
社会人1年目の今だからこそ勉強しておけばこれから先も役に立つこと間違いなしです。
3. 保育士がしっかり確認しておきたいポイント
給料明細をもらったらしっかりと確認しておきたい項目があります。
まずは、勤怠について日数など間違いがないかどうか、残業時間に漏れはないかなど
支給金額に関わる部分をしっかりと確認しましょう。
保育士はシフト制なので、残業や勤怠の管理を自分でもメモや手帳に記入し管理しておくと安心です。
毎日管理するのは大変・・・と思うかもしれませんがタイムカードと手帳やメモの二重確認ができれば間違いなどにもすぐに気づくことができます。
そして、漏れや間違いなどがあれば、必ず確認することが大切です。
お金のことってなかなか言いづらいですよね。
もし、本当に間違っているのか心配な時は、先輩の保育士に確認した上で経理担当者に伝えてもいいかもしれません。
また給料明細は念のため2年程度は保管しておくといいでしょう。
紙で給料明細を渡される場合は、そのままファイリングするのもよし、データで確認する園であれば、そのデータを自分のパソコンなどに転送し保管すると安心です。
お金の話ってなぜかしにくいですよね。
だからこそ、しっかりとした知識をつけて自分のお金を守っていきましょう。
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