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【保育】製作の技法『 デカルコマニー 』とは?やり方や作品例もご紹介♪

デカルコマニー
保育の実践ですぐ役立つ!製作の技法をご紹介します♪今回ご紹介する技法は、『 デカルコマニー 』です。 デカルコマニー のやり方やポイント、 デカルコマニー を使った作品例なども載せていますので、製作活動の参考にしてみてくださいね。
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1.製作の技法『 デカルコマニー 』とは

ほいコレでは、保育に役立つ情報をたくさん発信中!
今回のテーマは、保育の製作遊びに使える技法『 デカルコマニー 』です。
『 デカルコマニー 』とはどのようなものか知っていますか?
まずは、『 デカルコマニー 』について簡単に解説します♪
デカルコマニー とは?
『 デカルコマニー 』とは、フランス語で「転写する」という意味の言葉からきています。
絵の具を紙で挟み込んで転写し、絵の具が混ざりあった模様を作り出す技法です。
絵の具の固さや、色味によって、様々な混ざり具合を楽しむことができ、
紙を開いて見る時のワクワク感や、驚きが感じられるような技法となっています。
それでは、『 デカルコマニー 』を行う時に準備するものや、
やり方をご紹介していきます。

【準備するもの】

・絵の具
・筆
・画用紙
ポイント
・絵の具は、水彩絵の具でOKです♪
・画用紙は、絵の具の色味をわかりやすくするため、白色を使うのがおすすめ。

【やり方】

① 画用紙を半分に折り、折り目を付ける。
② 画用紙の折り目の左右どちらかにだけ絵の具をのせる。
③ ②で絵の具が付いていない方側の画用紙を、折り目に沿って半分に折り、画用紙で絵の具を挟み込む。
④ 半分に折った画用紙を手でやさしくなでる。
⑤ 画用紙を開き、完成♪
↓絵の具の水分量をもっと多くした場合の混ざり具合
ポイント
・絵の具の固さによって作品の風合いが変わります。
利き手の方向に絵の具を置いて、画用紙の利き手側に絵の具をのせるようにすると、絵の具が別の場所に垂れずに済むのでおすすめです。

2.製作におすすめ! デカルコマニー の作品例

次に、『 デカルコマニー 』を使った製作の作品例をご紹介していきます。
保育の製作活動に取り入れてみてはいかがですか?

【作品例① カラフルちょうちょ】

保育室が華やかに!
デカルコマニー で、素敵なちょうちょを作ってみましょう♪
対象は、3~4歳児です。
≪材料≫
・ デカルコマニー で準備するもの(画用紙はちょうちょの羽の形に切っておく)
・ちょうちょの顔、からだ部分の画用紙
・モール
・ペン
・のり
・テープ
≪作り方≫
① ちょうちょの羽の形の画用紙に、 デカルコマニー で模様をつける。
② ちょうちょの顔を書く。
③ モールで触角を作り、頭の部分にテープでくっつける。
④ 顔と胴体、最後に羽をのり付けする。
⑤ カラフルちょうちょの完成♪
≪ポイント≫
・ デカルコマニー の工程の後は、絵の具を乾かさなければいけないので、少し時間を置いて続きを進めるか、2日に分けて活動を行うようにしましょう。
・材料をハサミで切る工程から始めるなど、工程を工夫することで5歳児でも楽しめます。

【作品例② カラフル傘のモビール】

梅雨の時期にピッタリ♪
 デカルコマニー でカラフルな傘のモビールを作ってみましょう。
対象は、5歳児です。
≪材料≫
・ デカルコマニー で準備するもの
・モール
・しずくのパーツ
・キラキラテープ
・傘の型紙
・えんぴつ
・はさみ
・テープ
・のり
≪作り方≫
① デカルコマニー で模様を付けた画用紙に、傘の型紙を当てて4枚分型を取る。
② ①で取った型に沿ってハサミで切る。
③ ②で切った傘4枚を半分に折り、折り目をつける。
④ モールを折り曲げ、傘の持ち手のように片方の先端をカーブさせる。
⑤ ④のモールを、傘の紙(裏側)の折り目に沿ってテープで貼り付ける。
⑥ キラキラテープの片端を、⑤とは反対端(傘の先端部分)にテープで貼り付ける。
⑦ 傘4枚を背中合わせにして、のりで貼り付ける。
⑧ キラキラテープにしずくのパーツを貼る。
⑨ カラフル傘のモビールが完成♪
≪ポイント≫
・傘の型紙を取るのが難しそうな場合は、保育士が子どもと位置を決めながら型取りしてもOK。
・キラキラテープの他に、リボンビニール紐などを使っても良いですね♪

3. デカルコマニー で製作を楽しもう♪

いかがでしたか?
今回は、保育の製作遊びに使える技法『 デカルコマニー 』についてご紹介しました。
『 デカルコマニー 』の基本の工程だけでもじっくり楽しむことができますが、
そこから展開していくことで、
さらに面白い作品が出来上がると思います。
製作の技法を色々と覚えておくと、
活動にもすぐ応用することができ、作品の幅も広がるはずです。
今回ご紹介した デカルコマニー を上手に活用して、
子ども達と製作遊びを楽しんでくださいね♪
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執筆者:たか 先生(保育教諭1)

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