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【保育】3歳児からOK!食育クッキングのねらい・メニューアイデア・注意点まとめ

食育
保育の食育クッキングにチャレンジ!クッキングのねらいや年齢別おすすめメニューアイデア、実施するときの注意点などをまとめてご紹介します。食育の活動としてクッキングを取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
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1. 保育に取り入れたい食育クッキングのねらいは?
2. 食育クッキングのメニューアイデア3選
①3歳児も「できた!」が嬉しい【ホカホカおにぎり】
②4歳児からおすすめ!楽しい食育おやつ【型抜きクッキー】
③4歳児からみんなで作る本格定番クッキング【カレー】
3. 食育クッキングを取り入れるときの注意点
・クッキング計画段階での注意点
・クッキング当日の注意点
4. ほいコレinfoは保育のミカタ♪役立つ情報をゲット!

1. 保育に取り入れたい食育クッキングのねらいは?

食育クッキングのねらいは、
調理作業を通して子どもが食に興味関心をもつことです。
食育クッキングのねらい一例
・調理する楽しさや達成感を味わい、自信につなげる
・食材の特性や扱い方を知り、興味を広げる
・クッキングを安全に行うために必要なことを知り、実践する
・自分たちで調理したものを食べる喜びを感じ、共感し合う
・調理する大変さを知り、感謝の気持ちをもつ   など
クッキングは安全や衛生面を最優先とした上で、
年齢・発達に応じたねらいを設定しましょう。

2. 食育クッキングのメニューアイデア3選

①3歳児も「できた!」が嬉しい【ホカホカおにぎり】

「おにぎり」は身近で親しみやすく、作りながらごはんの柔らかさ、温かさなどを味わえる簡単メニュー
握る工程のみなので、3歳児クラスから取り入れられます。
また、おにぎりはアレルギー対応の心配が少ないメニューなのも取り入れやすいポイントです。
【準備】
ラップ
【材料】
ごはん、塩、ふりかけ、ごま など
【手順】
①ラップにごはん(味をつけたもの)を少量乗せ、軽く包む。
②ラップごとおにぎりを握る。
【ポイント】
・衛生面を考慮し、必ず作ったものは本人で食べるようにしましょう
・やけどをしないよう、子どもに配る際はごはんの温度を確認しましょう。
・ごはんの量は子どもの手の大きさ、食べる適量を考えて調節します。
・ラップを使わず直接手で握る場合は、個人用に水を用意して手を濡らしてから握りましょう。
・白(塩)、赤(ゆかり)、緑(わかめ)など味や色を変えて作るのもおすすめです。

②4歳児からおすすめ!楽しい食育おやつ【型抜きクッキー】

「クッキー」はこねたり、型抜きしたりする楽しさを感じられるおすすめメニュー
生地作りの工程ではしっかり混ぜる必要があるため、4歳児クラス後半からおすすめです。
小麦、牛乳のアレルギーがある子どもがいる場合は、実施を避けるか、材料を見なおす必要があります。
【準備】
ジップ付きビニール袋、クッキングシート(15×15㎝位、裏面に記名) 各人数分
【材料】
薄力粉、砂糖、バター、牛乳(分量は「食事摂取基準」をもとにした計算が必要なため栄養士さんと要相談)
【手順】
①ビニール袋に材料を順番に入れ、ビニールの上からよく混ぜる。
②生地全体が混ざってまとまったらビニール袋のままめん棒で伸ばす(4〜5mm程度)。
③袋を割いてそのままクッキーの型抜きをする。
④クッキングシートにクッキーを乗せ、オーブンで焼く。
【ポイント】
・衛生面を考慮し、必ず作ったものは本人で食べるようにしましょう
・めん棒で伸ばす前に生地が十分に混ざっているか保育者が確認するとよいでしょう。

