中でも大きな行事は、園内または宿泊施設に子ども達が宿泊する「 お泊まり保育 」。
• 友だちや保育士との触れ合いを通して思い出を作る
家族と離れて身の回りことを自分でこなすと、自立心を育み、自信を持てるようになります。
お泊り保育 は年長クラスで行われることが多いです。来年小学生になることから、卒園すると離れ離れになる子もいるでしょう。思い出を作るうえでも、大切な機会になりそうですね。
また お泊り保育 の中で行われるレクリエーションも、特別な体験となります。
2. お泊り保育 の前に…配慮することは?
親元を離れて一泊するのは、子どもにも保護者にも不安が大きいものです。
個々の心配事への対応を、事前に園から保護者へ説明をしています。
食事のこと、お風呂のこと、睡眠のこと、おねしょのこと…。しかし、なにより保護者の安心に繋がるのは「子どもが お泊り保育 を楽しみにしている」ということです。
子ども達には事前に保育の中でこのようにお話しいていきます。
「8月〇日はなんの日かな?…そう、 お泊り保育 の日です!
お父さんやお母さんと離れて眠るのはドキドキするけれど、先生も友だちも一緒だから大丈夫。大きなお風呂にもみんなで入るよ。」
「 お泊り保育 ではこんなふうに過ごします。(スケジュールを書き出して説明する)
いつもと違った楽しい遊びをたくさんするから楽しみにしていてね♪」
「今日はお泊りごっこをしてみましょう!」
POINT
・生活面の不安を取り除き、期待感がもてるような言葉かけ
・当日のスケジュールを細かく伝える
・お風呂、寝る、食事作りなどをごっこ遊びで練習する
また お泊り保育 に関連した
絵本や紙芝居を読んで期待感を高めることもしていきます。
3. お泊り保育 のレクリエーションのアイディア
お泊り保育 では、友だちといっしょに夕飯を作ったり、お風呂に入ったりと日常生活に近い活動を行う園が多いかもしれません。
そこにいつもと違ったレクリエーションの活動をプラスするとより楽しいものに。
・ 宝探し、ウォークラリー
園内または宿泊施設に隠されたお宝やクイズを見つける、宝探しゲームやウォークラリー。
子どもの興味に合ったテーマでの宝探しの導入や、子ども達の好きな絵本やキャラクターに関するヒントをもとに進めます。チームや友だちと協力してお宝を見つけることで、仲間意識や協調性の芽生えにつながるかもしれません。
怪盗からの挑戦状、絵本のキャラクターからの手紙という形で、子ども達が物語の世界に入り楽しめるような準備をしたいですね。
・ お化け屋敷、肝試し
少し暗くなってきたら、お化け屋敷や肝試しをしてもいいですね。
怖いイメージのあるお化け屋敷や肝試しですが、「みんなで探検!」程度の気持ちで行います。怖いと感じる子どももいるので、お化けをテーマにした明るい歌や絵本で導入して、明るく楽しい雰囲気で。
お化け屋敷をする場合は、事前に作っておきます。
段ボールやスズランテープのような身近な素材を使って、お化け屋敷を子ども達と一緒に作ってもいいですね。
・キャンプファイヤー、キャンドルサービス
夜ならではのキャンプファイヤーやキャンドルサービスも人気!
火を囲んでちょっとしたゲームをしたり、ダンスをしたり、唄ったり…。
キャンプファイヤーの大きな炎や、暗い中で揺れるロウソクの火はとても幻想的。いつもとは違う雰囲気で、
思い出に残る体験になりますね。
4. 実習は行事とのつながりも意識して♪
この時期、子ども達は お泊り保育 のことを考え毎日ウキウキ、ソワソワしていることでしょう。
保育実習に行ったら、お泊り保育 について子ども達に聞いてみてくださいね♪
お泊り保育 を話題にすると盛り上がり、子ども達との距離が近づくかもしれません。
また、責任実習での製作活動や絵本を選ぶ際、 お泊り保育 に関係したものを選ぶと関心を持てますよ。
ぜひ、いつか経験する「 お泊り保育 」のイメージを膨らませてみてくださいね♪
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