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【保育の豆知識】 冬至 ってなに?子ども達にはどうやって伝える?

冬至
保育に役立つ豆知識!今回のテーマは、『 冬至 』です。 冬至 という言葉は知っているけれど、その意味や風習はよくわからない…という方は必見♪意味や風習の簡単な解説、子ども達への伝え方などをご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい♪
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1. 保育に役立つ豆知識を知ろう♪

ほいコレでは、保育に役立つ情報をたくさん発信中!
保育に役立つ豆知識をお伝えするシリーズ、
今回のテーマは、『 冬至 』です。
 冬至 という言葉は知っているけれど、細かい意味まではよくわからない…
なんていうことって結構ありますよね?
子ども達に伝えることも含めて、
まず自分でしっかりと理解しておくと、色々な場面で役立つと思います♪

2. 『 冬至 』の意味や由来を簡単解説!

 冬至 は12月21日頃ですが、太陽の動きをもとに決められているので、
その年によって若干ずれることがあります。
ちなみに、2024年の 冬至 は、12月21日ですが、2023年は12月22日でした。

◆『 冬至 』は二十四節気の一つ

 冬至 は、『二十四節気』という一年を24分割した季節を表す言葉の一つです。
二十四節気とは

約15日ごとを一つの区切りとして、太陽の動きをもとにして1年を24に分けて表したもの。春分、夏至、秋分なども二十四節気の一つ。

 冬至 は、日本を含む北半球で一年のうち太陽が出ている時間が一番短い日です。
つまり、昼よりも夜の時間の方が長くなります。
ちなみに…
春分(3月21日頃)は、太陽が出ている時間と沈んでいる時間の長さがほぼ同じ日。
夏至(6月21日頃)は、 冬至 とは逆で、一年のうち太陽が出ている時間が一番長い日。
秋分(9月23日頃)は、春分と同じで、太陽が出ている時間と沈んでいる時間の長さがほぼ同じ日。

◆『 冬至 』にまつわる風習

 冬至 というと、「かぼちゃ」「ゆず湯」が有名です。
なぜ「かぼちゃ」と「ゆず湯」なのかを簡単に解説します。
【かぼちゃを食べる意味】
かぼちゃは、本来気温が高い時期に作られる野菜です。
収穫してからの保存性が高く、冬の時期まで食べることができるので、
昔は貴重な冬の栄養源だったのだそう。
かぼちゃには、身体を温める作用があるβカロテンや、
ビタミンB1、B2、C、E、食物繊維をたっぷり含んでおり、
免疫を高めて風邪を予防するのにピッタリな食べ物。
 冬至 の日に、かぼちゃを食べて体力をつけるとともに、
厄除けとしてのゲン担ぎの意味も含めて親しまれてきたそうです。
【ゆず湯に入る意味】
 冬至 に合わせてゆず湯に入ることは、江戸時代から続く風習。
11月頃からが旬のゆずですが、
その香りの強さから厄除けとしての意味合いや、
湯治(お湯につかって療養すること)」「融通がきく」などの言葉との語呂合わせから、
 冬至 でのゆず湯が親しまれていったようです。
ゆずには、風邪の予防に効くビタミンCや、
血行を良くする効果やリラックス効果もあるため、
寒い時期にゆず湯につかることは理にかなっているのですね。

3. 子ども達にはどう伝える?伝え方のポイント

12月の 冬至 が近づいてきたら、
子ども達にも 冬至 について簡単に伝えてみましょう。
伝える時は、子ども達にもわかりやすく
イメージしやすい言葉を選んで話すようにしましょう。
また、冬至 がテーマの絵本を読んだり、
かぼちゃ料理の写真を飾ったりしても良いですね♪
伝え方の例
みんな「 冬至 」って言葉を知っているかな?
 冬至 というのは、一年の中で一番お日様が出ている時間が短くて、
一番夜の時間が長い日のことをいうんだよ。
夏はお日様の出ている時間が長くて、
夕方でもまだ明るかったと思うんだけど、
冬になると夕方でもすぐに暗くなってしまうよね。
こうやって、一年の中で季節によってお日様の出ている時間の長さは変わっているんだよ。
今年は、12月21日が 冬至 です。
 冬至 を過ぎると少しずつだけど、またお日様の出ている時間が長くなっていきます。
 冬至 の日は、昔から風邪予防のために栄養満点のかぼちゃのお料理を食べたり、
体を温めるためにゆずをお風呂に入れた「ゆず湯」に入ったりします。
お家でやってみた人は今度先生に教えてね。
『 冬至 』がテーマの絵本
『ぽかぽか ゆずおふろ』
すとうあさえ 文  あおき ひろえ 絵  ほるぷ出版
 冬至のゆず湯がテーマの絵本です♪

参考:ほるぷ出版 『ぽかぽか ゆずおふろ』 すとうあさえ 文  あおき ひろえ 絵

いかがでしたか?
今回は、保育に役立つ豆知識をお伝えするシリーズとして、
『 冬至 』についてご紹介しました。
意味や風習について子ども達に伝えるのは、
少し難しい場合もあるかもしれません。
しかし、保育の中で古くからの行事や習慣を子ども達に伝えていくことは、
とても大切だと感じます。
今は色々な家庭の状況があるので、
家庭では経験しないような行事、習慣もたくさんあるでしょう。
だからこそ、保育を通して色々な知識情報を伝えたり、
子ども達が実際に体験したりすることで、
子ども達の感性を豊かにし、興味関心を広げていけるのだと思います。
ぜひ、保育の参考にしてみて下さいね♪
冬至
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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