③4歳児からみんなで作る本格定番クッキング【カレー】

「カレー」は調理がシンプルで完成するまでの工程を楽しめる、子どもに人気のメニュー
本格的な食育クッキングを楽しみたい!というときにおすすめです!
カレーは鍋を使ってクラス単位で調理するメニューのため、衛生面の配慮がより必要になります。
身支度や手洗いの徹底、衛生的な調理スペースの確保など、
衛生面で必要な配慮を必ず確認、実施しましょう。
【準備】
鍋、IHクッキングヒーター、へら、おたま 各必要数
【材料】
人参、玉ねぎ、じゃがいも、豚肉(鶏肉)、水、カレールー、油
【手順】
①鍋に油を敷いて温め、豚肉を炒める。
②玉ねぎ、人参、じゃがいもの順に追加して炒める。
③水を入れて煮込む。
④火を止めてカレールーを溶かす。
⑤5分程かき混ぜながら煮込む。
【ポイント】
・野菜は事前に調理室で切っておいてもらうとよいでしょう。(5歳児クラスでクッキングに慣れている場合は切る工程から行っても◎)
・肉は十分加熱する必要があるため、火の通りやすいひき肉を使うのもおすすめです。
一つの工程を数人で交代して体験できるようにするとよいでしょう。
 例)豚肉を入れて炒める…3人、玉ねぎを入れて炒める…3人

3. 食育クッキングを取り入れるときの注意点

・クッキング計画段階での注意点

食育クッキングを実施するときは、ガイドラインなどを参考にしながら安全面、衛生面に留意した計画を立てる必要があります
①食物アレルギーの有無を確認する
②実施可能なクッキングの内容を施設長、栄養士、調理師などと確認する(マニュアルのある場合は要確認)
③実施する内容、手順は年齢や子どもの実情に合ったものかどうかを十分検討する
④園全体の職員にクッキングの内容を周知、当日の職員体制を確認する
⑤家庭へのお知らせ(日時、内容、持ち物、体調、爪切り、髪型など)を作成・配布する
食物アレルギーをもつ子どもがクラスにいる場合、
食育クッキングの実施は慎重に計画する必要があります。
アレルギーの原因となる食材を含むクッキングは避け、
全員で同じ活動ができるメニューを選ぶようにするとよいでしょう。
また、クッキングの実施可能範囲の確認を施設長や栄養士、調理師などと打ち合わせ、
計画が決定したら園全体での周知も必要です。
そして、家庭への説明も掲示や手紙を使って丁寧に行いましょう。
準備してもらう持ち物の説明は写真や絵、実物などを使って説明するとわかりやすいと思います。

・クッキング当日の注意点

当日は子どもの体調や状況を見て、計画通りクッキングを実施できるか検討・判断します
実施する場合は安全面、衛生面への配慮を十分に行いましょう。
①当日の子どもの体調や爪の状態、持ち物の確認などを行う
②作業スペースは安全性、衛生面に留意して設置・消毒をし、子どもの待機スペースと分ける
③職員、子どもは十分な手洗い、手指の消毒をする
④作業中は子どもの傍につき、怪我や事故の無いよう指導する
当日体調不良の子どもが多い場合は実施を延期するのが望ましいでしょう。
咳をしている子どもが多かったり、嘔吐や下痢など胃腸炎が疑われる子どもがいる場合は要注意です。
また、クッキングを実施するときは室内の環境設定も重要です。
作業スペースと待機スペースの間隔を十分にとり、子どもの動線を考えた配置を意識します。
作業中は待機している子どもの集中力が途切れやすくなると思います。
子ども達にも、やけどなどの事故や食中毒を防ぐために必要な「クッキングするときのお約束」を伝えるようにしましょう。

参考:厚生労働省 児童福祉施設における食事の提供ガイド(平成22年3月) 43ページ 「5 調理実習(体験)等における食中毒予防のための衛生管理の留意点」

クッキング

4. ほいコレinfoは保育のミカタ♪役立つ情報をゲット!

今回は、食育クッキングをテーマに、ねらいやメニューアイデア、注意点などをまとめてご紹介しました。
ほいコレinfoでは他にも、保育にすぐ活かせる遊びの記事やお悩み解決につながる記事がたくさんあります
保育の「困った…」がある方や、アイデアに「悩んでいる…」という方は、
ぜひ参考にしてみてください。
クッキング
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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